ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

ギター奏法

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テクニックノート…人生、急ぐ必要はないのだ!

11月13日は日曜ワークショップでした。テーマは「ホセ・ルイス・ゴンサレス ギターテクニックノート」。9月〜11月まで三回にわけて、全内容を通したことになります。

テクニックノートはこちらの本です。

 
簡単にいうと、タレガが築いた近代奏法とその後リョベートやセゴビアなどによって発展していったギター奏法のエッセンスを学べる著作です。とはいっても、詳しい解説は皆無。使い方によっては「最良のテクニック本」になり、使い方を間違えば「指をこわす」危険性もある。

ということで、この講座を企画したわけです。9月からたくさんの方が参加してくれています。
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今回の中心テーマはスラー。そしてセーハと和音の移動。

とくに和音の移動は…この著作最難関のひとつです。実はこの本の「和音の移動」の章にはホセ・ルイス先生が「これをやれば完璧に指板上の和音の押さえ方をマスターできる」という方法が書いてありません。ヒントをチラ見せ。
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もう、この写真みて、わかる人はわかるとおもいます。要はこの本に書いてるのはコードネームでいうなら「Cmaj7」の和音だけです。それを、ドミナントセブンス、そしてマイナーセブンス、マイナーセブンス・フラット5に変形させていきます。そしてひたすらに指板上で変形させていく。。。

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うーん、面倒臭い…おそらくこの章をこの方法でやっていくと、早くても2年くらいかかるかなあ?ということを講義でいいました。

受講生の方、「え?2年も?」という表情。そこでホセ・ルイス先生にレッスンを受けていたときのアドバイスを思い出しました。20代半ば、留学中の僕はなかなか進歩していると感じられる悩んでいました。

「なんだか全然うまくなっている気がしません」とホセ・ルイス先生に言ったときにこう答えてくれました。

「毎日練習しているんだろう?10年後、20年後に満足できる演奏ができればいいじゃないか」と。

…その通りなのです。急いではいけない。もちろん、だらだらとやる必要はないのですが、ひとつずつ処理して練習して習得していくしかないのです。テクニック練習もまさにそうなのですよね。

今回、スラーに関しても、セーハに関しても、「特効薬」はないのです。正しい指の動きを何度も繰り返し、無駄をなくしていき、身体の動きを効率よく使っていき…そして積み上げて、修正し、「かた」ができてきます。

今回ワークショップをしていて、ホセ・ルイス先生から習ったことや先生の教えが蘇ってきました。そして、「ホセ・ルイス先生が自分のなかにいるなあ」と感じることができました。

人生、いそぐことはないのだ!…そう強く感じました。そして、ひたすらギター毎日触るしかないなあ、と。

さて、次回の日曜ワークショップは12/25です。同じくテーマはテクニックノートです。9月〜11月までのまとめです。いままで出席したかたは「まとめ」しましょう。まだ出席していないかたも重要なエッセンスはお伝えすることができます。是非、出席してください。

12/25(日)渋谷リフレッシュ氷川 多目的室C 9:30-12:00です。詳細内容については日曜ワークショップのブログをごらんください。



 


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ブログを続けることで学んだ事(発信すること)

さて、思い出してみると、このブログですが、2004年からスタートしています。なので、9年やっていることになりますね。

このブログを書いていて、学んだことはたくさんあります。

とりあえずは、悪い事よりも良い事のほうが多かったかな?…と。

正直に伝えたいと思っていることを発信してきました。「私の考え」をある程度は理解してから私のレッスンへ通ってくれる方が多いです。事前にブログをある程度読んでいただければ、スムーズにレッスンをスタートしていける利点もあります。またレッスンを通じて「あ、これはもうちょっとまとめて文章にして伝えた方が分かりやすいんじゃないかな?」と思い、ブログに文章をまとめる場合もあります。レッスンの事後フォロー的な内容になっていることも多いのです。

いずれにしてもクラシックギターを学ぶ人に共通の話題をテーマにしていることにはかわりありません。自分の演奏活動などについても、できるだけ「どのように考えたか」を入れて文章化するようにしています。演奏する人の思考を共有できれば、それはそれで学ぶ人にも役に立つだろうと思ったからです。

自分の考えを文章にまとめる…最初はたいへんな作業でした。「今日はあれを食べました!あそこに行きました!…楽しかったです!」…こういうブログにはしたくなかったからです。
音楽を言葉で表現するということもたいへん困難なことですし、思考のプロセスを文章にするというのも手間がかかります。

雑誌などに奏法についての解説を書く時もいつも悩みます。どのくらいのことまで書けるだろうか?…と。どのくらいのことまで書いて良いのだろうか?…という風にも考えます。いつも、このあたりは注意しています。どういうレベルの読者が読むのだろうか?…いつも想像しなから文章を書いています。

こういうことを考えると、思い出すブログ記事があります。

これです。

「ラグリマ」の解説について

ホームページに発表した「ラグリマ」の解説について、とあるブログで「こんな面倒くさいことを考えて弾かなければならないならば、ギターは面倒だなあ」という主旨のことを書かれたので、それについて反論した記事です。

2005年の文章ですね。若い(苦笑)。固いなあ、文体が。そういう意味でも懐かしいのですね。このときはまだ「文章で伝える事のリスク」が分かっていなかったんでしょうね。だから、必死で反論している。

結局、文章で「どこまで書くか」「どこまで掘り下げるか」というのは書き手の判断です。深く掘り下げるのがプロの仕事なので、当時の僕は必死で掘り下げたのでしょうね。

レッスンをしていても、結局は生徒さん本人の知識と経験のレベルでしか理解してくれません。その人の知識と経験をしっかりと見極めて、そこからちょっと上のレベルにいけるように導くのがレッスンです。これは文章と一緒ですね。

どこまで伝えるか、どこまで教えたらいいのか?…この観点でレッスンをしていかいないと、生徒さんのキャパシティを越えてしまいます。先日アップしたブログ記事の「教え惜しみ」ではないですが、しっかりとその生徒さんの実力を判断し、ひとつ上のレベルに導いてあげなくてはいけません。

そんなこともブログから、そして考えを文章にすることから学びました。

書いていくこと、そして、それを継続することで思わぬ「学び」を得ることができますね。とりあえず、このブログ、10年続けてみます。なんでも10年続けると学ぶことは大きいはずです。



 


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ジストニアと演奏家

さて、「あづみ野ギターアカデミー」無事終了しました。レポート&感想は後日に。ところで、昨日久しぶりに銀座のヤマハへ行ってきました。ちょっとしたリサーチと買い物があったのですが、そこで発見した本がこれです。

どうして弾けなくなるの?: <音楽家のジストニア>の正しい知識のために
どうして弾けなくなるの?: <音楽家のジストニア>の正しい知識のために
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演奏障害において「ジストニア」と呼ばれる症状を解説した本です。腱鞘炎とは別のものです。最近までは腱鞘炎と混同されることも多かったですが、最近ははっきりと区別されるようになってきました。マッサージをしても針をうっても腱鞘炎ではないので治らないのです。それがジストニアです。

私個人としても、周囲に「ジストニア」で演奏不能になったプロやプロ志望者も多く、実は生徒さんにも数人、「あ、そういう症状かな?」という方もいます。なので、自分なりに研究をしてきました。

それでも、やはりしっかりと体系的にジストニアの症状を分類したり、要因を書いた者は少ない…そういう状況だったわけです。

そして、とうとう翻訳が出版されたわけです!

今日はレッスンだったので、空き時間にさくっと通読しただけですが、かなりのことがわかりました。

教える立場として「基本的には間違った方法で教えてはいないかな?」ということだけは確認できました。自分なりに「身体構造の理に適った演奏法」を研究し、修正と実践を行ってきましたし、生徒へ教授する際にも応用をしてきましたが、(ゼロから教えた生徒さんに関しては)方向性は間違っていない事が確認できました。

普段から伝統的な奏法と現代的な奏法の中間点(?)で教えたり、自分の演奏への応用を考えたりしているわけですが、「鍛えられる部分」と「鍛えられない部分」があります。とても抽象的な言葉遣いをしてしまっていますが、このあたりが伝統的な奏法と現代的な奏法の長所であり弱点でもあります。

もう少し時間のあるときに上記の本を解読してみたいですが、このあたりをしっかりと既存の奏法(&練習法)を共存させていく作業には必須の本であると確信しています。

さらっと読むだけでも、クラシックギターの奏法の修正、練習法の是正に役にたつ本であると思います。理由は以下です。とにかく「クラシックギタリストの症例」が多いということです!(それだけ、クラシックギタリストが複雑な指の動きを要求されている…ということかもしれませんね)

あと、著者の方のファミリーネーム…ジャウメ・ロセー・イ・リョベー…この「リョベー」はllobetです。そうです、ミゲル・リョベートと同じ姓です。

なにか因果を感じませんか?まあ、リョベー(リョベート)はカタルーニャには珍しくない苗字ではありますが。。。

いずれにしても、もうすこしこの本を研究してみたいと思っています。そして、よりよいレッスンをしていこうと思っています!

15日の日曜ワークショップ&ギター連盟ユベントスワークショップ

次の日曜日は当教室主催の日曜ワークショップ、そして午後はギター連盟ユベントス主催のワークショップです。

まずは当教室のワークショップの内容です。


2011年5月15日 午前9時30分〜12時

講師:富川勝智


講座名:カルリ45のエチュードを研究する〜Part1 

内容:全音版カルリ45のエチュードは「ギター奏法」の段階的な学習において、その音楽内容とともに優れたものといえます。右手、左手それぞれのギターテクニックについてこのエチュード集をもとに再検討していきます。全2回にて行います。ギターテクニックの初歩についてまったく基本から解説していきますので、これまでワークショップに参加してこなかった方も是非お越しください。初心者の方はギター奏法の学び方を、そして、中級者、上級者の方はギター奏法のブラッシュアップに、そしてプロとして教授活動している方には「メソッド」としてのカルリのエチュードの用い方を学べるような内容としていきます。

準備物:全音版「カルリ45のエチュード」、ギター、足台

申し込み:当日会場にお越しください。初めての方はメールをください。



カルリ45のエチュードを用いてギター奏法について考えていきます。みなさんが考えている以上にカルリ45のエチュードは重要な教材であると私は考えています。

今まで数多くの生徒さんのレッスンにおいてこの教材を用いてきましたが、実にすばらしいものです。基本的にシンプルなものが多いので、独学でやるのには危険が多い教材ともいえます。しかし、ギターの基本奏法に配慮して学習していけば、一生涯使える「正統的なテクニック」のベースメントを養うことができます。

その学び方について、基本的なギター奏法の解説をしながら、ワークショップを行っていきます。

今のところ全2回で終わらせる予定です。

カルリ45のエチュードは全音版をご用意ください。

カルリ 45のエチュード 全音ギターエチュードシリーズ 3
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さて、ギター連盟ユベントスのワークショップについては下記サイトをご覧ください。

http://g-workshop.jimdo.com/


ギター史とギター和声についての講義です。回を追うごとに内容も深まってきます。問い合わせなども上記サイトをご覧ください。




 


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富川勝智

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手の絵を書いてみる〜骨を「掴む」

http://lleedd.com/blog/2011/02/18/draw_your_hand/

上記記事まずは読んでみてください。シンプルですが、手の構造について非常に理解できると思います。

いつも奏法についてのレクチャーをやるときに手の構造を受講生の方に知ってもらうことからスタートします。ほとんどの人は上記のブログに手のひらがお団子でその先に指があるように描いてしまう・・・つまり、そういうイメージで指というものを捉えているのです。

手首の近くにあるCMC関節というものの機能は最近いろいろと(自分で)分かってきたところです。

もちろん、この関節が「ある」のは分かっていますよ。そして、それは解剖学の本を読めば一発でわかるでしょう。上記のブログの記事を読んで、「なるほど!」と思える人であれば、あとは知識で裏づけしていけばよいだけです。

しかし、この関節の機能がギター奏法において「どのように応用されてきたのか?」「名手たちはどのようにしてそれを実際の演奏に用いてきたのか?」・・・このことがギターを教える立場としては興味があるわけです。この点についての理論的にきっちりと説明をしてくれた人もいませんし、教則本なども皆無です。

もちろん、今まで私が師事した人、周囲にいるギタリストの方で「ヒント」を与えてくれた方はいます。このヒントの裏づけが私としてはほしいわけです。

それをやっと奏法理論にまで体系付けができてきたということです。その理論化したものを生徒さんとのレッスンで応用し、ある程度の実感を得ています。もちろん私自身の演奏においても普段から基礎練習などをやるとき、楽曲を練習するときに応用するようにしています。

いずれにしても上記の「手の絵を書いてみる」ということは指を使う職業の人(音楽家の方)であれば、やってみるとよいと思います。まずこの時点で「自分の指の構造を誤読していては」正しい弾き方は身につかないでしょう。

なので、みなさん、是非トライしてみてください。

自分の指の骨の構造をシンプルにイメージすること(把握すること)から始めましょう。


シンプルであるけれど、「正しく」!・・・そこからより身体全体との連携を感じられる正しい奏法理論が導かれるのだと思います。


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