ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

ギター教室

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

お仕事依頼&お問い合わせは下記メールへお気軽に!
tomikawaguitar@gmail.com

入会金免除+ひと月分の月謝無料!〜教室開設15周年キャンペーン実施中!

実は(こっそりと)教室開設15周年記念キャンペーンを行っております。

富川ギター教室へ今月入会の方に以下の特典があります。

「入会金免除+1ヶ月分の月謝無料!」

チラシ原稿


















今月中にご入会の方に限りです。今まで当教室では一切このようなキャンペーンを行っておりませんでしたが、15周年記念ということで、ひとりでも多くの方にクラシックギターの素晴らしさを知ってもらいたい!という想いから、このようなキャンペーンを行うことにしました。

また、今年からスペイン留学から帰ったばかりの林祥太郎を新しく講師として迎えました。月曜日を担当いたします。数多くの国内国際コンクールに優勝・入賞多数の実力派です。ぜひ、この機会に体験レッスンを受けてみてください。

3月のレッスン日は以下を参考にしてください。


林祥太郎(月曜クラス):3月23日、3月30日

尾野桂子(金曜クラス):3月20日、3月27日

富川勝智(火曜日):3月24日、3月31日

    (木曜日):3月26日

    (土曜日):3月28日


体験レッスン申し込みはこちらから!。
もしくは下記へメールを。
tomikawaguitar@gmail.com



 

左手は職人である!(明日のワークショップについて)

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左手は職人、右手は芸術家・・・我が師匠のホセ・ルイス・ゴンサレス先生がよく言っていた言葉です。

クラシックギターの左手のテクニックは複雑です。そして、レッスンをしていても「基本的な動作」ができていないがために、どたばたとしてしまってミスを招いている例が多いのです。

とはいっても、上の言葉のとおり、「研究して、しっかりとトレーニングしていけば、かなりのところまでいける」ということは言えると思います。

明日の日曜ワークショップは、左手のテクニックについて行います。なんとなく左手が不安定だなあ・・・押弦が間に合わないんだよなあ・・・という方、是非参加して「左手の基本テクニック」をチェックしてください。左手のトレーニング方法を教えます。

左手指の解剖学的な知識の確認からスタートします。これを知らないと「どこを支点に」押弦や離弦のアクションを行ったらよいのかがわかりません。誤解している人が多いので、まずは簡単に確認いたします。

その後、クラシックギターの基本的なポジションの「作り方」を教えます。クラシックギターという楽器は1ポジションがなかなかきついです。とはいっても、指の構造と基本的な考え方ができれば、少しずつ力を抜いてもポジションがしっかりと作れるようになってきます。

その後は左指の独立練習をやっていきます。そして左指の独立が楽曲のなかで「どうして必要なのか?」という点も、具体的な楽曲をみなさんで弾いていきながら確認していきます。

基本的なポジショニングと左指の独立の獲得が「押弦ミスを防ぐために」必須であることが理解できると思います。

詳細はこちらの日曜ワークショップブログにて確認してください。



 


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ブログ10周年!〜「石の上にも10年?」

たまーに、このブログのことを書いてやろうと思います。

なんと、この「ギターレッスンと演奏の日記from富川ギター教室」のブログですが…

本日2月15日で10周年!
↑滅多に使わない大文字

このブログの開始日が2005年2月15日でした。

これが最初のブログ記事。

とりあえずスタート! 

実はこの前にもブログはつけていました。

ギターレッスンの王道!

まだアーカイブは残っています。いまだにアクセスがあるようですね。

最初の頃は同時進行でやっていましたが、2006年中頃からこちらのlivedoorブログ一本になっていきました。

よくまあ、続いたものです。10年ですから。「石の上にも三年」っていうのが僕の座右の銘ですが、「石の上にも十年」…10年続けてみても、まだまだクラシックギターのことやレッスンのこと、自分の演奏についての考え…まだまだ書くことってあるものですねえ。そして、たくさんのことを勉強できました。

最初は活動日記的な感じでスタート。なので、タイトルに「ギターレッスンと演奏の日記」としました。演奏活動とレッスンの活動の記録を中心に更新していきました。途中から始めた「レッスン覚書」がなかなか好評だったので、それに追記する形で音楽表現や技術上のコツなどを書いていきました。

もちろん、現在も「私の活動記録」「レッスン活動の記録」であることには変わりありません。

私の考えていること、私の研究していること、私の音楽への想い…そういうものを素直に書いているブログです。

批判や中傷のメールももらったことがありました。いまだから言えますが、「こちらがこんなに一生懸命やっているのに、こんな誹謗中傷メールをもらうくらいなら、ギタリストやめちゃおうかな?」という経験も何度かありました。

とはいっても、このブログを続けてきて、良かったことのほうが多いのです。

私の考え方に興味を持って、習いに来てくれる方。ファンになってくれて、演奏会などに毎回来てくれる方…ブログの内容に感動して感謝のメールをくれる方…圧倒的に「よかったこと」のほうが多い。ギタリストとして演奏してきてよかったなあ…教えてきてよかったなあ…と思うことのほうが多かったです。だから、このブログも、ずっと続けられたのだと思います。

このブログを書いてきたことで学んだことはふたつあります。「考えをまとめる力」。そして、「発信しつづける力」です。

普段考えていること、演奏活動から考えたこと、教授の現場から得られたこと・・・たくさんあるものです。ですが、「もやもや」したもので、なーんとなく心の中にあるもので、そのもやもやを言語化していくと、輪郭が見えて来ることがあります。

はっきりと整理はつかないのですが、じょじょに霧が晴れてくる感じ…もしくは、頂上がぼんやり見える…という状態にもっていくことができるのです。喋ることもそうですが、書くことによってイメージが「アイデア」に変化してくるのです。この経験を得られたのは、やはりブログを続けた結果だと思います。

「発信しつづける力」もはっきりと、(今は)その大切さを理解しています。

プロになりたい!…という生徒さんにいうことは、「発信力」です。インプットしたものをアウトプットする。それができないと、第三者はだれも自分の存在に気づいてくれません。そして、その人がいくら「すごい考え」を持っていても、誰もそうとは思ってくれないのです。

なので、プロ志望の方やすでにプロで活動している人には「自分の活動をアウトプットする大切さ」を力説しています。

おかげで、ギター教室のほうにも生徒さんが来てくれます。演奏会にもちゃんと人が来てくれます。このブログ自体にもファンがいて、地方に行った際には「ブログ毎回読んでます!勉強になります!」と言ってくれる方がいます。

そういう自分がやっていることや考えていることが、自分が知らない人のところにも届いていて、なんらかの役にたっているという実感を持つことができた…このことがブログを続けて得られたもうひとつの財産です。

ということで、これからも富川勝智と富川ギター教室を今後ともよろしくお願い致します!



 


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表現力アップの秘訣!〜ヒントから実践へ!

明後日の2月15日に、「表現力アップの秘訣!」という講義を行います。
詳細→日曜ワークショップ「表現力アップの秘訣!」

いままで、いろいろな人にレッスンをしてきました。表現について以下のように考えている方がとても多い…。(こまったこまった)

1:「なんとなく」勘で、表現をつけている。
2:CDやYouTubeなどで演奏を聴いて「真似」をする。
3:表現は先生が教えてくれると思っている。

1について:ある程度、音楽をやっていれば、こんな感じだろうなあ…という「あたり」はつきます。ただし、そこに理由付けができなければ、ずっともやもやしたままになります。もしそのときの自分の勘に理由付けができれば、他の楽曲の解釈にもつかえるルールが発見できるかもしれません。

2について:「真似する」ことは決して悪いことではありません。自分が聴いた演奏やCDで「これいいなあ!」という表現をストックしていくことは、自分の趣味や嗜好を確認する意味ではとてもよいことです。しかし、もう一歩踏み込みたい。その奏者がどのようにしてその表現に辿り着いたか…考えてみる。そうすることによって、楽曲の新しい解釈が見つかることがあります。

3について:多くの人がこういう心構えでいます。レッスンを受け始めた最初はこれでよいのかもしれません。ですが、先生が教えてくれた表現をそのまま受け取っているだけでは「自分で表現を見つけていく」思考回路はできてきません。先生から習った曲しかきちんと弾けない…という方が多いですが、それは困りものです。
「どうして先生はこのように考えたのだろう?」と考えること。そして、良い先生は理由を教えてくれます。そして、自分でも理由を考える姿勢を身につけましょう。

以上のことを踏まえて、音楽表現を考えるヒントというのを5回に渡って連載しました。

音楽表現を考えるためのヒント1
音楽表現を考えるためのヒント2
音楽表現を考えるためのヒント3
音楽表現を考えるためのヒント4
音楽表現を考えるためのヒント5

レッスンを通じて、そして自分で多くのことを勉強することによって、「西洋音楽のルール」を見つけていってほしい。そして、自分で音楽を解釈する喜びを感じてほしいという思いで書きました。

「どこからどうやって考えていったらいいのだろう?」「どこから勉強していったらいいの?」という人が多いのです。だから、勘や他人の演奏のコピーをしてしまう。そして、「それなりに」うまく聞こえれば満足してしまう。どういう手順で楽曲を分析していったらよいかが道筋がわかれば、自分で表現を考えていく思考回路がじょじょにできてきます。

日曜ワークショップの「表現力アップの秘訣!」では、どこから攻めていったらよいか?…から説明します。音楽表現を自分で考えていきたいなあ!と思っている方は是非参加してください。

「魚を与えるのではなく、魚の捕り方を教えよ!」という諺があります。とても好きな言葉です。良い先生の条件でもありますが、私は音楽表現に関して「魚の捕り方」を教えたいなあと思っています。

まずは簡単に「表現」についてみなさんに考えてもらいます。

その後、実際の楽曲で演習します。考え方がわかったら実践あるのみ!

以下の曲を予定しています。
タレガのアデリータ
Tarrega_-_Adelita





ソルの小品
35-14


ソルのエチュード
セゴソル1




もし、お時間ある方は上記をちょっと練習しておくとよいかもしれません。
 

ということで、表現力についてヒントを得たい方…ぜひ日曜ワークショップ「表現力アップの秘訣!」に参加ください! 
詳細はこちら! 

 

音楽表現を考えるためのヒント4

表現力っていうのはなんでしょうか?そしてどのように学ぶべきなのか?ということをテーマに連載しております。(今のところ、5回まで連載するつもりです!)

今までの記事はこちら↓

音楽表現を考えるためのヒント1
音楽表現を考えるためのヒント2
音楽表現を考えるためのヒント3

ということで「音楽表現を考えるためのヒント」第四回!


今回はこの3つのうち、リズムについてお話ししてみたいと思います。
リズムについては、今までもこのブログで何回か扱ってきました。

例えば、以下の記事。
リズム・パルス・拍節を整理するために!
 

また日曜ワークショップでも、扱ってきたテーマです。
音楽の知識を得ること、そして実践すること 


今まで、個人レッスンやワークショップでずっと私が、言い続けていたことは「リズムとパルスと拍節をしっかりと定義づけてください」ということでした。音楽を専門に学んでいる方、教えている方でも、曖昧に定義付けている方が多いのが現状です。

では、順を追ってみていきましょう。

拍節とはなにか?について考えるためには以下の本が参考になります。


藤原氏の本は、拍節のプロポーションについて実に明快に説明しています。この本で述べられていることをもとに、指揮法の図形などを研究してみると勉強になると思います。 指揮法についてもいろいろな本がでていますが、藤原氏の自然リズムのプロポーションと近い発想をもっているのは以下の本です。

増田宏三
パンセ・ア・ラ・ミュージック
2003-05-29

増田 宏三先生の本は現在入手困難かもしれません。もし、古本などでも入手できれば、是非!…とてもわかりやすい「指揮法」のテキストです。

ベーシックな指揮法の本としては、これです。

【改訂新版】 指揮法教程
斎藤 秀雄
音楽之友社
2010-02-24


この本だけだと、堅苦しくて、わかりにくい…という方にはこの「斎藤式指揮法」の参考書としてこの本がおすすめです。


この高階正光さんの著書は「隠れ名著」だと思います。斎藤式指揮法を「どう教えるのか?」という観点から書かれています。生徒さんとの対話形式で書かれているので、何を注意したらよいのか…ということが読みながらわかります。

指揮法の本を中心に紹介してきましたが、指揮図形のプロポーションに「拍子らしさ=拍のプロポーション」が含まれています。このプロポーションを自分のなかにとりいれることで、二拍子らしいプロポーション、三拍子らしいプロポーションが理解されます。

指揮法を学ぶことは自分の身体のバランスを整えることにもつながりますので、楽器演奏全体にも良い影響を及ぼします。そのためにも指揮法の研究はとても有意義です。

さて、次はリズムについてです。

リズムとは何かを理解するためには以下の本が参考となります。

音楽のリズム‾その起源、機能及びアクセント‾ (要約版)
マティス・リュシー
中央アート出版社
2008-03-26


もう一歩踏み込んで「リズムとはなにか?拍との違いは?」ということを考察したい方には以下の本をお読みください。


 

ジゼール・ブルレによる定義は以下のようなものです。引用します。

「真性な音楽的なリズムとは自由リズムであり、正確にいえば繰り返しを逃れるリズムである。そこで行われるのは似たもの回帰であって、同一なるものの回帰ではない。=拍子は反復し、リズムは更新する」



上記の著作がリズム全般を考える上では必読と言えます。もう一冊、リズムを考える上で必読書があります。

音楽のリズム構造―新訳
G.W.クーパー
音楽之友社
2009-03-09


旋律のリズムについてよくまとまっている本です。認知心理学的なアプローチで書かれています(マイヤーはその分野での巨匠です!)。

音楽の認知心理学的なアプローチって何?という方は、以下のブログ記事を参照していただけるとちょっとわかるかもしれません。
期待と裏切り

上記記事から引用します。


上記のように一定のテンポで弾いていく場合も、テンポが詰まっていく場合もテンポが緩まってくる場合も「期待」があります。「あ、次の拍の点はここに落ちてくるな!」という「期待(予測)」です。しかし、それが「裏切られた場合」、聴き手の驚きを招きます。失望ですね。これはいずれにしても「緊張感」を導きます。


この期待と裏切りを音の長短の組み合わせ(つまり、リズム)で分析していったのが上掲書となります。最初わかりにくいかもしれませんが、じっくりと読んでみるとたくさんのヒントが得られます。

もう少し、このあたりを噛み砕いて知りたい方は以下の著作もおすすめです。


マイヤーの理論などについて、わかりやすく説明しています。

リズムというと伴奏の意味でしか知らない人が多いですが、旋律にもリズムがあります。そして、音楽において「リズムが一番大切」と言い切る人もいます。そのくらい大切なものですので、しっかりと勉強していってくださいね!


パルス、リズムと拍節、拍感…それぞれの用語を丁寧に各自定義を考えていってください。そして、楽曲の中で応用していってください。そうすることで「音楽は生命力の満ちた」ものとなります。

では、「音楽表現を考えるためのヒント5」へ続きます!

音楽表現に関しては、次回の日曜ワークショップでも扱います。 

表現力についてヒントを得たい方…ぜひ日曜ワークショップ「表現力アップの秘訣!」に参加ください! 
詳細はこちら! 

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