新学期!ですね。
実はここ数日、洗足学園音楽大学へ行っていました。
今年度からクラシックギター科の講師を務めさせていただきます。

4月1日は「新任教員ウェルカムパーティー」というのが、入学式後にありました。いってみれば、新任教員にとっての「入学式」ですかね。(4月2日は教員説明会&新任教員説明会でした。)

軽食やケーキなどがふるまわれ、学校関係者の方を紹介されました。

1時間ほどの会のあと、クラシックギター科の教員でちょっとした顔合わせミーティングのようなことをしました。原善伸先生を中心にクラシックギター科の展望を話しあいました。

その後、中庭にでて記念撮影をしようということになりました。

奇麗な桜が!













で、その前で新任教員のみで撮影を!










左から金先生、佐藤弘和先生、堀井先生、私、小林徹先生です。

自分でいうのもなんですが、洗足学園音楽大学クラシックギター科の講師陣…バラエティに富んでいますが、実にしっかりとしたメンバーだと思います。個人的に今までおつきあいしたギタリストの中でも、演奏能力、教授能力、人格…どれをとっても抜きん出ている素晴らしいメンバーだと思ったわけです。

原先生の人選は確かだなあ、と。私自身もしっかりとそれに応えられるようにがんばっていかねば!…この写真を見ながら、そう思いました。

思い返せば、昨年秋頃に原先生から「洗足で教えてみないか?」というお話を頂きました。その後、履歴書、経歴書を送付したり、人事との話し合いや擦り合わせを経て講師として任命され、決まったわけです。

その中で、大学で教えるのはどういうことか?…いろいろと自分なりに考えをまとめてきました。本を読んだり、自分なりに今までの教授経験から考えてみました。僕の強みっていうのは何だろうなあ?…何を教えることができるのかなあ?…と自問自答していきました。

簡単に言えば、「大学を出て、社会人としてやっていける力をつけさせてあげよう」と。それがシンプルな結論です。

音楽家であっても社会人です。音楽家、ギタリストとしての知識や技術はもちろん必要です。そして、大学四年間でたくさんのこと技術や知識を習得することができるでしょう。そして、それを世の中にどのように発信していくか?…どのように社会の中で「仕事」に結びつけて行くのか?…これを最終的には教えて行きたいと思ったわけです。

残念なことに演奏をするにしても、教えるにしても、それらを自分の言葉でかたり、整理し、しっかりと伝える形にしている人はクラシックギター界では極めて少ないです。つまり「学問」になっていない。「学問」というのは、知識や自分の経験を「普遍性のある形に整理し、だれにでもわかるものにすること」です。その段階まで行って、人々に「伝わる」かたちとなります。

僕はこのあたりは徹底的に意識してギタリストとして、そしてギター教師としてやってきました。この点に関してはとても自信があるのです。音楽表現にしても、奏法理論にしても、自分の中で徹底的に整理し、数多くの資料を集めています(おそらく、この世の中のクラシックギター奏法の理論書や主要な教本は古今東西ほとんど全て目を通しています)。

そして、そこから抽出したものを、現場のレッスンや演奏の場で用いています。私のレッスンを受けたことがある人であれば分かると思いますが、基本はとてもシンプルです。小学生でも分かる言葉で説明できます。でも、そこから枝葉が広げられるようなエッセンスを一番重要視してきました。

誰でも知識を生徒に与えることができます。そして経験も与えることができます。しかし、それを「社会に通用するもの」とするためには、それらを「万人に伝える形に昇華」する必要があるのです。その方法も含めて大学という場で教えて行ければと思っています。

多少、欲張りかなあ?とは思いますが、できるような気がしています。

なので、そういう意気込みのある方、本気でクラシックギターを仕事にしてみたいと夢見ている方…是非、私のところへどうぞ。(とりあえずは)気軽にご相談ください。

大学4年分の学費を卒業後4年間で取り戻す「考え方」は教えてあげられると思います。

(…と、とりあえず自分に喝をいれておきます!)

※もちろん、ふつーに気軽に習いたい方もいつでもどうぞ!



 


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