1. カルカッシ、パストラーレ。3拍子の基本、3拍目は吸気+1拍目(及び2拍目)呼気の感覚を身につけるのに理想的な楽曲。そのパターンが破られる部分にも注意。
  2. 音が出るタイミングを定めるために、指の関節の状態に注意を払うこと。
  3. アグアド、2声のエチュード。上の音を弾いて、下を歌う…またはその逆…スムーズにできるとよいのだが、これはなかなか難しい。最初の段階はまずは両声部を弾く。そして各声部をそれぞれ弾きながら、それを聴きながら歌う。次は両声部弾きながら、どちらかの声部をなぞるように歌う(言語習得におけるシャドーイングですね)。
  4. 消音。その時点の消音だけでなく、その後の低音は何弦を弾くか?によって間接消音か直接消音かを決める。
  5. 表現が自分でつけられない!…と嘆く前に、「良い演奏」とは何か?を考える。結構「演奏の3要素」は重要だ。
  6. ブロックスケールの練習。何のことはない、モードによる音階練習。練習していくと、音程感、ポジションの感覚が自然に養われてくる。
  7. 左手押弦を放すときのノイズに注意。またなれないうちは左手の脱力には時間がかかるということを意識。指を弦からゆっくりと放すという段階からスタート。
  8. ちょっとブランクのある生徒(仕事上の多忙でほとんどレッスンに来れなかった)。長い期間弾いていた曲は、意外に覚えているもの。最近やっても、弾いている期間がすくないものは、ほとんど忘却…やはりレパートリーは繰り返し復習しておくべきものだ。
  9. 表現を練り上げるときに、「他の人は上手いなあ」と思うのも大事であるが、それとは別に批評家として(もしくは自分が教える立場として)、他の人の演奏を聴くことも大事。
  10. 何故、歌うことが大事なのか?…これはその音を聞き取るためです。自分の身体の器官を使って「運動」として音を認識。そうすると脳みそがその音を具体的なイメージをもって処理してくれる。ここが大事かも。
  11. セゴビア編ソル、エチュード11番。意外にリズムをてきとーに取っている人が多い曲。スラー部分が装飾音のように打点の前からつっこんでいる人が多い。注意。
  12. タンゴアンスカイ。2拍三連の取り方。とにかく最初は分割。メトロノームにあわせながら練習。CDなどの音などを聴いて「なんとなく真似して」弾くことは避けたい。
  13. 目的をもって、ある曲を多方面から攻める。左手をできるだけ見ないように筋感覚に頼りながら弾く…とか、音色に集中して弾いてみる…とか、右手Pのタッチを考えながら演奏する、とか…。こういう目的をもった練習法は散漫な(何も目的がない)練習よりも、数倍効果があります。

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