ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

ジュリアーニ

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テルツギターとは?

さて、来週16日は押上にある天真庵でライブです。テルツギターと19世紀ギターでデュオでやります。

さて、テルツギターってなんでしょうか?

まずは写真をどうぞ。

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通常のギターよりは1音半高く調弦された小振りなギターで、1810年〜1820年頃に大変流行しました。テルツギターはウィーンで大変人気の高かった楽器で、そのためのアンサンブル曲が多数生まれました。つまり、カポタストを3フレットに装着すれば、通常のギターでもテルツギターの楽曲は弾けます。

テルツギターの曲を書いた作曲家(ギタリスト)として、ディアベッリ、ジュリアーニ、フンメル、レニャーニ、メルツなどがいます。また、ベートーヴェンの楽曲とテルツギターと通常ギターのデュオに編曲したものもあります(今回は演奏しませんが)。

独奏で使われることがほとんどなかった楽器ですが、ギターデュオ(通常はテルツギター&通常ギター)での演奏効果が当時の音楽家達を魅了したのでしょう。

その音楽の様式としては当時のウィーンの様子を伝えるレントラーや、ディアベッリ(ベートーヴェンの楽譜出版でも有名)などによる変奏曲があり、またメルツの作品においてはギターにおけるロマン派を体現するような和声と歌を生かす作曲書法が用いられています。


現在、ほとんどテルツギターは製作されていません。もしテルツギターの曲を演奏するならば、通常の楽器にカポタストを用いて音域をあげればよいのですが、もともと小振りな楽器の独特の音色や発音感は失われてしまいます。当時の音楽の雰囲気を再現するためにはやはりテルツギターを用いるしかないのです。

また、その楽曲を演奏してみれば、12フレットの音を効果的に使っていることが分かるでしょう。もし、通常のギターにカポタストを着けたとすると、押さえるべきフレットは15フレットになってしまいます。ネックとボディのジョイント部分をオーバーした部分を押さえなければならないので、だいぶ居心地が悪いです。
 

今回のこのライブでは、テルツギターは1880年イギリスにて製作された「プラッテン夫人為書きラベル」、通常ギターも19世紀に作られたものでパノルモ(1831年作)を使用します。

…ということで、来週です。ライブのご予約はお早めに!
お店のほうに予約を頂いても、私のほうにメールを頂いてもオッケーです。
tommig@livedoor.com



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新作テルツギター初お目見え!

テルツギターライブ

あいかわらず、こっそりとギター界を生きています。

またマニアックな企画をやってしまいました。演奏曲目もマニアックなら、実は「企画」もマニアックです。

おそらくクラシックギター界初!という企画をやってしまいました。

残念ながら、アーカイブが未処理・・・後半は音声のみ・・・という残念な結果になってしまったのですが、リアルタイムで楽しんでくださった方からの「声」は充分に届いています。

詳細は共演者の「尾野桂子のブログ」のほうで。

http://blog.livedoor.jp/ono_guitar/archives/1369223.html

というわけで、コンサートプログラムは以下でした。

ジュリアーニ:12のレントラーOp.92
ペトレッティ:喜遊曲
ディアベッリ:変奏曲 Op.57

ディアベッリ:第4セレナーデOp.96より「行進曲」
メルツ:3つのエレジー
ジュリアーニ:ボトポウリOp.67

オール「テルツギター&19世紀ギター」レパートリーです。

まだまだ未知のレパートリーがこの組み合わせにはあります。

テルツギターはクラシックギター製作家である高橋達男さんによるもの。プラッテン夫人為書きラベルのオリジナルテルツは今回はお休みで、現代の製作家による「富川勝智コンセプト」のテルツギターを演奏に使いました。

初お目見えです!

うーん、実にくっきりとしたカツゼツをもつ楽器だと感じました。もうちょい弾きこんで、幅を出していこうと考えています。

それにしても、ちょい前までアルカンヘル(モダンギターね)で演奏会をやっていたので、切り替えが・・・なんといってもスケールが違いますからね。指をせまっこくするのもなかなか技術がいるのです・・・。


しかし、デュオっていうのはいつやっても楽しいですね。

あと、ジュリアーニのOp.67は「のだめブーム」の今だからこそ、受ける!・・・というのを実感。ジュリアーニの遊び心満載の楽曲ですね。さあ、みなさん弾きましょー!・・・といってもやはりテルツでないと演奏しにくいです。

なので、みなさんテルツを買いましょう!・・・といい続けたギターコンサートでした。

さて、これからは5月14日のGGサロンコンサートに向けて、また「おっきなギター」に戻ります。うーん、がんばります!!


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レッスン覚書ミニ〜2009年2月2日〜3日

  1. ジュリアーニはベートベンのシンフォニー7番初演に参加している。このことが分かると、彼の音楽を解釈するのに若干ヒントが得られる。
  2. プランティングの発想は重要である。一本ずつの指をプランティングすることを考えて練習してみる。一音ずつ「必ず次に弾く弦を捉えてから」弾くのである。同弦を弾く場合はスタッカートとなってしまうが、これを癖づけると、「指が次に弾くべき弦に向かっていく」感覚を得ることができる。これが重要。
  3. ソル、エチュード1番。セゴビア運指を活かす場合の「音を残す」運指。レガート技法。出来ている人(知っている人)極めて少ない。
  4. フレーズを単語に分解する感覚。大事。フレーズが分かっただけでは、フレーズ解釈は終わらない。
  5. 古典の作品を弾く場合には、ソナタ形式の理解が重要。そしてその形式の中に「古典」の美的感性が含まれており、これは古典の楽曲全て(ソナタでなくても)に応用可能なものである。
  6. とりあえず、練習課題は言われたとおりにやってもらわなければ困る。「愛のロマンス」でメロディーアポヤンドの練習…といわれたならば、その通りやること。実際の演奏では使わなくてもよいが。
  7. メロディー、内声、バスを空間の高低に喩える。例えば、空気感、背景、地面。なんでも良いからそれをやってみると、実に遠近感がでる。
  8. 1弦ではいい音がでにくい。とにかくそれを意識して音階練習をすると良い。
  9. バリオス、クリスマスの歌。和音は左手を押さえてから、弾くこと。特に和音をジャラン〜という雰囲気で弾きたいときは。
  10. マルボロー。序奏部分。それなりの「期待感」を与えること。完全に盛り上がらなくても良い。
  11. 全音版コストエチュード43。後半部分のドロップDの練習曲群は学ぶ価値あり。
  12. 村治教本。メトロノームの指定が明確にしてあり、素晴らしい。まずは指定どおりに弾いてみて、難所をチェックする方法もありである。ゆっくりとじょじょにテンポアップしていく方法もありである。
  13. カリッリの喜遊曲。とりあえず、書いてあるダイナミクスを表現してみる。それだけで、古典的な風情がでてくるから不思議。どの楽譜でも、まずは書いてあることから攻めていくのは原則である。
  14. 難所は右手だけで練習する。弾けない部分は右手の運指に起因している場合が多い。実は左手の難所は少ないものである。
  15. 運指の可能性は、たとえそれが長期間弾きこんだ楽曲であっても、求めること。いろいろ試す。ある一定期間使用して「やはり不確実だなあ」と思う運指は捨てる覚悟も必要。

 

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レッスン覚書ミニ〜2007年12月6日

  1. カルカッシ23番。ポジション移動の直前まででワンブロックと考えて、それをできるだけ速く弾けるようにする。ブロックごとに練習して、あとはポジション移動を意識して、つなぐ。
  2. ハイポジションを極めるためのコツ。7ポジションの音を覚える&12フレットの音を覚える。7ポジションでト長調の音階を弾いてみるのも効果的。
  3. 弾けるところ、弾けないところの区別がつくことが初心者離脱のポイント。弾けるところばかり練習しているのは初心者。弾けないところをピックアップできるようになると中級者。その解決法を自分で見つけることができるのが上級者。
  4. 南のソナティネ。音程感とその印象を強調するための音色。あとポンセがスペイン語を喋ること&フランスで修行したことも音色(子音)を探るポイントかもしれない。
  5. 右手のタッチはマッチを擦る動作に酷似している。マッチは硬い。のでプレッシャーをかけることができる。このマッチ棒の硬さは指に喩えれば関節を固定することである。
  6. カルッリ、デュオ。アウフタクトの感覚を養うのによい。
  7. ジュリアーニ、ヘンデルの主題による・・・。セーハをどこで準備するか、何弦までかけるかを考えると、かなり弾きやすくなる。

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レッスン覚書ミニ〜2007年9月27日〜28日

  1. アラールの華麗なる練習曲。テンポ設定に注意。当たり前だが「華麗」に聴こえるように。
  2. 某生徒さん。整体の先生によると、手全体のバランスは70パーセントくらいが親指の基準としているそうだ(アレキサンダーテクニック的には小指なのだろうけど・・・)。右手の動きの安定のためには、Pのバランスを徹底することが一番大切。
  3. ソル1番の音楽の根本は「ファーミ」である。このことに気づくと、曲全体がそこに集約できるのが分かる。偉大なる一曲。
  4. サビオ「わが道」。メロディーと伴奏の書き分けが曖昧。注意してかからないと、意味不明な音楽になる。
  5. ルネッサンス作品。ギター的な表現も加えて、より豊かな世界観にすることも大切。
  6. ジュリアーニ「アレグロ・ヴィヴァーチェ」。音の最小グループを探す。これを最初におこない、より大きなグループへ。そして、フレーズへ。
  7. カルッリ45のエチュード、44番。左手の準備と独立の練習によい。何だかんだいって、ホセ・ルイスのテクニックノートの左手の独立練習などをやっていると、こういう曲をやるときに役立つ。筋トレ怠るべからず。
  8. 和音移動はポジションをいろいろなところで行う。和音移動はハンコのようなものだ。ハンコの向きも二つの和音で同じになっているとベター。
  9. アルペジオ練習は常にメトロノームとともに。
  10. 指が長い人はセーハを何弦までかけるか注意すること。半セーハでも4弦あたりまでかけたほうが、他の指が押さえやすい場合がある。
  11. ソル20のエチュード、2番。音のグループをハーモニーのみでとると単調になる(小節線で分かれてしまう)。ミードーソのグループを見つけたら、それがリズムを変化させ、音の方向性もかえながら、どのようにして大きなフレーズへと発展していくかに注意を払う。
  12. ソル20のエチュード、2番。曲後半のつなぎのフレーズのスラー位置の意味を考えること。
  13. 右手タッチのアングルは大切。音色が変わる。
  14. ターレガのプレリュード。こまかいリズム要素を大切に扱う。たとえ、弾きこんだとしても、楽譜にもどり、こまかいリズム要素を把握しなおすこと。
  15. 右手のアポヤンドによる「はさみ打ち」。スケールの速度アップにお勧め。
  16. ラベル「亡き王女のためのパバーヌ」。フェルマータの上にブレベがついた場合のニュアンスを正確に。

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