次の日曜ワークショップは「音階」についてとりあげたいと思っています。
レッスンにおいても、個人的にレッスンすることが多い内容ですが、説明に2回分は時間をとられるので、まさにワークショップならでは!の内容となっています。

とはいっても、今回は技術的な説明はしません。音階をいかに音楽的に捉えるか?…ということをテーマにしました。

レッスンをしていても、「この音は導音だから、ちょっと強めにね…この主音には解決する感じで弾いたらいいんじゃないかな?」と言っても、生徒さんによっては「????」となることが多いのです。つまり、何フレットを押さえるか…は指が覚えていても、「耳がついていっていない」ことが多いのです。

これは通常の音階練習でも一緒です。セゴビアのダイアトニックスケールが全種類弾ける人でも、音名を言えない人が多い。自分が何調の音階を弾いているのかすら覚束ない人がいるのです。これでは、楽譜をみたときに一時的な転調には対応できません。あ、ここに♯がついてるからト長調になっているんじゃないかな?とか、そういう感覚を実感として普段の音階練習にとりいれていかねばなりません。

導音という言葉、主音という言葉…音楽用語ってこわーい感じがありますが、少しの暗記と実践で、普段からシンプルなトレーニングを行っておけば、身体と指に感覚として刷り込まれてきます。ちょっとだけ脳みそを使う+それを耳を使って確認する…というプロセスを普段の練習のなかに取り込んでほしいなあと思うわけです。

そして、これらの音楽的な知識をクラシックギターという楽器の機能性のなかで確認することが大切です。おそらく、クラシックギターのどの教本にも書いていない「トレーニング法」ですが、他の楽器の方はみーんなやっている練習法かもしれません。興味本位でもよいので、ご参加ください。ハ長調の音階がローポジションで弾ける方ならどなたでも参加できる内容となっています。

詳細は以下の記事にて。10月19日です。

日曜ワークショップ「音階練習法」