昨日は久しぶりにギターデュオ「ラスマノス」のコンサートでした。
50名ほどのお客さんで、会場はほぼ満席!
ありがとうございました。
ソル、クレンジャンス、コシュキン、デュアート、フォーレ、ジョビン、セナモン・・・すべてギターデュオで演奏しました。
ソルの「漸進的にして容易なるデュオ」を3曲すべて演奏しましたが、これはやはりクオリティが高い楽曲ですね。勉強のし甲斐があるというか・・・。
昨日演奏してみて面白いなあと思ったのは、この中で3曲目だけ「肌触り」が違うということです。
具体的には説明できませんが、面白いなあと思いました。もしかしたらこの肌触りの違いは、もっとこの曲を他のパートナーと演奏してみると具体的に分かってくることなのかもしれません。
感想メールもいろいろといただきましたが、デュアートの「6つの友情」が比較的に印象に残ったようです。これはいい曲ですね。一曲ずつの長さも短くて、それでいて、メロディーセンスが美しいです。デュアートの作品の中でも傑作と言っていいと思います。
最後のセナモン、「カサブランカ」はミニ扇風機を使うのですが、電池の接触のせいで、最後のほうは電源が入らなくなりました。なので、「阿吽の呼吸」で、湯川さんにだけエンディングを任せました。
このミニ扇風機は夏場にしか入手できない!&はねの具合によって音色が違う!&モーターの駆動音がうるさすぎるのもある!・・・という具合でありまして、なかなかセレクトが難しいのです。
僕はこの曲をやるために5台程度購入しました。昨日使ったものは、そのなかでもベストなものです。しかし、それでもトラブルは起こりますね。
・・・なんのことを言っているのかわからん!・・・という方は東京公演でも同じ楽曲を演奏しますので、是非おいでください。
4月24日荻窪ミニヨンです。
セナモン
昨日はばてばてでした。正午から夜11時まで…ぶっつづけでレッスンです。途中休憩40分のみ…。
今日は午前中から午後まで空いているので、練習してます。
明日は本番です。湯川賀正氏とのデュオ「ラス・マノス」の演奏会です。荻窪でやります。
このデュオでは定番はほとんどやりません(富川の個人的趣味という噂も・・・)。
毎回、変り種プログラムです。
前半はルネッサンス〜古典まで。
後半は現代です。
シメはセナモンの「カサブランカ」です。
ミニ扇風機を使います。この羽の部分を弦にあてて持続音(高速トレモロ)を出すという(おそらく)唯一のクラシックギターレパートリーです。
この曲をやろうと思ってから、ミニ扇風機を収集しています。やはり夏場しか発売していません。そして、なによりも大切なのは羽の材質とモーターの馬力です。これによって、音色、音圧が変化します。
いろいろと買ったうちの一部をご紹介。
左…羽がフェルトっぽい記事でできています。形状はとても使いやすいのですが、音がぼさぼさしています。
真ん中…これは羽が薄すぎて、すかすかの音になってしまいます。
右…羽の硬さ、モーターのパワーともに理想的です。現在のメインです。
そんな感じで、まさか私のギター人生で、ミニ扇風機を収集することになるとは想像だにしませんでした。
曲全体としては、エスニックな雰囲気の名曲です。奇抜なものではなく、なぜか、この扇風機サウンドがしっかりと楽曲のイメージにマッチしたものとなっています。
興味のある方は、是非ご来場を!
当日券もあります。
詳細は下記チラシをクリック!
(※2009年3月21日&4月25日のコンサートのための解説メモです)
カサブランカ〜a place,a story and a kiss(J.セナモン)
モルト・レント〜ポコ・ピウ・モッソ〜ビボ(ダンス)〜カルモ〜ビボ(ダンス)〜コーダ
- ハイメ・セナモンは1953年ボリビア生まれのギタリスト兼作曲家。
- セナモンはイスラエル、スペイン、南米各地で作曲やギターを勉強した。各地で様々な民族音楽のエッセンスを吸収していったものと思われる。
- ギターは巨匠アベル・カルレバーロに師事している。
- イギリスのギタリスト、ロバート・ブライトモアがセナモンの作品を多く演奏している。〈ラベル賛歌〉や〈不実な女〉などはギター独奏曲のなかでは傑作である。
- セナモンの作品は民族的要素と(時折過剰なまでの)ロマンティックな旋律が交互に登場することが特徴であるといえる。
- 〈カサブランカ〉では中間部分に同名の映画を想起させるロマンティックなメロディーが挿入されている。
- ミニ扇風機を用いた特殊奏法が用いられている(下記写真参照)。筆者が知りうる限り、ミニ扇風機を使用して高速トレモロを行なう曲はこの一曲のみ。
- エディー・ヴァン・ヘイレンが電動ドリルで同様のことを行なっていた。(流石に鉄弦ではないので、セナモンはミニ扇風機を用いたのであろう)
- しかし、セナモンもギタリストとして録音も残しているので、演奏不可能な曲ではなく、むしろ全体としてその書法は非常にギタリスティックであるといえる。
(参考写真=今回コンサートで使われるバッテリー式ミニ扇風機)
補記:ナイロン弦を弾くので、ミニ扇風機の羽の材質とかにこだわると数種類購入してとにかく試すしかありません。羽の感じはいいなあ、と思ってもモーター駆動音がうるさかったり…このへんの苦労なまた記事にしましょうね。
(この曲が聴けるコンサートはこちら↓)
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