ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

セファルディ

2019.8 新サイトOPEN!
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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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スペインの恋歌〜3月6日は新宿曙橋BITでライブ!

3月になりましたー。今月は「スペインもの」の密度が濃い演奏月間です!
手始めに3月6日に歌の藤沢エリカさんとデュオで新宿曙橋にあるバックインタウンに出演します。

二台の楽器を使います。
以下です。
KObiX1P2TnSB9lRi5kKefw























向かって左はコゲットという19世紀中盤に作られた楽器です。
右はビウエラです。スペインの16世紀に隆盛を極めた楽器です。(これは流石にレプリカ楽器です)

演奏する予定の曲は、「スペインの恋歌」というタイトルなので、もちろんスペイン音楽中心です。
ルネッサンス、バロック時代の民謡や歌曲などを演奏します。本当はバロックギターを使っても良いのですが、ここはシンプルにギターは一台で。色々と試してみましたが、その音色感や発音感から19世紀ギターでバロック期の曲は悪くありません。違うニュアンスが生まれますが、歌の輪郭がしっかりと聞こえてくる印象もあります。

グラシアーノ・タラゴー編のスペイン民謡集もやります。
20世紀に活躍したマチルデ・サルバドールの「
Endechas y cantares de Sepharad, ciclo de canciones para voz y guitarra』からも抜粋で演奏します。タラゴーは1892年生まれで、リョベートの弟子でもあります。

バロック期からサルバドールまでの楽曲を一台で伴奏するには、割と19世紀ギターはバランスが良いのかもしれません。同じ楽器で歌を聞くことによって「歌の力学」もくっきりと聴き取れるという利点もあるのではないかとも思いますし。

リハーサルは済みましたが、マチルデ・サルバドールのギターの和声の扱いの中にとてもバレンシア的な「豊饒さと自由さ」を感じます。マチルデ・サルバドールはビセンテ・アセンシオの奥さんだった人なのです。アセンシオのクラシックギターの名曲「内なる想い」に聞かれるスペイン地中海東方部独特の「豊饒さと自由さ」をサルバドール女史の和声づけからも感じ取ることができます。

スペイン歌曲の歌詞の世界も楽しんでいただけるとは思います。人の世に常にあるのは「恋と愛」。その姿は古今東西変わらないのです。そして、スペインの民謡な歌曲にはそれを素晴らしいユーモアと旋律で聞かせる名曲が揃っています。

ビウエラの歌曲も日本ではほとんど知られていませんね。

ざっくりというと、ここまで時代に幅があるスペイン歌曲をまとめて聞くことでしか、わからないスペイン音楽やスペイン語圏における「人生観」の共通要素がわかると思います。

ビウエラの歌曲も、それだけを取り扱っているコンサートは増えてきました。ですが、それをルネッサンスからバロック、19世紀〜近代という幅に中で聞くことによって見えてくるものをたくさんあると思います。

そういう意味でも絶対に来て欲しいコンサートです!
ライブですので、お気軽にきて欲しいですが、スペイン音楽やスペイン文学を愛する人全ての方にきて欲しいです。

フライヤ印刷用

















ご予約はお店のホームページからもできますが、私の所に連絡をくださってもオッケーです。
tomikawaguitar@gmail.com

最後に相方、藤沢エリカのライブ紹介文を!

:::::::::::::::::::

ビウエラ歌曲

バロックの歌
ギター伴奏による編曲が魅力の民謡やセファルディの歌

など、

「お馴染み」の曲は一切ありませんが^ ^、
あぁ、これは確かにスペイン🇪🇸❣️
と感じて頂けるはずの、
このユニットでしか聴けない
マニアック選曲となっています^ ^。
とはいえ、
キャッチーで心に響くメロディが満載です🎵

歌とギターで奏でる「スペインの歌心」の魅力を(再)発見しに、ぜひお越しください!

お待ちしております♡

~~~~~~~

《スペインの恋歌》

日時:2019年3月6日(水)
19:30 start (18:30 open)

場所:バックインタウン
東京都新宿区住吉町3-2
03-3353-4655
地下鉄都営新宿線 曙橋駅より徒歩3分

チャージ:2800yen(+オーダー)

出演:藤沢エリカ(歌)
富川勝智(ギター&ビウエラ)

ご予約:office.pulchella@gmail.com

イベリベ?〜新ユニット始動します!=「イベロリベロ」

藤沢エリカさんとは昨年からたくさんライブをやっております。最初のライブは…2015年9月でした。こんなライブ

千駄木ペチコートレーンで行ったのですね。そこからたくさんライブを積み重ねて、バロックギターからビウエラ、19世紀ギター伴奏まで…イタリア歌曲、スペイン歌曲、セファルディ歌曲…たくさんやってきました。

で、今年からその藤沢エリカをバンマスとして「バンド(ユニット)」をスタートします!(エリカさんのブログにも「バンド結成!お披露目公演情報」と記事があります)

中世音楽とセファルディー音楽を基盤に「自由に演奏する」音楽グループ。

名前は「イベロリベロ」。「イベリア(スペイン)」と「リベロ(自由)」を組み合わせた造語です。現時点のコアメンバーは以下。

セピア









藤沢エリカ(歌)
森川拓哉(中世フィドル)
富川勝智(ギター)

ざっくりいうと、エリカさんは「ラテン系古楽シンガー」です。スペイン語やラディーノ語をがっちりと歌えます。そして、fadoも実は得意。

森川さんは「フラメンコ音楽」の世界でも大活躍のヴァイオリン奏者であり作曲者であり編曲者なのです。アメリカの音大の名門であるバークリーで「民族音楽」を専門とした人なのです。

僕は、、、まあスペインものならなんでも。

全員の共通項が「スペイン」なので「イベリア」「イベロ」。このグループ全体のイメージとして即興性の高い音楽をやろうと考えました。他のメンバーはそう考えてはいないかもしれませんが、僕の中にはかつてイギリスにあった古楽っぽい「プログレバンド」のThe Third Ear Bandっぽいサウンドを目指したいというのがあります。(wikipediaの説明を参考に)

現時点で3名のメンバーとなっていますが、実は超強力なパーカッション奏者+面白い楽器奏者へは打診済みです。 今後メンバーはじわりじわりと増やしていって「面白い音楽」作っていきたいと考えています。

とりあえずは3名でスタートします。ちょうど、何回も出演している新宿曙橋にあるバックインタウンさんから出演打診があったので、この「イベロリベロ」での出演をさせてもらうことになりました!バックインタウンさんのサイトからも予約していただけます!(こちら

3/7に「旗揚げ公演」となります!

20170307フライヤ





 












イベロリベロ…デビュー戦ですので、ぜひ皆さん応援にきてください!略して「イベリベ」可愛がってくださいまし。。。


:::::::::::::::::::::

「イベロリベロ Ibero-Iibero〜旗揚げ公演!」
2017年3月7日(火)19:30start 18:00open 

MC2700+別途飲食代

出演:イベロリベロ(歌:藤沢エリカ ギター:富川勝智 中世フィドル:森川拓哉)

レストラン・ライブハウス BACK IN TOWN

東京都新宿区住吉町3-2 第2山田ビルB1

都営新宿線 曙橋 A2出口より歩2分

TEL 03(3353)4655
FAX 03(3353)4626
  (都営新宿線 曙橋 A2出口より徒歩2分)

http://backintown.jp/

ご予約はBACK IN TOWNの電話もしくはホームページからも出来ます。もしくはメール(tomikawaguitar@gmail.com)まで! 
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