ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

プラテーロと私

2019.8 新サイトOPEN!
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富川ギター教室(東京渋谷) http://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
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レッスン覚書ミニ〜2008年6月14日〜17日

  1. 子供の生徒。幼児だと、どの段階で足台を使ったフォームを導入するか迷うところ、本人または親が「左手のためには足台を使ったほうがいいのかなあ?」と自ら気づけるのが理想かなあ。
  2. 右手のタッチ。爪のノイズの許容範囲を自分で判断できると良い。そのためには「わざと」カシャカシャなるようなタッチを選択してみたり、肉からしっかり入るようにタッチしてみたり…毎日試す。また指のスピードなどもいろいろ試す…時間のかかる作業ではあるので、地道にがんばるしかないのです。
  3. アランブラ。左手運指を丁寧に。残せる指は残す。
  4. エドゥアルドの「プラテーロと私」より「散歩」。和音の中に声部を忍び込ませてある。ある意味、とってもギタリスティック。決してオーケストラをイメージしたわけではない。和音やアルペジオの連続のなかに、声部を潜ませているので、それをしっかりと意識して弾くとよい。だからといって、古典音楽のように、それをあまり表にだすと、あまりよくない。絶妙なバランス感覚が必要かも。
  5. サグレラス、マリアルイサ。1小節一拍でとりたくなるが、マズルカなのでとりあえず3拍子でとる。
  6. 前の先生のところにて、ソルフェージュをしっかりとやった子供の生徒。引き継いでも実にスムーズにレッスンが運ぶ。実に楽…。
  7. 何度も何度もいうようだが、とにかく初心者、中級者だと「思っているうちは」左手、右手の運指を決めてください!…これが決まっていないと表現などもうまくつかないのです。鉛筆で書きましょう。
  8. 消音練習。なんだかんだいって、カルッリのエチュードでやっておくと、楽。直接消音+間接消音(pの背中又はアポヤンド)。上記のパターンは1年くらいの間は、全ての曲で意識し続けると良い。音を伸ばす+きる、このふたつのことを意識し続けることが、ギターをはじめて数年はとっても大切なことだ。
  9. 安易な楽譜選び(版選び)+コピー。しっかりとした仕事をしている楽譜出版社を脅かす行為なので、ちょっとだけ頭を使いましょう。「ギターを心から愛している」ならば、自分が「人前で」弾く曲くらいは購入しましょう。それが「音楽を愛する」ということです。
  10. iのブロック、m-a-chのブロックで分けることで、右手の動きはスムーズになる。では、mとaを独立させて動かすためにはどうするか?a→mは問題なし。右手の機能としては無理がない。逆の場合はaを発音したあとの右手全体の状態に注意を払う。無駄な力が入っていなければそれでよい。
  11. アポヤンド。右手の弾弦後に力が入っていると、隣の弦を押すことになる。そして次の弾弦に入ろうとするときに、その隣の弦を鳴らしてしまうことがある。楽器や弦によるところも大きいが、この手の「ノイズ」には充分注意したいところ。
  12. 左手の押さえている指を話すときも開放弦の音がならないように。押弦を放すときは、まずは脱力。そしてまっすぐ上に離すこと。
  13. ハーモニクスにも左手運指がある。ポジションなど意識して、運指をふすこと。
  14. 子供の生徒には、少しずつ(だましだまし)ソルフェージュ的なレッスンを行う。単純に間違いが減る。リズムをとることを基本として、うまくいけば、「音程感」なども楽譜をパッとみて掴めるようになってくるので、教えていくほうの工夫と「騙し方」次第であると思う。
  15. 左手の押弦時にもしっかりとリズムを感じると、テンポ感のある曲などは上手く「きまる」ことが多い。右手でリズムを感じながら弾いている人は多いが、左手でリズムを感じている人は意外に少ない。
  16. 音楽表現において、いくつかのルールがある。それに加えて、音楽の形式やリズムによってのルールがある。例えば、「マーチ」とあれば、それらしく1拍目の存在感を提示しながら演奏を行うことが、正しい音楽表現へとつながる。
  17. カルッリ。デュオOP128。生徒と初見でデュオしてみたが、いい曲だ。カルッリのデュオ曲は音楽表現の基本を学ぶのによいと(つくづく)思う。

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拍手数&「散歩」という曲&各人の感じ方

今朝、ブログをチェックしたら、拍手数が…30?…普段なら5拍手くらいなのに…

http://guitar.livedoor.biz/archives/51649085.html

これは重奏コンクールの私の感想に対してのものか?…それともアコラさんの記事に対してのものなのか…よく分かりませんが、拍手をいただけることは(実際の演奏会でも同じですが)嬉しいものです。なんとなくこのシステムの意味が分かったような気がします。とりあえず、みな反応してくれているのですから。

さて、話は変わって・・・

昨日もこのブログにコメントがあったのですが、先日行った6月1日のひたちなか市でのコンサート&レクチャーの模様がアコラさんのホームページにアップされました。

アコラホームページ内の記事

このなかに、もちろん、私の写真やレクチャー内容が記載されています。

お客さんのコメントで、ちょっと感動したのがあるので、転載させていただきます。

・「プラテーロと私」の「散歩」、聴いていて涙があふれてきて止まりませんでした。 哀しい中に楽しかった思い出があふれ出て、また、楽しい中に通奏低音のように哀しみが潜んでいるような曲でしたね。 私なりの形でしか出来ませんが、是非弾いてみたいです。

一旦曲を弾いてしまえば、音は私個人から離れていきます。そして聴き手の中でさまざまな感情を生むのですね。これはやはり楽曲の力です。私の中には私の「散歩」という曲のイメージがあります。それを聴き手に強制できるわけでもありません。それでいいんです。ほんとうに。

こういう感想を頂くと、実に嬉しいです。

とりあえず、エドゥアルド・サインス・デ・ラ・マーサの「プラテーロと私」の一曲が、ちょっとずつでもしっかりとした評価を得て、弾く人が増えるのを望むからです。

名曲にはパワーがあります。パワーがあるものが「名曲」といいます。皆が知っているから…皆が弾いているから…という理由でだけで「名曲」と呼ばれるのではありません。そのパワーをしっかりと理解した人だけが、その曲を「名曲」にできるのです。

禁じられた遊びにしても、アランブラにしても・・・うまく説明できませんが、名曲っていうのはそういう部分があります。だから、難しいんですね。こういう「誰もが知っている曲」を弾くのは。

人前で弾いてみて初めて、「え?この曲、そんなにいい曲だったっけ?」と驚くことがあります。この前の演奏会で「ハバネラ」がそうでした。これは頭のなかに理解している「名曲」というのとはちょっと違いますね。だから、やっぱり人前で演奏して、お客さんの反応をフィードバックしていくことが必要ですね。直接的な感想などは頂かなくても、その場の雰囲気とか…直感で…「名曲」を現場で探していく作業はやっぱり大切だと思っています。

しかし、それにしても、お客さんの反応には教えられることが多いです。

上に引用したような感想を聴くと、なんだか、それだけで一生分の課題を与えられているような…

日々精進!!

 

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