1. カルッリ45のエチュードの前半戦は、何度繰り返しても初心者には有益。そのさいには左右の運指を徹底的に守ることが大切。
  2. 11月のある日。読譜の点からいうとそれほど難しい曲ではない。前半部分はカルッリ45のエチュード前半が弾ければ苦はない。途中5ポジションがでてくるあたりはサグレラスのマリアルイサあたりが弾ければそれほど問題ないはず。
  3. オクターブでの音階練習。ハイポジションの音の把握にも効果的。
  4. ソル、マルボロー。最後の部分のアルペジオ。p=メロディーと単純に考えると、大失敗します。メロディー(と思われる音)をはっきりと、伴奏はとっても小さく弾く練習を。あと音価を正確に弾くこと。このあたりを丁寧に練習してから表現をつけましょう。
  5. 発表会の曲の練習日程をレッスン日との関係を考えて、自主的にスケジューリングできることは、結構大切かも。
  6. ゴメス、悲しみの礼拝堂。かつての刑事ドラマのエンディングテーマに似ている?…その風情はあるので、やはりなんとなく日本人の琴線に触れるメロディーラインなのかもしれない。「浮世の辛さ」と中間部の「天上」のイメージの対比がポイントかも。
  7. ポンセ、南のソナティネ、3楽章。ラスゲアードの濃淡、どの指を使うか?…など考える。低音の進行の音間の主従関係が見誤ると、リズムがおかしくなるのでよく考えること。また和声上の色合いの変化がめまぐるしい曲なのでひとつずつチェックしながら、音色などもしっかり確認しながらゆっくりと練習するほうが良い。
  8. フレーズの下位の要素として音のグループがあるが、それを学ぶには、日本歌曲の名曲でやると実につかみやすい。例:浜辺の歌。
  9. ソルの曲ほど、モチーフの用い方&発展を学ぶのに最適な例はない。そういう意味で、ソルという作曲家は形式的にも無駄がない。例:OP31-2
  10. pのアポヤンドを徹底的に習得し、それから「同じ音色&音量」をアルアイレでも目指す。基本的にpのアルアイレは現代的な奏法では「こすり弾き」の傾向にあるので、それを解決するためには、弦とのコンタクト時における弦の押し込み方向を考えるしかないだろう。
  11. バリオス大聖堂2楽章。ベートベンなどの緩徐楽章を思い浮かべると良いかもしれない。ある意味で葬送行進曲風?…アンダンテ・レリヒオーソ(宗教的なアンダンテ)という表情記号から何を読み取るか?…またバリオスの生きた時代をどのように考えるか?…によってこの曲のイメージが定まってくるだろう。
  12. 全音版コスト43のエチュード29番、低音の伏線に気づけるかどうか?・・・またその伏線がどのようなリズム的な特徴を備えているか?・・・常にチェックする。
  13. ソルのメヌエット、イ長調。冒頭のハーモニック・リズムを意識。そうするとメロディーの表現法が分かってくる。
  14. セゴビア編ソル、4番。左手の準備を正確なタイミングで。左手の準備を考慮にいれないならば、セゴビア編でこのエチュードをやる意味はない。

 

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