(※2009年3月21日&4月25日のコンサートのための解説メモです)

カサブランカ〜a place,a story and a kiss(J.セナモン)
モルト・レント〜ポコ・ピウ・モッソ〜ビボ(ダンス)〜カルモ〜ビボ(ダンス)〜コーダ

  • ハイメ・セナモンは1953年ボリビア生まれのギタリスト兼作曲家。
  • セナモンはイスラエル、スペイン、南米各地で作曲やギターを勉強した。各地で様々な民族音楽のエッセンスを吸収していったものと思われる。
  • ギターは巨匠アベル・カルレバーロに師事している。
  • イギリスのギタリスト、ロバート・ブライトモアがセナモンの作品を多く演奏している。〈ラベル賛歌〉や〈不実な女〉などはギター独奏曲のなかでは傑作である。
  • セナモンの作品は民族的要素と(時折過剰なまでの)ロマンティックな旋律が交互に登場することが特徴であるといえる。
  • 〈カサブランカ〉では中間部分に同名の映画を想起させるロマンティックなメロディーが挿入されている。
  • ミニ扇風機を用いた特殊奏法が用いられている(下記写真参照)。筆者が知りうる限り、ミニ扇風機を使用して高速トレモロを行なう曲はこの一曲のみ。
  • エディー・ヴァン・ヘイレンが電動ドリルで同様のことを行なっていた。(流石に鉄弦ではないので、セナモンはミニ扇風機を用いたのであろう)
  • しかし、セナモンもギタリストとして録音も残しているので、演奏不可能な曲ではなく、むしろ全体としてその書法は非常にギタリスティックであるといえる。

(参考写真=今回コンサートで使われるバッテリー式ミニ扇風機)

66407cca.jpg

 

 

 

 

補記:ナイロン弦を弾くので、ミニ扇風機の羽の材質とかにこだわると数種類購入してとにかく試すしかありません。羽の感じはいいなあ、と思ってもモーター駆動音がうるさかったり…このへんの苦労なまた記事にしましょうね。

 

(この曲が聴けるコンサートはこちら↓)

lasmanos2009年東京横浜チラシ

 

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