生徒さんの中でも、私のブログを愛読してくれている人は多いようです。そして、「先生のブログで悩みが解決しました!」とか「そういうことなんだってヒントがもらえました!」という声をいただきます。

ほぼ毎日私は自分の行動なり考えなりをブログにアップしています。

そういう意味でいえば、ブログは私の脳みその中といってもいいのかもしれません。

生徒さんのなかには、レッスンの内容を終わったあとにメモをつけている人もいるとは思います。これはメモ帳や日記などにつけているのだと思います。

このようなアナログのメモ(覚書)にはものすごい効果があります。レッスン内容をもう一度思い出すことでポイントを復習することができますし、定着します。

そして、しばらくして見返すと、「ああ、同じことを昔も言われているなあ」とか「このことを最近意識していないなあ」とか思うことができます。そのくらい人間の記憶というのは「忘れていく」傾向が強いということです。

昔学んだことを記憶の引き出しから出す作業をしなくてはいけないわけです。そのために自分の指を使って書く(まとめる)レッスンメモ(覚書)はレッスンを受けている人にとっては有効です。

さて、もうひとつブログも生徒さんには勧めています。アナログメモをつけたあとに、その内容をまとめたもののほうがベターではあると思いますが、ダイレクトに「今日のレッスン内容」を書いてもOKでしょう。

もちろん、非公開という形でもいいとは思いますが、できるうるかぎり公開という形式のほうばいいとは思います。ある人の経験や思考が同じような悩みをもっている人の助けになる・・・というのがインターネット的な考え方であるような気がします。

そのブログ主がそれほど有名な人でなければ、公開にしてもめったなことで「炎上」するようなことはないでしょうし・・・。(もちろんネットリテラシーには注意したほうがいいですが。)

ブログをつける利点はその「検索」機能にあります。

私のブログにも「ブログ内検索」というのがあります。ためしに興味ある単語を入力してみてください。たとえば、「右手」とか「アレクサンダーテクニーク」とか・・・。

その内容を含んでいる記事を検索することができます。

これはその文章を書いた私本人ですら、すぐに「ああ、その内容は何月何日に書いたなあ!」と思い出せるものではありません。

つまり、私の脳内を自由に検索することができる機能が備わっているのが、ブログというものです。

それは生徒さん本人がレッスンブログを付けることでもその有効性を実感できると思います。

アナログメモだと、時間をかけてページを繰らなければいけないロスが省略されます。

たとえば、「そういえば右手のアングルについて昔注意を受けたなあ・・・どんなことを注意しろって言われたっけ?」というときに、しかるべき単語で検索をかける・・・。そうすれば、自分がレッスンでいわれた内容が記された記事に到達できるということです。

私もたまに自分の考えや思考の道筋を確認するために『自分のブログを検索すること』があります。

その『自分のブログを検索すること』は、イコール『自分の脳内を探索する』ことでもあります。


昔から研究者や文章を書く人が京大カードやアイデアメモなどによって知識を整理してきたのと、同じことをブログというシステムでできるということです。

もちろんアナログメモの速記性と秘匿性も有効に利用すべきです。私も生徒さんとのレッスンメモはアナログでつけていますし、自分の練習日記もアナログでつけています。

そのほかに、漠然としたアイデアをつけておくためのメモも持っています。

また、原稿などの依頼があったときは、専用のノートをつくります。

デジタルというものも、「道具」として使うことが実は大事です。


ということで、生徒の皆さん、是非ブログを始めましょう!

レッスンのことを簡単でいいから、書き留めることで、自分の脳内を自動的に整理していくことができます。もちろん、アナログのメモだけでも構いません。

それぞれが各自の使いやすい道具で「学んだこと」を整理していくことが、上達の近道であることはいうまでもありません。

そして、検索という機能にすぐれているブログというシステムを使うことも是非スタートさせてみてください。

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