ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

伝記

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アンドレス・セゴビア 生涯と業績 (現代ギター誌に書評書きました)

現代ギター4月号に書評を書いています。

現代ギター2011年4月号 書評「アンドレス・セゴビア 生涯と業績」











「アンドレス・セゴビア 生涯と業績」というスペイン語で書かれた本です。公式な伝記です。なんといっても生地リナーレスのお墨付きですから!

著者は私も数度お会いしたことがあるリナーレスのアンドレス・セゴビア記念館の館長であり、アンドレス・セゴビアの研究者であるアルベルト・ポベダ氏。

詳細は上記書評を読んでくだされば分かると思いますが、とにかくその徹底的な資料研究には感服します。

立派な装丁(2冊組で箱入り)。

R0017708













R0017709














日本での定価は16100円と高価ですが、アンドレス・セゴビアの完璧にして決定版ともいうべきこの資料は、真剣にギター史を勉強したい人にとっては必携ともいえるものです。

1260ページです。一応全部読みました。

(たった見開き2ページの書評ですが、そういう意味でも是非みなさま、私の書評も読んでくださいね!) 

タレガ伝記と人物像

タレガの伝記、依頼されています。今、推敲作業中です。

かつて、現代ギター誌上において、イサーク・アルベニス、マヌエル・デ・ファリャの伝記を連載していました。そして、昨年度は「セゴビア・アーカイブ細見」という連載で、アンドレス・セゴビアとそれに関わった作曲家についての伝記(小さいですが)をまとめました。

このような伝記を、執筆する際にはいつも思うのですが、はっきりいうと苦行に近い部分があります。おそらく、伝記をまとめる作業というのは、その人物がどのような哲学をもっていたか?…どのような人生観をもっていたか?…ということを『誰が読んでも、わかる』ようにする作業であると思います。

偉大な音楽家には膨大な数の資料が残されています。演奏会や作曲活動などのデータも膨大です。そして、その周辺の人々からの証言や当時の新聞評…そして時代背景なども、その人物の性格に影響を与えます。

我々、プロが使う基本資料には、それらのデータがたくさん含まれています。そして、それらのデータをもとに各自の人物像を再構築していく作業が『伝記をまとめる』作業ということになります。

…その伝記が「ギター愛好家」対象であれば、なおさらです。データの列記だけでは「読み物」になりません。

 

ということで、現在、推敲作業中です。

そして、その人物像が結果として(どのように冷静になったところで)私が作り上げた「主観のはいった人物像」であることは疑いもありません。主観がはいっていないとしても、私の視点から切り取った人物像…であるとはいえるわけです。

ある意味で、かなり危険な作業…といえなくもないですが。

ならばデータの羅列だけでいいのではないか?…そうも考えますが、それでは「読み物」として魅力がありません。

バランスが難しいのです。

これは、楽曲解説などを書くときにも注意する点なのですが…。

 

いつも、そんなことを考えながら執筆作業しています。

というわけで、現在、(レッスンの合間を見て)原稿推敲中です。

 

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イエペス伝記と奏法

先日のレッスンで、左手の二の腕が疲れる・・・という生徒さんがいました。

いわゆる「現代的なフォーム」で演奏するタイプの生徒さんです。

右手の自然さを追求するあまりに、ネックのヘッド側が上がりすぎて、左腕を「持ち上げてしまう」というフォームになってしまったようです。

それで思い出したのが、この本。ナルシソ・イエペスの弟子が書いた伝記です。

イエペス伝記

この中に、イエペスが何故「奏法改革」を行ったか?という理由が書いてあります。

(それにしても派手な表紙だな・・・)

 

 

 

 

 

イエペスはどちらかというと、ネックを地面に水平に近く構えていました。結果として、左手を持ち上げずにすみます。肘は床方向に重力に逆らわず、すとんと落ちている感じ・・・というわけです。

ぺぺ・ロメロなどのフォームもこの考え方に近いのではないかと思います。

個人的には、イエペスのフォームは苦手ですが、考え方は共感するものがあります。

で、何が言いたいかって?

・・・つまり、ギターのフォームを考えるには、体のことを考えねばならない!ということです。右手のことばかり重視すると、左手が不自然になるし、その逆のおおいにありうる、ということ。

なんかシーソーみたいな感じなのです。教えるほうも大変です。

 

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