レジェンド…伝説。

我々音楽家の世界では、華やかなレジェンドもありますが、ちょっとした失敗も「レジェンド」と呼びます。

例えば最近私がやった(プチ)レジェンド。先週の弾き初め会の時…私ももちろん生徒たちの前で弾いたのですが、6弦レにドロップする曲を堂々とミのまま弾き始めました…嗚呼…恥ずかしい。

思い出してみれば、私の音楽家人生、レジェンドだらけです。つまり恥をかいてきたなあ、と。緊張しすぎて足台を踏み外した...指がつる…まったく暗譜がうろ覚えのままその場で即興=捏造してしまった…多忙すぎて睡眠時間が足りなくて演奏途中寝てしまった(←実話です!)...etc.

それでも修行時代から、人前で弾くことや優れた先輩音楽家と弾くことで「得られた経験」はたーくさんありました。その経験が今の自分の糧になっていることは事実です。

なので、私はお弟子さんにも「100回の練習よりも1回の本番だよ〜」と言っています。よく発表会前になると「私はまだまだ初心者ですから、発表会はもう少しうまくなってから…」といって棄権したがる人がいますが、それは大きな間違い。人前で恥をかかずに上手くなった人はいません!断言できます。もちろん、それまで一生懸命練習はすべきですが、本番には本番の風が吹きます。追い風が吹くときもある。そして、逆風が吹くときもあります。そこが本番の面白いところなのです。

兼好法師様も同じようなことを徒然草で言っているととあるブログにて見つけました。
今年、新たなことにチャレンジするあなた!

 お読みいただけましたか?…同じことを言っていますよね!引用します。

これから芸事を身につけようとする人は、とかく「ヘタクソなうちは誰にも見せたくない。こっそり練習して、ある程度見られるようになってから披露するのがカッコいい」と言うものだけど、そういうことを言っている人が最終的にモノになった例はひとつもない。

兼好法師様の述べていることでもうひとつ大切なのは、自分よりも上手い人のいる場所で勉強する大切さです。なので、楽器は独学よりも先生に就くことで上手くなりますし、発表会でレベルの高い人と同じ舞台で演奏することも大切です。そして、デュオなどで先輩や先生と演奏することも大切!

なので、クラシックギターを勉強するなら、独学よりも教室で学んだ方がよいということなのです。 そして優れた仲間がいるところで…というところも大切。

特定の教室に入らず、独学で勉強するのも悪い事ではありません。そして、そのほうが気軽に自分のペースで音楽と付き合っていけるとおもっている人も多いかもしれません。

ですが、もう一度、こちらの文章を読み直してみてください。これも引用しておきます。

まだ未熟でヘタクソな頃から、上手くてベテランな人たちに混ざって、バカにされて笑われて、それでも恥ずかしがらずに頑張っていれば、特別な才能がなくても上達できる。道を踏み外したり、我流に固執することもないだろう。

こういうのを私は「場の力」と呼んでいます。自分よりも高いレベルのいる場所にいれば、自然に正しい方向に自分を向けていくことができます。自分ひとりだけの判断でやっていると、どうしても自分を甘やかします。自分と同じレベルの人だけの場にいても、「このくらいでいいかあ…ひょっとしたら自分が一番上手いんじゃないのか?」と勘違いする場合もある。これも危険です。

自分を「切磋琢磨する場」に置く。そこで恥をかきながらも必死に芸にしがみつく。これが芸事を学ぶ上ではとても大切なことであると兼好法師様は言っています。

ということで、クラシックギターを学んでみたい方、本当に音楽をきちんとやってみたいかたは是非、富川ギター教室へ! がっちりと教えます。そして生徒さんたちも素晴らしいです。切磋琢磨する場があります。

レジェンドをつくりましょう!

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