ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

和声学

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

お仕事依頼&お問い合わせは下記メールへお気軽に!
tomikawaguitar@gmail.com

「ギター史と和声のワークショップ」第6期終了!〜感謝状もらいました

ギター連盟のワークショップ「ギター史と和声のワークショップ」の今期最後の授業がありますが、5/14にありました。これで実は「第6期」目が終了。
そうです、丸6年やっております。なーんて思っていたら、連盟事務局から感謝状もりました 苦笑。
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さて新期もおこなうことが決定しました!
2017年9月からスタートします。引き続き坂場圭介と富川勝智で「ギター史と和声のワークショップ」を行うことにしています。新規参加お待ちしております。

「どんな感じかわからないんだけど」とか「難しんだろうなあ」「ついていけなかったら恥ずかしいなあ」という思う人は、なにごとも上達しないんです。

もう何年間もこの講座に参加している人は、「なんかいも繰り返すことで、まったく理解できないことが最初あっても、すこしずつわかってくる」とおっしゃっていました。

ギター史の講義も、ひたすら聞いているとなんとなく耳学問で覚えてくるとのこと。。

新期の情報や日時が決まったら、改めてこのブログもしくはギター連盟のほうのホームページで発表します。しばらくお待ちください。

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音楽表現を考えるためのヒント3

表現力っていうのはなんでしょうか?そしてどのように学ぶべきなのか?ということをテーマに連載しております。

以前の記事はこちらです。
音楽表現を考えるためのヒント1
音楽表現を考えるためのヒント2

ということで「音楽表現を考えるためのヒント」第三回!


音楽の三要素とはなんでしょうか?…旋律、和声、リズム。前回は旋律について話しましたので、今回は、和声についてお話ししてみたいと思います。和声を学ぶ上で参考になる著作をご紹介します。

和音をどのような関係でつなげていくかが「和声学」と言えます。関係っていうのはなんでしょうね?…簡単にいってしまえば「緊張と緩和」の世界を表します。緊張度の高い和音から、ちょっとだけ緊張度がある和音、安定感のある和音、ちょっとだけ安定している感じの和音…いろいろと組み合わせていくわけです。

それで、変化をつけていって、ストーリーを作る。

どうやって学んでいけばよいのか?…これがなかなか難しい。音程の知識や音階の知識を知らなければなりません…つまり基本的な楽典の知識は必要となってきます。
 
楽譜屋さんに行っても、「和声学」の本…堅苦しいのしかないや〜、という方も多い。なので、ポピュラー系のコード理論書からはいるのが良いかもしれません。

例えばこの本。

実践コード・ワークComplete 理論編
篠田 元一
リットーミュージック
2005-01

 

この篠田元一さんの著作は、私が大学生の頃からありました。実際に私は大学の行き帰りの電車で毎日読んでいました。キーボードのために書かれた本ですが、脳内でギターで変換し、音のイメージを想像し、家に帰ってから実際に音を確認するという作業を繰り返しました。

クラシックの和声ではなく、コードから学んだ方が「和音の関係性」自体はすんなりと入ってくるかもしれません。コードの種類それぞれにキャラクターがあると想像できれば、クラシック的な和声にも抵抗なく入っていけると思います。

キャラクターといえば、こんな本も最近読んで「へえ、面白いアプローチだなあ」と思いました。気楽に和声の感覚をつかみたいという方にはオススメの入門書です。



ざっくりというと、和音っていうのはそれぞれにキャラクターがあるわけです。やわらかい性格とか、頑固そうな性格とか、きもい感じとか…

そういうアプローチで和声学を扱ったのが上記の本です。「こんな和声学ってアリ!?」と書いてありますが、本来和声学というのは、音楽の「変化」を作っていくものであるので、そういうものなのです。

そこから、クラシック的な和声学については、たくさんの名著がありますので、各自調べていただけるとよいと思います。ただし、ほとんどの本はギターのために書かれた本でないため、親しみにくいと思います。クラシックギターのために書かれた和声学の本は極めて少ないのです。

さて、クラシックギターのために書かれた和声学の本といえば…

かつては以下の本がオススメでしたが、現在は絶版。
1:ヒルベルト・ノービス/佐々木忠共著の「新しいギター和声学」。
2:Robert Lilienfeld&Basil Cimeno "The Guitarst's Harmony"

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1のほうは、実際に音を出しながら、和音の使われ方を「耳で確認する」という方針で書かれています。ルネッサンスや古典のギター楽曲を使いながら、勉強できるので、へえ〜、こういう感じなのかあ!と勉強できます。

2のほうは、洋書ですが、いままでみたギター和声学の本で一番優れた本だと思います。実際に私の個人レッスンでは、この内容にのっとって、ギター和声学を学びたい方には教えることが多いのです。
✳︎もし、この本の内容で学びたい方がいたら、個人的にご連絡ください。個人レッスンでギター和声学を伝授可能です!

さて、日本ギター連盟でも二ヶ月に1回、ギター史と和声学のワークショップを行っています。

こんな感じ↓
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和声学は以下の本を中心に、音程や非和声音の発見の仕方など丁寧に丁寧に講義を行っています。
楽典―理論と実習
石桁 真礼生
音楽之友社
1998-12-10


もう数年に渡って行っている「ギター史と和声のワークショップ」ですが、毎回出ている方は着実に和声感(そして、ギター史観)を身につけています。

ギター史と和声のワークショップ

3月15日の回で4クール目がとりあえずの終了となりますが、引き続き7月以降も行っていく予定です。ぜひご出席ください。初めての方でも大丈夫です。

クラシックギターでの和声はなかなか独学では習得が難しいので、上記のワークショップで学ぶか、もしくは私の教室でお問い合わせください。個々人に合わせた「和声学のレッスン」を行います。

では、「音楽表現を考えるためのヒント4」へ続きます!

音楽表現に関しては、次回の日曜ワークショップでも扱います。 

表現力についてヒントを得たい方…ぜひ日曜ワークショップ「表現力アップの秘訣!」に参加ください! 
詳細はこちら! 

ギター史と和声学のワークショップ〜新期始まります!

毎年行っている(公社)日本ギター連盟主催「ギター史と和声学のワークショップ」が新年度をスタートさせます。

1回目は2014年7月6日(日)です。詳細はこちらでご確認ください。

私がギター史のほうを担当いたします。ギター史の基本的な事項はいままでどおり講義いたしますが、実際に「その時代の音楽をどのように学んで行くのか」をより具体的に教えて行きたいと思っています。クラシックギターを学ぶ人が、どのようにレパートリーを勉強していったら良いのか?…そして、どのように情報ソースを得ていったらよいのか?…ギター学習者の方へ「勉強と研究の指針」を与えられる講義としていければ良いかなと考えています。

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和声学のほうは、坂場氏が担当いたします。昨年は1年かけてじっくりと基礎から楽典知識を整理しましたので、今年はどうなるのかな〜?…

いずれにしても、昨年参加の方はもちろん、新規参加の方もウェルカムです。

申し込みは上記リンクから連盟のほうにメールをしてください。宜しく御願いします。

 


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ギターなんてピアノに比べればたいしたもんじゃないです…と思わないために(ギター史と和声のワークショップ)

クラシックギターってピアノとかヴァイオリンとかよりも「歴史が浅い」とか思っている方…多いと思います。私と同じ業界でもそういうふうに卑屈になってしまっている人、多いです。残念なことです。

ピアノやヴァイオリンは、高級なもの。御上品なもの。教養の溢れる趣味…

一方で、ギターは?…というと…『あの、ジャカジャカかき鳴らすやつでしょ?』というイメージのほうが強いですかね。

なので、ギター史についての正しい知識をプロの方にもアマチュアの方にも持っていただきたいといつも思っています。他のクラシックの楽器に比べて、歴史的にも音楽的にも劣っている部分はまったくありません。自信をもって自分の選んだ楽器を自慢できる様になってほしい。

そのためには歴史やギターの和声の知識は必須です。そうすれば、クラシックギターが長い歴史のなかで発展してきたことが分かりますし、和声を知ればソルやタレガの作品の「深さ」や「ギターならではの妙味」が理解できてきます。

ということで、日曜日9月8日(日)はギター連盟ユベントスのワークショップです。ギターの歴史と和声に興味の有る方は是非ご参加ください。下記から詳細がご覧頂けます。
ギター連盟ユベントスワークショップ(ギター史・和声学ワークショップ)

2013年度としては二回目にあたります。前回の復習も軽く行いますので、初めての方でも気軽に参加してください。和声のほうは下記テキストを参照して行っています。坂場圭介氏が担当ですが、丁寧にやさしーく(且つ厳しく)指導してくれますので、びびらずに。
楽典―理論と実習
石桁 真礼生
音楽之友社
1998-12-10


ギター史のほうのテキストは特にありません。一般の歴史・音楽史と絡み合わせてお話していきます。そして、あるテーマに関して質問を出し、みなさんに考えてもらいます。以下のような感じです(次回使うレジュメから抜粋)。


ルネッサンス期、バロック期を代表する撥弦楽器を言ってください。


一般に「19世紀ギター音楽」と呼ばれるものは「バロックギター音楽」とどのような違いがあったのだろうか?…考えてみよう!


カルッリ、ソル、ジュリアーニ、アグアドについて時代背景と絡めて、彼らの音楽性を定義してみよう!


ベルリオーズとパガニーニは上記ロマン派初期のギタリストたちとどのような関わりがあっただろうか?考えてみよう!


古典期のギタリスト達は最初から6単弦のギターで弾いていたのだろうか?またコストやメルツなどはどのような楽器を弾いていたであろうか?


…上記について、みなさん答えられますか?…「まったくわからん!」という方は是非出席してください。

ということで、9月8日のギター史は19世紀古典からロマン派を扱います。実に面白い時代です。

前回の様子はこんな感じです。
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前回はビウエラとバロックギターを持って行って、受講生のみなさんに弾いてもらいました。今回も楽器を数本もっていこうかなあ、と思っています。お楽しみに! 

1月27日楽典&和声学ワークショップ開講!

クラシックギターで学ぶ楽典&和声学の講座を日曜日に行っています。およそ、2ヶ月〜3ヶ月に一度くらいのペースです。もともと毎月行っている日曜ワークショップの枠の中で行っています。

次の日曜日で3回目ですが、一度「おさらい」的な内容にしてみたいと思います。全音と半音、長音階、短音階、音程、音程形容詞、三和音、転回形・・・あたりまで学んできましたが、もう一度総復習したいと思っていますので、まだ一度も参加していない方でも、是非お気軽にご参加ください。

今までの知識を整理した後に、ギターにおける長三和音の音の配置法あたりまでは進んでみたいと思っています。

1月27日(日)午前9時30分〜正午
渋谷リフレッシュ氷川 親子工作室 

会費:2000円
準備物:ギター(足台)、筆記用具

富川勝智

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