ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

和声学

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

お仕事依頼&お問い合わせは下記メールへお気軽に!
tomikawaguitar@gmail.com

13日〜15日、リハーサルとワークショップ

みなさん、連休はいかがお過ごしでしょうか?土曜日から月曜日までお休みの方も多いのでしょうね。

さて、我々音楽家にはほとんど日曜祝日って関係ないねえっていう話を先ほどもリハーサル中にお話していました。私も土曜日はレッスンをしていましたし、今日は2月のコンサートのためのリハーサル、そして明日はギター連盟主催のワークショップです。

今日のリハーサルの様子です。
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2月13日銀座ヤマハホールにて演奏するメンバーです。上記は全員合奏のリハ風景。写真には写っていませんが、阿部数子さんと、池田慎司さんが加わります。

チラシはこちら。チケットは当教室でも販売しています。お早めにどうぞ!



上記、女性3名+男性2名を中心としてデュオ、トリオ、カルテット、クィンテットを行い、他のメンバーを加えて合奏も行います。ホールの音響も雰囲気も良いですので、お勧めです。

さて、明日はギター連盟のワークショップです。ギター史と和声学のワークショップです。私の担当はギター史ですが、タレガ以降、第二次大戦終了前後くらいまで講義する予定です。

詳細は下記リンクをどうぞ。
ユベントスワークショップ

富川勝智

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ギター連盟ギター史講義第二回(YouTube動画アップしました!)

9月に行われたギター連盟ユベントスの「ギター史、和声学ワークショップ」の講義風景をアップしました。
ギター史はビデオ編集の都合上、4つのパートに分かれてしまいました。とりあえず一本目をご覧下さい。(残りのパートについては説明のところにリンクがはってあります。順番にご覧下さい)




主催:公益社団法人日本ギター連盟ユベントス

今後の予定などの詳細はギター連盟主催ギター史・和声学ワークショップをご覧下さい。11月25日三回目を予定しています。

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9月30日:ギター和声学&ギター史ワークショップ第二回

日本ギター連盟では、ギター史と和声学のワークショップを定期的に行っています。プロ志望の方、もしくはプロとして活動している方でも和声やギター史の知識を整理してみたい…という方にお勧めです。
昨年も通年で行いましたが、やる気にある方はかなりの知識を得ることができます。新しいクールはすでに1回目を開催しましたが、和声のほうは「音程」のところまででした。まだ受講希望の方、大丈夫です。是非2回目から参加しましょう!

2012年9月30日(日)
午後2時〜午後4時30分頃まで
港区神明いきいきプラザ
JR浜松町下車4分 地下鉄浅草線大門駅下車4分

詳細

また、このワークショップに関連した音楽理論のフォローアップ講座も当教室として10月14日に開催予定ですので、ご参加をお勧めいたします。

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ギター連盟ユベントスワークショップ 新年度スタートしました!

すでに終了しましたが、7月1日(日)午後2時から、ギター連盟ユベントスのワークショップの新クールがスタートしました。

ギター連盟「ギター史と和声学ワークショップ」

ギター史の基本とギターによる和声学を同時に学べる講座です。講師はギター史:富川勝智、和声学:坂場圭介で行っていきます。

第二回目は9月を予定しています。日曜日は決まっていますが、まだ期日、会場は決まっていません。情報をお待ちください。計5回、二ヶ月おきに開催していく予定です。

公益社団法人ギター連盟ホームページ

第一回目はギター史は「ルネッサンスからバロックまで」講義しました。第二回目は、バロックの終焉あたりから古典まで終わらせたいと思います。
和声のほうは「音程」まで終わりました。完全、長短、増減…などの音程を楽譜から読み取ることができれば第二回目の講義はわかりやすくなると思います。

私個人の教室でも第一回目のフォローアップ講座なども考えています。これはこちらのブログなどで告知する予定です。

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シェーンベルクとギタリスト(和声のどつぼに嵌るための参考文献)

実は周辺にいるプロギタリスト志望およびすでにプロとして活躍している人とで勉強会をスタートしました。

すでにコンクールなどで優秀な成績を収めている若手が中心です。

もともとは私が20代のころに読んで勉強になった本で、今再読しても発見のあるものを勉強しなおしたいなあ!・・・と思ったのがきっかけです。ちょっと偉そうに先輩風を吹かしてみようかなあ・・・と。で、周辺にいるプロギタリスト及びコンクールで活躍中の若手に声をかけてみました。自然に集まりました。

読書会的なものです。人間ひとりで勉強するのは大変です。みんなで集まればいろいろとアイデアも沸くでしょうし。

課題図書はシェーンベルクの「作曲の基礎技法」です。

賛否両論ありますが、私はシェーンベルクのロジックが好きです。できるうるかぎり言葉で説明しよう!と考えている点が素晴らしい。音楽家として「言葉でできるうるかぎり説明したい」と考えることは重要だと私は思っています。音は言語化することは完璧にはできませんが、将来教える立場にたったときや、ほかの音楽家と議論しながら音楽を作っていく現場にたったときボキャブラリーは豊富であるに越したことはありません。

シェーンベルクなりの「言葉の使い方」というものを勉強できればなあと思ったわけです。通称「シェーンベルクゼミ」です。なにか秘密結社みたいでいいでしょう?

というわけで、1回目が終わりました。どのように勉強していこうか?というところから話合いました。まずはシェーンベルクの言わんとしていることを理解するために音読。そして、そこから譜例をできるうる限りギターで音をだして耳で確認。。。次回までギター曲の中で同じような例を探す「宿題」も出しました。

まあ、私は進行役みたいなものです。ちょっとだけ経験が多くて、若手よりは年食っているだけ&一応プロとしてこれで飯を食べてる・・・というだけです。みなと一緒に勉強して非常に楽しかったです。

そして、うーん、音楽理論って深いなあ!と思ったわけです。

若いころいっぱい音楽理論の本を読んだなあと思いました。1回目のゼミが終わったあと、ひさびさに引っ張り出した本はいくつかありました。

シェーンベルクの和声学の本。対位法の本。両方ともスペイン語版で読みました。(シェーンベルクの和声学の本は英語版ももっていて、今はそれしか持っていません。スペイン語版はどこいったのだろう???)

久々に以下の本も読み直しました。和声の歴史を俯瞰できて、歴史のなかで和声がどのように変化していくかよくわかります。あと、シェーンベルクの「調域」の概念も簡単に説明されています。

和声の歴史 (文庫クセジュ 448)
和声の歴史 (文庫クセジュ 448)
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白水社クセジュなので入手しやすいです。

以下の本も和声の深みに嵌るためには必読だと思います。私は大学生のころ呼んで「!!!!」と思いました。和声って深いなあ!面白いなあ!って思った本です。

和声の変貌―音高組織の論理 (1980年)
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ただし、現在絶版かな?図書館でも借りてぜひ読んでもらいたい本ですね。

シェーンベルクの和声と対位法の本は昔邦訳がでていましたが、現在は入手困難なようです。

「和声の構造的機能」の英語版は比較的安く入手できます。

シェーンベルクの「調域」の概念はドイツにおける西洋和声学のひとつの到達点であるといわれています。ぜひ知っておいて損はないです。

Structural Functions of Harmony
Structural Functions of Harmony
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作曲の基礎技法のほうはシェーンベルクがそれまでのベートベンなどの古典作品を分析し、どのようにして作品が生まれていくのかを分析していっています。

同様のことはわれわれギタリストの作品にも見出せるのか?・・・そんなことを考えながら、シェーンベルクゼミは進めていきたいと思っています。いったいどうなることやら・・・。でもやってみなくちゃわからない!・・・それが勉強だろうなあ、と思うわけです。

さて、和声に関してもうちょい読みやすく、入手しやすい本はないかなあ、と思い出した本。ありました!

憂鬱と官能を教えた学校 上---【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史 調律、調性および旋律・和声 (河出文庫 き 3-1)
憂鬱と官能を教えた学校 上---【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史 調律、調性および旋律・和声 (河出文庫 き 3-1)
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憂鬱と官能を教えた学校 下---【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史 旋律・和声および律動 (河出文庫 き 3-2)
憂鬱と官能を教えた学校 下---【バークリー・メソッド】によって俯瞰される20世紀商業音楽史 旋律・和声および律動 (河出文庫 き 3-2)
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ハードカバーで1冊にまとまっていたものが、文庫になっています。講義を文章化したものなので、読みやすいです。和声ってそういうものなのかあ!というのを「なんとなく」わかりたい人にはお勧め。きちんと読めばいろいろな問題提起がされていて深読みも可能な本です。

・・・というわけで、和声学に関連した参考図書をご紹介しました。

和声っていうのは深い学問です。そして、実は作曲家ごとの哲学も含まれていますし、哲学そのものである場合もあります。そういう意味で非常に面白いものです。

みなさまもその深みにはまってみましょう。どつぼに嵌ることもありますが、それも楽しくなってくると思いますよ(無責任!)。


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講師はギター連盟正会員の富川勝智と坂場圭介です。
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