ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

執筆

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

お仕事依頼&お問い合わせは下記メールへお気軽に!
tomikawaguitar@gmail.com

10月前半のあれこれ〜執筆とかイベロリベロとか

やっと、10月に辿り着いたこのブログ。
10月は基本的には執筆を集中的に。

近年、YAMAHAさんから結構の数の著作を出させていただいております。
例えば、この二冊。


クラシックギターの教科書 【DVD&CD付】
富川 勝智
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
2019-03-23


【1日】に【3つ】のフレーズを【5分】ずつ弾くクラシックギターワークアウトブック
富川 勝智
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
2022-01-26





おかげさまで、好評をいただいております。割と、これらの本を読んでレッスンに来てくれる人もいますし、コンサートなどやっても「この本で勉強してまーす」という愛好家の方も来てくれたりして。嬉しいもんです。

というわけで、この二冊に関連する本を執筆中というわけです。

こういうのはどかっと一気に書かないとなかなか流れがつかめないもんです。


というわけで、10月前半でどかっとこのくらいの字数を書きました。

さて、演奏の方はというと、あまり多くない。とは言え、私が所属している中世古楽バンド「イベロリベロ」のライブがありました。お客様、満席で、こういうのも本当にありがたい。

スペイン音楽の源流というのかな?…そういうのがイベロリベロが演奏するレパートリーには散りばめられていて、聖母マリア頌歌集などギター独奏でも有名な楽曲でも、アンサンブルとしてやってみると見え方が変わってくるもんです。だから、続けているところはある。



そして、クラシックギター(本業!)でのスペイン音楽でのコンサート、10/30にあります!

横浜のイギリス館でやります。

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「クラシックギター音楽ガイド」執筆担当しました!

クラシックギターのレパートリーって一体どのくらいあるのだろう???…若い頃にそう思いました。そもそも一体何を勉強していけばいいのだろうか?…悩んだ時期もありました。

みんなと同じ曲レパートリーにしてもつまらないなあ…もっとかっこいい曲ないのかな?…と思った時期もあったなあ。

さて、そういう悩めるクラシックギター学習者のためのガイドブックがとうとう現代ギター社からでました。もともとは1977年に出た「ギター音楽ガイド」のギターレパートリー555のアップデート版ということだそうです。

執筆陣は現代のクラシックギター界を代表する33名。私も担当させていただきました。

オリバ、カサド、ホセ、シャンカル、ハウク、野田暉行…このあたりの項目を担当させていただきました。簡潔に楽曲の内容を説明するのはなかなか大変な作業でしたが、このような後世に残る著作に関われて大変光栄です。

大きさは通常の現代ギターと同じサイズ。

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なかはこんな感じです。
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ざーっと暇をみつけて眺めていますが、痒いところに手がとどく選曲になっております。「ああ、そういう曲もあったよね!」とプロギタリストでも唸ってしまう内容。クラシックギター学習者、プロ志望、コンクール挑戦者のための良いガイドブックとなると思います。必携です。




現代ギター社サイトのページはこちら

原稿などもろもろ(女性ギタリスト特集や「てんこもり」)

さて、今年もいろいろと原稿執筆したり、楽譜の編集をしたり、資料提供したりしました。年末になっていろいろとその方面の「今年最後の仕事」が世にでておりますので、ご紹介します。

まずは現代ギター2016年1月号の巻頭特集「女性ギタリストの系譜」に原稿を寄稿。
テーマは「女性ギタリストという存在」。女性音楽家全般がどのように時代毎に扱われてきたのか…を中心にギター界を概観しました。バロック期〜古典期〜近代〜現代へと女性ギタリストがどのような存在としてみなされてきたのかを簡略に説明。
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さて、もうひとつは、2007年に出ていたもののリニューアル版。クラシックギターの名曲を楽曲解説と奏法解説とともに掲載している楽譜集です。
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この中で解説を担当しています。ほかにも名ギタリストたちの奏法解説や楽曲解説がとても役にたちます。独学でも先生に習っている方でも参考になります。是非お買い求めください。

こんな感じで、僕も左手のちょっとした「秘伝」を公開したりもしています。
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こんな感じで、いろいろと私の執筆関係もでておりますので、みなさま是非ごらんください。

 

5月のまとめ

さて、5月の活動まとめです。忙しかった〜。新しい生徒さんも増えたり、演奏依頼もたくさん。これで、しばらくはギターで生きていけそうです 苦笑。

ということで2015年5月のまとめ!

レクチャー&ワークショップ編:
日曜ワークショップでは、「左手」について講義。日曜ワークショップは今年に入ってから本当にたくさんのプロ奏者、プロ志望者が来てくれています。次は6月21日です。技術に関する講座を考えています!情報アップまでしばしお待ちを。
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演奏編:今月も演奏をたくさんしました。
まずは5月2日。当教室の発表会ミニコンサートで、林祥太郎くんとデュオ。
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5月8日は銀座のヤマハにて「ギターレクチャーコンサート」
モダンギター、バロックギター、ビウエラを演奏。本当にたくさんの方にいただき、感激!
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5月16日〜17日はスペインギターフェスタ2015
それぞれの独奏とアンサンブル…みんな忙しい中ですっきりとまとまりました。来場いただいた方にも大好評。来年もやります!
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5月23日はリオリコギターアンサンブルとしてアンサンブルフェスティバルで演奏。
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執筆編:
再編集版ですが、タレガ傑作選がでております。好評のようです。解説と伝記を担当しております。


現代ギター2015年6月号に「ロマン派のギタリスト」をテーマに寄稿。
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ひさびさにがっちりとギター史について書きました。クラシックギターのロマン派について勉強したい方は是非。




作業準備編:
1:6月14日にシンガーの石塚裕美さんとライブをやります(前回のライブの様子はこちら!)。新曲も意外な選曲で、楽しいと思います。もうちょっとアレンジを洗練させます。

2:一応6月3日にひさびさのソロリサイタルをやるので、地道に練習しております。考えてみるとホセ・ルイス・ゴンサレス師匠にレッスンを受けたものばかり…。いろいろと思い出しながら練習しています。

3:8月にルベン・パレホというギタリストが来日します。いろいろと動いています。視察も完了。あづみ野ギターアカデミー(8月13〜16日)にも講師としてきてくれます。楽しみだ〜!

4:秋に北海道(10月)、大阪(11月)に行くので、いろいろとスケジューリングや打ち合わせなどしております。


 


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2011年まとめ〜編曲や執筆編

(注)下記まとめは2011年末に書かれたものです。時差ぼけアップです。文章内容は2011年末の気分でお読みください!

まとめ執筆編曲録音などについて書きます。

まずは執筆活動について。

ずーっと続けている執筆活動ですが、現代ギター誌での連載をメインに行いました。

主にギタリストのバイオグラフィーについてのものがメインでした。特に「巨匠の時代」については印象に残っています。レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサについての伝記連載もしましたが、そのルーツをたどるとギター史の面白さを感じます。いままでホセ・ルイス・ゴンサレス、ナルシソ・イエペスについて書いてきましたが、それぞれのギター史への関わり、音楽美学への関わりを見て行くと、多くのことが分かります。単純にいうと「ギターの進化はたったひとりが成し遂げたことではないこと」がはっきりと分かってくるのです。

タレガだけでクラシックギターの奏法と審美観が確立されたわけではありません。その後、リョベートやセゴビア、そして多くのギタリストの発想やその時代ごとの美学への興味でクラシックギターは今まで続いてきていることが分かります。

私はそのひとつひとつについて学びたいと常に思っています。そうすると謙虚でいられます。何か派閥的な「なになに奏法」や「なになに派」といったものに縛られないですみます。しかし、各ギタリストが「なにをしたのか?」「どう考えたのか?」という点についてしっかりと確認をすることは実に大切なことです。ひとりだけで完璧に何を仕上げることは不可能です。クラシックギター奏法というのは共同作業で仕上げられるものですし、世代を経て洗練されていくものです。

そのことがギタリストのバイオグラフィーについて調べていくと理解できます。今後もこの作業を継続して行っていきます。


編曲について。

編曲作業は定期的にお仕事を頂いています。おもにギターソロ編曲へのお仕事です。いままでヤマハやシンコーミュージックなどの仕事をたくさんしてきました。作業をしながら他の人のアレンジ法などをリサーチすることも多かったですね。調べれば調べるほど、クラシックギターをしっかりと勉強したひとの「編曲感覚」は違うことも分かってきました。アコースティックあがりのひとのアレンジはまだまだ二声(もしくはメロディーとコード)のアレンジに留まっていることが多いです。言ってみると「縦でしか見ていない」わけです。メロディーにしかるべきハーモニーをつければおしまい…というレベルが多い。

クラシックギター界ではもっと横のつながりを重視します。その意味で三声レベルでの編曲は当たり前と言っていいでしょう。これをしっかりと演奏レベルにまで昇華するためにはしっかりと技術が必要です。クラシックギターをしっかりと勉強したひとにとっては一般にちまたに溢れている「ソロギターアレンジ」は「片手落ち」「やっつけ仕事」に映るでしょう。

たしかに「とっつきやすさ」は音楽する間口を広げます。しかし、弾きやすさと取っ付きやすさのレベルに拘泥していると、音楽の深み、本当の面白さは見つけることが不可能でしょう。

そんなことをアレンジしながら考えた一年でもありました。


録音について。

様々なミュージシャンの方から「クラシックギターの音」が欲しい…「富川さんと何かを作ってみたい」ということでお誘いを受けることが多くなってきました。一般にいうポピュラー音楽のサイドからのオファーですね。そういうのが増えた。もちろん全てのお仕事を引き受けるわけには時間的にも音楽面の消化度を考えても可能ではありませんが、すこしずつでもコラボレーションしていければ楽しいなあ!と考えています。

実はクラシックギターという楽器にこだわりがあるという面がありますが、音楽のジャンルに関しては垣根はないと思っています。もちろんクラシックギターというジャンルの可能性や強さ(魅力)についてはしっかりと把握しているとは思います。そしてそれらを把握した上であれば、どのようなジャンルの方ともコラボレーションできると思っているわけです。


記録に残すこと。執筆であろうが、編曲出版であろうが、録音であろうが、それら全ては僕の中でつながっています。そしてそれらのことを「記録」に残すことはとても大切です。その作業自体の中で考えることはとても多く、その結果を公にすること、形として残すことは「思考の結果物」ですから。そして、その思考の過程は私の音楽家としての「財産」です。そして、その財産をこのようにブログという形で残したり、生徒とのレッスンにおいてお話したりします。


仕事の断片が多くの思考の結実を表すことがあります。そして多くの思考の結果が仕事の断片であったりします。そう考えると面白いものですね。

富川勝智

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