ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

基礎練習

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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トミーの部屋第二回無事終了&そんなにすぐ効果出たの???(クラシックギターワークアウトブック)

2/2に小暮浩史さんをゲストに「トミーの部屋」第二回無事に終了しました。

こんなご時世なので、本番前に打ち上げ行っちゃえー!と。そこで猫ちゃんに出会いました。

小暮くんと30分くらいでくわーと飲んでから、本番へ。

(実は本番の写真撮り忘れたので、猫ちゃんの写真w)

今回も色々と話しました。小暮くんが珍しくターレガを弾くというので、どうしたのー?と聞くと、最近結構いいなーと思ってという返事。

プロギタリストは大体20代はコンクール受けるために、ヘヴィーな曲ばかりをレパートリーにしがちなもんです。その時期が終わって、20代後半くらいから「ギターのスタンダード曲」の良さに目覚めたりします。

かくいう僕もそうだったなーと。ダンジェロとか武満徹とか、マルタンとか。そんなのばっかり弾いていたなーと。そういう時期抜けるとタレガの小品とかそういうものの良さがわかってくるんですよね。レッスンで教えたりするとまたこれが「いいなー」なんて思うようになる。

次回の「トミーの部屋」のゲストは北田奈津子さんに決まりました。4/10駒沢大学M'sカンティーナです。16:30くらいから。また詳細決まったらお知らせしますね。ギタリストとのトーク、楽しいですよー。

で、話は変わって、今日のレッスンしていたら、ものすごく音が良くなった生徒さんがいました。

「あれー?音すっごく良くなったねー!何か変えたの?」と訊いたら、「先生が最近出したワークアウトブックやったからじゃないですかね?」と。

そんなに早く効果出るはずないだろー!とは思ったものの、どの練習をやったか聞いたら、理由がわかりました。

まだ第一日目しかやっていないそうですが、しょっぱなに「指をしっかりと振り抜いて、戻す」という練習があります。この練習をやったとき、その生徒さん”最近そういう基本的なこと忘れているなあー”と思ったのだとか。

で、やり直してみた。そして音がしっかりと鳴るようになりました。

基本って大切だなーと思った次第です。
というわけで、引き続きみなさんクラシックギター ワークアウトブックよろしくお願いしますねー!

【1日】に【3つ】のフレーズを【5分】ずつ弾くクラシックギターワークアウトブック
富川 勝智
ヤマハミュージックエンタテイメントホールディングス
2022-01-26




基本が大切だよ!という意味では、明日こんなワークショップをやります。

「7つの基礎練習+2」。



後編と銘打ってますが、前編に出ていない方もぜひ。ゼロからやります。

こういうワークショップも地道に出ると効果がありますよー。毎月テーマを決めてやっておりますので、お気軽にご参加くださいませー。


コロナのおかげ(?)で、基礎練習の大切さに気づく人が増えるといいなあー

随分と「日曜ワークショップ」をお休みしてしまいました。
まあ、コロナ禍だったからしょうがないのかー。でも、ぼちぼち世の中も動き始めたので、復活させます。




詳細はリンク先をご覧ください。実はコロナ禍で自主中にクラシックギターを始める人がとーーっても増えたそうです。ウクレレも。10万弱程度の楽器がバカ売れだそうで。この辺りは大手通販サイトであるサウンドハウスさんあたりを覗いてみるとわかります。

コロナのおかげさま(?)で、なぜか生徒が増えたのであります。自粛期間中は自分で楽器を始めた人がオンラインでレッスンを申し込んできました。8月あたりからは自粛期間中にクラギの独学に煮詰まったかたが直接教えを受けたいと入門。プチバブル。

何れにしても、基礎って間違って伝わっているなあーと。ネットの情報はあてになるものとあてにならないものの混在。あと文章の解釈次第でいくらでも間違った方向に行ってしまう危険性あり。

マンツーマンでのレッスン、ダイレクトな教えと個々人に対するフォローがないと危ないですよねえー。と言うことで、久々の「日曜ワークショップ」は「7つの基礎練習」を行います。

ボヤーっとしているとギターって下手くそになります。毎日ちょっとずつでも基本の練習を取り入れることが大切。この7つの基礎練習は7つやってもおよそ5分で終わります。

ただし、意識させてやること。野球選手がバッティングの素振りを100回やる場合は一回ごとに色々なことを試しながらやるはず。ただ回数だけを目指して1000回でたらめに素振りしたら悪い癖がつく。

客観的なフォームチェックを取り入れて10回の試行錯誤をしながら行うと、バッティングフォームの様々な可能性を見ることができるのだと思います。

そんなわけで…7つの基礎練習、みなさん是非確認してみてください。一生分の価値のある内容ですぜ。地味ですがw


生徒さん用の基礎練習動画(コロナ禍と音楽レッスン)

2月末から「コロナ禍」が始まっております。
当教室は比較的早く(というか多分ギター業界では一番早く)レッスンをオンラインで行うことを決めました(2/29でした)。

そこからほどなくして大手音楽教室は(安直な)「休講」ということで動いていきました。公立の学校もこれまた「安直な」休講ということに。

それはいかんだろー!と。オンラインで教材を提供するとか、個別のレッスンであれば何らかの手段で生徒さんのレッスンを継続させることが大切であると思いました。それが音楽文化を守ることであり、レッスンを受けたいという生徒さんのモチベーションを維持することが何よりも課題ではありました。

いくつかの方法を提示しました。(詳細はこちらへ)



ポンと乗っかってくれた方と「Skypeとか動画の撮影の仕方なんかわからない。ましてやYouTubeなんて」という方もおりました。 いずれにせよ対面でのレッスンは2/29以降避けてきました。最初はメールでのやりとりやこちらが動画で宿題を出すという形式であったところから、今では全員が「コミュニケーションが取れるツール」でのレッスンに移行しております。

で、結局、対面でレッスンをしていた頃と変わらない。

こちら側も生徒さん限定で見ることができる「基礎練習動画」を毎日1本程度アップすることを4月初めからスタートしました。

YouTubeの限定公開リンクで、それをメールかfacebook上にある生徒さんしか見ることができない教室グループで生徒さんたちに知らせることで行なっております(幸い、当教室の入会者は全員ネット経由ですので、メールが使えない、Facebookが使えないという方はいません)。



5分で基礎練習!









現在はこの「5分で基礎練習」はトータルで30本以上アップしており、再生回数を見ると、皆地道に練習している様子です。

今回は、このブログの復活記念として、特別にここに最初の5本だけアップしておきます。ここからのリンクでしかご覧いただくことができませんが、ぜひ皆さんも練習してみてくださいね!


1:左手ポジション

https://youtu.be/mEuZ09xn_mo


2:
右手の基本

https://youtu.be/hg3ozxLvakg


3:
右手i指のタッチ

https://youtu.be/47uI0Z0oNyU


4:
左指の独立

https://youtu.be/PV73Htixw-E


5:
左手1指と4指のバランス

https://youtu.be/I3wHODMhD1c

みた方は「チャンネル登録」よろしくお願いします。一般公開のものとして「クラシックギター名曲を15分で解説!」というものもアップしております。

さてさて「5分で基礎練習」を全部見てみたい!・・・という方は是非富川ギター教室へご入会を。現時点でもオンラインでレッスンをスタートする方が増えております。全く初心者の方でも対面レッスン形式と変わらないクオリティで受講していただけます。いつでもお問い合わせください。

基礎は緩やかにして変幻自在なものですよ〜

よくギターを始めたばかりの生徒さんに「自分も基礎練習をしたほうがいいのでしょうか?」という質問を受けます。

いつも生徒さんには「基礎の大切さは、ある程度いろいろな曲をやらないとわからないですよ〜」と言っています。レッスンの最初のほうでやるもの=基礎ではないのです。

おそらく、前述の質問をしてくる生徒さんは「基礎=元になるもの」と考えているのでしょう。

基礎っていうのは…例えば建築物の土台になるものがイメージできますね。地面を掘って、地盤を安定させて、そこに建物を作っていく…というイメージが多くの人の中にあるのでしょうね。
「基礎」という語感の中に、まさにそのイメージがあります。私は基礎というよりは「かた(型)」と言ったほうが定義としてはいいのかなあ?…とは思います。とはいっても、ちょっと世阿弥っぽくて堅苦しいですし、抽象的。一般のかたにはなかなか理解しずらいでしょう。

なので、しょうがないので「基礎」と言ってしまうしかない。でも、私が伝えたい内容はちょっとみなさんが考えているニュアンスとは違うのです。


基礎練習についてのこちらのブログに以下のように書きました。

毎日基礎練習をやっていると、その時々の音楽的欲求に応じて、基礎練習に意義を感じてくるものなのです。 

シンプルな基礎練習(型)の中に、初心者〜上級者まで音楽演奏のための要素を見出してほしいなと思います。それは各自が「やりたい音楽」がないとなかなか見つかりません。だから、「音楽的欲求」に応じて、基礎は変幻自在に意味を変えてきます。

ギターの奏法にはいろいろなコツがあります。「こういうことを守れば、こういうことができる」という奏者の意思があれば、実は基礎練習なんてまったく必要ないのです。

では、基礎練習はなんで必要なのか?

それは噺家さんのネタのようなものです。ネタの語源は「種(タネ)」と聞いた事があります。ネタをどのように膨らませていくか?…どのように深みをもたせていくかは噺家さん次第。

でも、ネタがないとなかなか面白い芸、奥深い話芸はできないのですよね。だから、ギタリストにとって基礎練習は、ネタみたいなものなのです。美しい音楽をやるためにどのようなことを守ればいいのか?…それを毎日認識するためのリマインダーであるという面もありますが、そのときの奏者のレベルに応じて、変幻自在に変化するものでもあります。

基礎練習についてはシンプルに7つの項目に分けて、夏の講習会やワークショップでも紹介しましたが(こちらの記事参照)、これは私が長年の演奏活動や教授活動から、これが練習のネタ(=種)だなあと思ったものをまとめたものになっています。

技術上弾けないもののヒントはこの「7つの基礎練習」に全て含まれています。そして、音楽表現面での要求が高まっていけば、各自がオリジナルの基礎練習に膨らませていく余地があるシンプルな練習となっているのです。

最近はワンレッスンなどで、この基礎練習から学んだものをベースに、いかに技術上の課題を克服していくかというテーマでレッスンを行うことが多いのです。そして、技術上の問題がクリアされれば、それをいかに音楽表現に結びつけていくか?ということに視点が移行します。

その際も基礎練習は「余地」のあるものでなければなりません。私のワンレッスンを受けた人にはもちろんそれがわかるのでしょうし、通常の方のレッスンでも常に「基礎」の大切さを強調しています。

「基礎練習=何か決まったことをやる」と考えたり、基礎練習=反復練習と考えると、大きく間違うことになります。基礎というものは「かた(型)」であって、それは初心者〜上級者まで全ての人にとって意味のあるものでなければなりません。

基礎練習=変幻自在なもの…と考える事で、練習の質もよくなります。



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キソレン!キソレン!キソレン!

ブログのタイトルで「キソレン!キソレン!キソレン!」と叫んでしまいたくなるほど、ここ最近は「基礎練習」の大切さをどのように分かってもらえるか…に生徒さんとのレッスン中に力を注いでいます。

基礎練習の大切さは、クラシックギターを弾けば弾くほど実感されてきます。音楽的な欲求が高くなればなるほど、技術の正確さをもとめようとしますので、上級者の方ほど「基礎」の大切を実感していると言えるでしょう。

逆にいうと、正しい基礎練習をしておけば、上級者へスムーズに移行することができます。

初心者の場合は、ある程度「定型」として基礎練習を行う必要があります。左右両手に関して、 いろいろと「守らねばならないこと」がたくさんあるのですが、初心者のうちはその理由がわからないでしょう。とはいっても、きちっと守るべきことをやっていけば、将来その理由がわかってくるものなのです。

先月行われた「あづみ野ギターアカデミー」では毎朝40分、「朝の基礎練習」を行いました。

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右手のコンビネーション、右手の移弦練習、単弦上での音階…など7つの項目にわけで、それぞれ5分ずつ行いました。そうするとだいたい40分で終わります。詳しい説明なしで「やるべきアクション」をひたすら受講生に弾いてもらいました。あとから感想を訊いてみると、受講生それぞれのレベルに応じて「気づき」があったようです。それこそが、「基礎練習」の大切な点なのです。

例えば、右手iaで同時に発音するときに、aだけアポヤンドできるかどうか?…これは初心者には「何故そんな練習が必要なの?」と思うかもしれませんが、中級者〜上級者の方であれば、「声部を弾き分けるときにこの動きに親しんでいれば、よりよい音楽ができるだろう…」というふうに思えるはずなのです。

毎日基礎練習をやっていると、その時々の自分の音楽的欲求のレベルに応じて、基礎練習に意義を感じてくるものなのです。

ということで、「あづみ野ギターアカデミー」に参加できなかった方にも、是非「基礎練習」基本セットを知ってもらいたい思い、次の日曜日7日に行う日曜ワークショップでは、同じ内容を行いたいと思っています。日曜ワークショップでは2時間半ありますので、基礎練習40分×3セットは行えるかなと思います。それにプラスして、若干の解説を加えたいと思っています。

詳細はこちらのブログ記事にあります。是非ご参加ください。初心者〜上級者まで役にたつ講義となっております。


 
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