ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

富川勝智

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武満徹と「うた」(5/29のライブについて)

ひさーしぶりのブログ更新です。
早速ですが、明日のライブについて少し書いておきます。

武満徹が書いた「うた」を全曲ギターと歌だけで演奏します。まずはフライヤをご覧くださいませ。

Ishizuka&Tomikawa_0220




























おかげさまで、いい感じにご予約いただいております。メールやダイレクトメールでもご案内を差し上げました。その際に今回のライブは通常のライブと違って「位置付け」が難しいなあーと言うことをひしひしと感じました。

ご案内メールの返信に以下のような言葉が結構あったのです。

「武満徹の音楽は自分には難しすぎるので」
「武満徹さんは苦手」

とか・・・。うわーーー。そう思われているのか。。。やっぱりなー。

ライブフライヤにも「現代音楽の巨匠武満徹」と書いてしまったので、もう後の祭りなのですが、そう思われてもしょうがないのかなあーと。実際、武満徹と言えば世界的な「現代音楽の巨匠」です。出世作となったノベンバーステップスなども(おそらく)一般の音楽ファンには難解に響くのでしょう。

その武満徹さんが、実にわかりやすいポップソングを書いていると言うことはあまり知られていないようです。一番有名なのが「死んだ男の残したものは」です。古くはカルメン・マキさんの名唱で知られる名曲です。そのほかにもたくさん・・・(あるんですよー!)


武満徹さんはポピュラーミュージックへの敬意を持っていた人物でした。一般のアカデミックな教育を受けたクラシック「ガチ」の「ベートーヴェンこそ我が魂」とか「バッハのみでご飯三杯いける」的な人ではなかったのです。非常にフラットな視線でビートルズからジャズまで、「良い音楽はいーじゃん」と言い切れる人だったのでしょう。

クラシックギターをやる人であれば「ギターのための12の歌」を知っているはずです。武満徹さんがクラシックギター独奏のために選曲しハーモニーをつけた素晴らしい曲集です。その選曲をみれば、武満徹さんが本当に幅広く音楽を聴いてきた”素直な耳”を持っていたことがわかります。日本歌曲からビートルズ、フォークソング…良いメロディーは強いよ!…と主張しているかのような選曲なのです。

その武満徹さんが書いた珠玉のメロディーが21曲あります。そして、その作詞も谷川俊太郎さんをはじめ素晴らしいものばかり。メロディーは(少なくとも)オーソドックスなポップススタイルで書かれています。もちろん、そこには作曲の巨匠である武満徹ならではの音程感やそれに伴う独自のハーモニー感はあります。ただし、一聴する限りシンプルなポップソングにしか聴こえないでしょう。

ちょっと余談になりますが、クラシック作曲家の巨匠でも素晴らしいポップソングを書いた一例として以下の曲があります。




そうアニメの「赤毛のアン」のテーマです。実はこれ日本の現代音楽作曲の分野でも巨匠であった三善晃さんの作曲。

ざっくり言ってしまえば、メロディーの強さを知っているからこそ「作曲家」なのです。そこにジャンルなんてないんじゃないかなあと。もちろん、三善晃先生はアニメの世界観、赤毛のアンの世界観をメロディーに託したのだと思います。だからこそ、実は難しい旋律を使っているわけではない。でも、それまでのアニメソング特有の常套句を使うということは一切しない。美しいですが、きちんとオリジナルな世界観のあるアニメソングになっているのです。

武満徹さんのポップソングもそんな位置付けです。

聴いてもらえれば、「え、これが現代音楽の巨匠武満徹が書いた曲なの?」と思う方もいるでしょうし、逆に言えば「こんなポップソングの書き方があったのか!」と思う方もいるとは思います。

大多数の音楽ファンの方々はノスタルジーの世界に生きています。

「自分の好きな歌を聴きたい」「自分の好きなジャンルを聴きたい」…大体の方がこのいずれかです。音楽を演奏する側は「新しいものを届けたい」「まだ知られていない凄い音楽を知ってもらいたい」と思っています。

この兼ね合いは難しいなあーと常に思います。食わず嫌いせず、お越しください。

そう言う意味で、(便宜上ジャンルわけしますが)クラシック音楽が好きな方にも、ポップスが好きな方にもジャズが好きな方にも、是非きて欲しい公演です。まだ若干お席残っております。

是非以下からご予約お願い申し上げます。

http://theglee.jp/live/24911/



最後に…明日配布するプログラム(流石に全21曲あるのでお客様の便宜のためにプログラム作りました)に載せる予定の序文を転記して終わりたいと思います。

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武満徹と「うた」(富川勝智)


”私たちが音楽というものを素朴に考える時には、それは歌というものです。声を出して歌う、ダミ声の人も澄んだ声の人も歌はいろんな響きをもっています。それぞれの人の命の響きというものを持っているわけです。どんな新しい音楽、例えば電子音楽をやる場合でもこのことを忘れてはならないでしょう” (武満徹)


現代音楽の巨匠であり現在でも世界的に高い評価を得ている作曲家、武満徹。一般にはクラシック音楽に分類される作曲家です。世界中どこに行っても、クラシック音楽に詳しい人ならば「TAKEMITSU」の名を知っています。我々日本人が知っている以上に世界的な芸術家なのです。


一方でこの巨匠はポピュラー音楽やジャズ音楽の力をよく知っていました。戦前に家で流れるSPレコードやラジオからのジャズや歌謡曲に耳を澄ました人間であり、戦後もビートルズの偉大さをしっかりと認識していました。例えば彼が編んだ「ギターのための12の歌」には日本歌曲はもちろんのこと、ジャズの名曲やビートルズの楽曲が多数並んでいます。彼はメロディーの力を認めている人であり、それはジャンルを問わないものでした。


「歌」はフラットでなくてはいけない。技術が前面に出てはいけない。これは武満徹の書いたポップソング(うた)を解釈するときの基本方針であると思います。その旋律を丁寧に辿る。その旋律を支えるハーモニーを丁寧につけていく。それでいいはずなのです。


今まで数多くのクラシック歌手(オペラ歌手)が「武満徹ポップソング」をコンサートで取り上げてきました。武満徹の書いた旋律は技術的には難しいもので、オペラ歌手の訓練された音程感とピッチ感がなければ適切には歌えないとも言えます。しかし、旋律をトレースしたとしてもそこには歌手の色が付きます。オペラ歌手の音色の癖は武満徹のポップソングには似合わないのです。


彼のポップソングにはジャズ的な色彩のものも多くありますが、ジャズシンガーやポップスシンガーが歌っても音程が正確に取れていなかったり、その技術の拙さを歌い手の癖で誤魔化している場合もあります。それも、武満徹の考え抜かれた旋律を歌うのには相応しくない姿勢のように思います。


今回のこのライブでは、武満徹の「うた」の旋律と歌詞を丁寧に辿ることを基本にしました。生前、武満徹はオペラ歌手の”パワープレイ”が大嫌いだったそうです。歌とは「語ること」。歌詞の世界とメロディーが共存しながら進んでいく世界です。言葉の意味を伝えるには歌い手の押し付けは不要。どのような「うた」でも、その旋律を辿りハーモニーを丁寧につけていけば聴き手の「うた」になっていきます。


クラシック音楽の世界では「あの現代音楽の巨匠TAKEMITSU」が書いた歌曲として、オペラ歌手の力技にねじ伏せられ”語り”がなくなってしまい、ポピュラーの世界では「武満徹だから難解なんだろう」と敬遠されてきた「うた」。音楽にはジャンルはないよね!…と言葉で言うのは簡単ですが、それを本当に実感できる全21曲があります。そして、それはクラシック音楽でもポピュラー音楽でもありません。聴いたあなたの中で「うた」にしてください。






スペインの恋歌〜3月6日は新宿曙橋BITでライブ!

3月になりましたー。今月は「スペインもの」の密度が濃い演奏月間です!
手始めに3月6日に歌の藤沢エリカさんとデュオで新宿曙橋にあるバックインタウンに出演します。

二台の楽器を使います。
以下です。
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向かって左はコゲットという19世紀中盤に作られた楽器です。
右はビウエラです。スペインの16世紀に隆盛を極めた楽器です。(これは流石にレプリカ楽器です)

演奏する予定の曲は、「スペインの恋歌」というタイトルなので、もちろんスペイン音楽中心です。
ルネッサンス、バロック時代の民謡や歌曲などを演奏します。本当はバロックギターを使っても良いのですが、ここはシンプルにギターは一台で。色々と試してみましたが、その音色感や発音感から19世紀ギターでバロック期の曲は悪くありません。違うニュアンスが生まれますが、歌の輪郭がしっかりと聞こえてくる印象もあります。

グラシアーノ・タラゴー編のスペイン民謡集もやります。
20世紀に活躍したマチルデ・サルバドールの「
Endechas y cantares de Sepharad, ciclo de canciones para voz y guitarra』からも抜粋で演奏します。タラゴーは1892年生まれで、リョベートの弟子でもあります。

バロック期からサルバドールまでの楽曲を一台で伴奏するには、割と19世紀ギターはバランスが良いのかもしれません。同じ楽器で歌を聞くことによって「歌の力学」もくっきりと聴き取れるという利点もあるのではないかとも思いますし。

リハーサルは済みましたが、マチルデ・サルバドールのギターの和声の扱いの中にとてもバレンシア的な「豊饒さと自由さ」を感じます。マチルデ・サルバドールはビセンテ・アセンシオの奥さんだった人なのです。アセンシオのクラシックギターの名曲「内なる想い」に聞かれるスペイン地中海東方部独特の「豊饒さと自由さ」をサルバドール女史の和声づけからも感じ取ることができます。

スペイン歌曲の歌詞の世界も楽しんでいただけるとは思います。人の世に常にあるのは「恋と愛」。その姿は古今東西変わらないのです。そして、スペインの民謡な歌曲にはそれを素晴らしいユーモアと旋律で聞かせる名曲が揃っています。

ビウエラの歌曲も日本ではほとんど知られていませんね。

ざっくりというと、ここまで時代に幅があるスペイン歌曲をまとめて聞くことでしか、わからないスペイン音楽やスペイン語圏における「人生観」の共通要素がわかると思います。

ビウエラの歌曲も、それだけを取り扱っているコンサートは増えてきました。ですが、それをルネッサンスからバロック、19世紀〜近代という幅に中で聞くことによって見えてくるものをたくさんあると思います。

そういう意味でも絶対に来て欲しいコンサートです!
ライブですので、お気軽にきて欲しいですが、スペイン音楽やスペイン文学を愛する人全ての方にきて欲しいです。

フライヤ印刷用

















ご予約はお店のホームページからもできますが、私の所に連絡をくださってもオッケーです。
tomikawaguitar@gmail.com

最後に相方、藤沢エリカのライブ紹介文を!

:::::::::::::::::::

ビウエラ歌曲

バロックの歌
ギター伴奏による編曲が魅力の民謡やセファルディの歌

など、

「お馴染み」の曲は一切ありませんが^ ^、
あぁ、これは確かにスペイン🇪🇸❣️
と感じて頂けるはずの、
このユニットでしか聴けない
マニアック選曲となっています^ ^。
とはいえ、
キャッチーで心に響くメロディが満載です🎵

歌とギターで奏でる「スペインの歌心」の魅力を(再)発見しに、ぜひお越しください!

お待ちしております♡

~~~~~~~

《スペインの恋歌》

日時:2019年3月6日(水)
19:30 start (18:30 open)

場所:バックインタウン
東京都新宿区住吉町3-2
03-3353-4655
地下鉄都営新宿線 曙橋駅より徒歩3分

チャージ:2800yen(+オーダー)

出演:藤沢エリカ(歌)
富川勝智(ギター&ビウエラ)

ご予約:office.pulchella@gmail.com

イベロリベロ with 林亜矢子〜リハーサル風景

2/2にフラメンコタブラオの「ラ・バリーカ」でイベロリベロとしてライブをやります。

そのリハーサルが今日ありました。昨年もイベロリベロと共演してくれた林亜矢子さんをゲストにやっているので、ちょっと落ち着いた雰囲気でリハ。やはり一度やっていると気が楽ですねー。そしてメンバー各自の音を楽しむ余裕が出てくるものです。その意味で実に楽しいリハでした!

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バンマス、エリカさん。何を笑っているのでしょか??
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トミーです。
今回はギテルン弾きます。とは言ってもメインはバロックギターになるかな?
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森川拓哉さん
冬はまったりなるなー。中世フィドルの響きは本当に素敵。

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立岩巨匠。指が見えない!!!
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林亜矢子さん。いっつもエレガントな踊りです。叩きながら踊るの???

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・・・という具合なメンバーで2/2はお送りします!

スペイン音楽やイベリア音楽が好きなら絶対に来た方が良いライブ。
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:::::::::::::::

中世イベリア半島に伝わる古の音楽
古楽器と共に。
ゲストダンサーを迎えてお届けします。

2019年2月2日(土)
Open:17:30
Show Start:18:30

●出演
歌 藤沢 エリカ (Erika Fujisawa)
中世フィドル 森川拓哉(Takuya Morikawa)
ギター&ギテルン 富川 勝智 (Masatomo Tomikawa)
パーカッション 立岩 潤三 (Junzo Tateiwa)
ゲスト踊り 林 亜矢子 (Ayako Hayashi)

●料金
Charge 5,000円
(タパス盛り合わせ ワンドリンク付)

●会場
ラ・バリーカ
東京都台東区柳橋1-3-7 小嶋ビル1F
Tel:03-5809-1699

●ご予約・お問合せ
出演者または
Tel.:090-5335-9278(藤沢)
Mail:office.pulchella@gmail.com

大阪二日間〜1/18ソロ&デュオと1/19トリオ

大阪に来ております。今日は大阪グラナダでソロ&デュオ、明後日はトリオでの演奏です。

まずは今日1/18はソロです。ギリギリまですっかり忘れておりましたが、岩崎慎一さんとのデュオがセカンドステージでございます。昨日リハしましたが、ギリギリまでお互い忘れていたにも関わらず、バッチリです 苦笑。

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(フライヤにはソロとしかないですが、ちゃんとセカンドステージでデュオありますよー)

で、土曜日は喫茶コンチェルトにて、14:00から松岡滋さん、岩崎慎一さんとトリオです。

IMG_5471
































昨日リハをしてきました。

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当たり前ですが、本当にお二人とも素晴らしい奏者です!ビリビリきたので、トミーの髪の毛逆立っています。ふふふふ。そのくらい素晴らしいトリオになりそうです!

何れにしても、大阪グラナダ、喫茶コンチェルト、両方ともお時間ある方是非お越しくださいませ!





じわじわと仕事スタートしております〜2019レッスンスタート!

ぼちぼちとレッスンやそのほか制作関係の仕事もスタートしております。

今年の初レッスンは体験レッスンの7才の男の子。

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弦長480ミリの楽器を引っ張り出してきてレッスン。手前に写っているのは子供用のレッスン椅子。安定していて重宝しています。

このくらいの年齢の子が一生懸命ギター弾いているのは可愛いもんです。あーっというまにチューリップとカエルの歌をマスターして去っていきました 苦笑。

というわけで、富川ギター教室、新年からしっかりと営業しております。レッスンお問い合わせもお子様から大人の方まで受付中。

昨年中に結構レッスン問い合わせがあって、新年からスタートしてくれる方が2名ほど。

うん、嬉しいです。最初に選んで欲しい教室だなーといつも思っております。最初に選んでもらえると嬉しいですが、色々な教室をみた上で最後に選んでもらえても嬉しい。ま、選んでくれれば、とりあえず嬉しい、です。

そんな感じで、いい感じで新年のレッスンもスタートしております!

今年はなんとかブログ更新も地道にやっていきますので、是非ともこちらもよろしく!









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