ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

審査員

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ギターコンペティション結果!(遅れました〜!)

先日、1月17日(土)に行なわれましたギター連盟主催の「ギター大好き、みんな集まれギターコンペティション」の関東甲信越地区予選に審査員として、先年にひき続きいってまいりました。

審査員は他に、山内 淳、坪川真理子、藤澤 和志。私を加えて4人で審査。朝11時〜午後7時まで…途中、休憩はありますが、その間も各部門の賞を決めておかなければいけません(記憶が新しいうちに…ですね)。

ああ、審査したなあ、という感じ。

でも、非常に楽しく、聴かせていただきました。みな自分の弾きたい曲で参加していますので、非常にバリエーションに富んでいます。だから、飽きないのですね。熱意も伝わってきますし。

以下、金賞と特別賞のみ書いておきます。金賞受賞者は全国大会へコマをすすめます。がんばってください!!(敢闘賞、熱演賞、努力賞が特別賞です)

A部門(11才以下):鬼塚大輔、原田斗生

B部門(12〜15才):斎藤優貴、菅沼聖隆/敢闘賞:鈴木智大

D部門(23〜35才):椎葉太一/熱演賞:矢吹通康

E部門(36〜50才):関口隆正、志賀和浩

F部門(51〜65才):鈴木幸男、中里一雄、種谷信一/熱演賞:岡島正修、敢闘賞:大内廣、努力賞:勝野るり子

G部門(66才以上):萩原ゑみ子

 

全世代を対象に…ということでしたがC部門(16才〜22才)の参加者がゼロ…というのは寂しかったですね。高校生〜大学生にあたり、勉強や受験で忙しいのかもしれません。

このイベントの審査を昨年もやらせていただきましたが、やはり全世代が集まったら、面白いのになあ、というのが私の感想。世代ごとになんとなく共通したものがあって、それをみていると「ああ、人生ってこういうものなんだろうなあ」と思えるわけです。

おそらく、C部門が補完されていたら、もっとその「人生」が見えてきたのになあ、というのが惜しいです。ギター連盟として、この点は課題だと思います。

審査をしての感想です。金賞はスンナリと決まるものですね。銀はかぎりなく金に近いのですが、音楽表現、技術のバランスが悪かったり、片方だけが抜きん出ていたり…。特別賞は、「何か光るものを感じる」演奏をした人に授与されました。

全国大会は3月29日です。詳細はギター連盟ホームページなどでご確認ください。

http://www.guitarists.or.jp/


 

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GLC学生ギターコンクール

昨日は第33回学生ギターコンクールの2次予選審査員&スタッフとしていってまいりました。

それにしても、レベルが随分上がったものです。

私が大学生の部で1位をとったのは1994年。そのときの高校生の部が日渡奈那さん、中学生の部1位が木村大君、小学生の部が村治奏一君でした(うーん、なんともすごい面子だ・・・)。

今回のコンクールでは村治奏一君も審査員として呼ばれ、休憩時間などにいろいろ話をしました。

ここで、私の勘違い…94年のときに奏一くんがGLC賞をとったと思っていましたが、その2年後の96年だったようです(コンクールパンフレットの入賞者一覧を確認してみたのです)。私が一位だったときはGLC賞は空席だったようです。

では、審査員及びスタッフの打ち上げ写真をどうぞ。

打ち上げ
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左から奏一君、真ん中は新井伴典氏、新井氏の隣は三次君、右は大御所「鈴木巌」先生!

巌先生はいつお会いしても元気!&ものすごい記憶力です。

左手のトレーニングもいくつか教えてもらいました。いろいろなネタをもっているので、実に楽しい…というか、圧倒されてしまいます。今度、遊びにいく約束をしてしまいましたが…。

 

来年のGLC学生ギターコンクールは2009年8月2日(日)東京文化会館小ホールで開催です。来年もみなどのような演奏を聞かせてくれるか?・・・楽しみです!!

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ギターコンペティションを振り返って

先日1月5日に行われたギター連盟主催のギターコンペティションのことについて書きます。

審査員として、全部門通して聴きましたが、まずは「年末、正月と頑張ったんだろうなあ・・・」というのが全体の感想。いやあ、まじめです。日本のアマチュアのレベルは凄いなあと思いました。

では、審査表に残されたメモを頼りに、あれこれ思い出しながら、おおまかに各部門の個人的な感想を書いていきたいと思います。

A部門(11才以下)

いずれも才能溢れる少年、少女ばかり!・・・学生ギターコンクールなどを見ても、最近のこの年代は大人と遜色のない演奏をする人も多いのです。体格とギターの大きさとの兼ね合いが難しい年頃であるので、まだ右手と左手、体全体のバランスがとれていないことも多いのですが、それは今後の課題でしょうか?。しかし、彼らの成長過程において、良い先生についていけば問題ないでしょう。

B部門(12才〜15才)

各自、それぞれしっかりとした「音楽」を聞かせてくれて嬉しかったです。テクニック的にも完成の域に近づいている人も多かったですね。リズム面やフレージングなども素晴らしい表現力を見せてくれる人が多かったので、逆にいうと、「棒弾き」だと不利だったかもしれません。技術面においては、全体的にp(右手親指)のタッチが安定していない人が多かったようにも思えます。pのコントロールが安定すると、さらに表現力がアップするのですが・・・。ちょこっとだけ残念でした。

C部門(36才〜50才)

弾けている人と弾けていない人の差が大きい部門ではありました。年代的に社会的にもプライベートにおいても一番忙しい世代なのかもしれません。ギターに対する意欲と実際の演奏の完成度の差が大きかったです。全体として、もっと「手堅い」曲を丁寧にしっかりと表現したものを弾けばいいのになあ、と思いました。弾きたい曲を弾く・・・というのは確かにいいのですが、このくらいの年代のときに、逆に基礎的な音楽表現法とかテクニック面の安定を目指したほうがいいのではないか?・・・と個人的には思いました。しかし、前述したとおり、ギターへの情熱や表現意欲は全員に充分感じ取ることができました。それを技術を通して正しい形へ整えていく努力&時間が足りないのかなあ、と感じたわけです。また、教える立場からすると、今後30代〜40代の「働き盛り」の年代の生徒をいかに50代〜60代までギターライフを継続させるか?・・・という点においてもいろいろと考えてしまいました。

D部門(51才〜65才)

素晴らしい名演の数々!・・・でした。30代、40代と培ったものがこの世代になると花開くのでしょうか?。聴き応えのある部門でした。気になったのはアポヤンドとアルアイレの使い分けがスムーズにいかない人が多かったことです。また、アポヤンドとアルアイレでの音色の変化がそれほどない人も多くいました。これが原因となって、「もう一息!」という感が否めない演奏となってしまった人がいました。もうすこし冷静になって、自分のイメージする音と楽器の音色のバリエーションを増やすことができれば、より良い演奏になったのになあというのが個人的な感想。それにしても、表現意欲に関しては、みなダイレクトに伝わってくるものがありました。それが行き過ぎてる場合も散見したしたが、個人的に嫌いな演奏ではありません。このあたりはアマチュアの特権でもありますので、とことん突き詰めていってほしいとは思います。そして、たまに冷静になって、「楽譜にたちかえる」という作業をしていけば、よりよい演奏となるでしょう。どちらにしても、実に楽しめた部門ではありました。

 

全体としては、日本のアマチュアのレベルの高さ&層の厚さを実感できるよいコンクールだったと思います。みな、それぞれに「ギターが好き!」という情熱が感じられました。

さて、こうなると3月の全国大会も楽しみになってきました。みなさん、がんばってください!!

 

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