昨日は当教室の企画によるライブでした。

出演はヴァーカリストの山本のりこさんとギタリストの池田慎司。

ライブのタイトルは「声とギター」。

事前の打ち合わせはあったものの、実質的には当日のみのリハだけの本番・・・にもかかわらず完成度の高いライブでした。

お互いの個性を殺さずに演奏する・・・これが実はセッション(デュオ)のポイントなのでしょう。それぞれソロアーティストとしての経験も豊かなので、このいい部分を殺さずに、それでいて楽曲の本質を捉えた演奏をするという感じのライブでした。

聴きにいらしてくれたお客さんもみな満足そうでしたし、企画した私も楽しく聴けました!(いやあ、本当に・・・)

打ち上げも楽しく、山本さん、池田君含めて朝まで音楽談義・・・途中やはり音楽家としての職業意識、人との関わり方などの話題にもなりましたが、山本さん、池田君から学ぶもの、多かったです。

音楽についても多くの示唆を得ました。

多くの共通するアイデア(これは日々の音楽との関わりからでてくるものでしょうね)と、自分が気づいていないアイデア(これは他のアーティストとの演奏経験によって得られるものでしょうか?)をできるだけ栄養にしていくことが、音楽をより豊かなものにします。

打ち上げで山本さんと池田君、私とで南米音楽のリズムについていろいろ研究(?)しましたが、やはり山本さんの基本理解力は素晴らしいものであると思います。もちろん池田君もリズムに関してかなりの研究をしているからこそ、CD「brasil!」における素晴らしい名演へとつながっているわけですので、多くの共通すつアイデアを両者はもっているわけですね。

でも、その両者がセッションすることにより、「次につながるアイデア」をそれぞれが得れる・・・そして、それが本番でうまくいくことがある・・・というのがセッションの醍醐味であり、アーティストの喜びであるのだと思います。

実は、このような両者のあり方はなかなかありそうで、ないものだと思います。

デュオなどの場合は、どちらかがどちらかに合わせる・・・というパターンに陥りがちになるでしょうから。

そういえば、現代ギター最新号“デュオ特集”で私と池田慎司君の対談が載っています。今、読んだところですが、結局は同じことをいっていますね。

みなさま是非お読みください。

それにしても、昨日は楽しい夜でした。素晴らしいライブ、素晴らしい友人音楽家両名、そして耳のよいお客さんに感謝!!

 

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