ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

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2015年のまとめ Part2〜教授編

今年もがっちりと教えるお仕事、がんばりました。
メインは渋谷にある「富川ギター教室」でのレッスンですが、洗足学園音楽大学での副科のレッスンや青葉台にある井桁ギター教室での個人レッスン、池袋にある現代ギター社GG学院でもレッスンを行っています。

どこでレッスンをしても、もちろん内容は一緒なのですが、やはりホームグラウンドである渋谷(神泉)でのレッスンが一番落ち着きます。

仕事場であるレッスン室には、CDなどの音源や楽譜資料があります。なので、必要に応じてとりだして、その場で疑問を解決できます。

教える方針というのは昔から大きく変わりません。
基本をしっかりと身につけてもらって、西洋音楽のルールにのっとった音楽表現をしてもらう。

なので、技術的にも音楽表現においても「基本」というのはなんなのか?…ということは常に考えています。著作や音源などから何か大切なのかなあ?と常に考えています。そして、自分自身の経験からフィードバックすることも大切な作業です。

基本は応用が利かないと意味がありません。演奏にとって応用とは「本番でできること!」でもあります。なので、教える側は常に実践の側にも立っていなくてはなりません。

私本人は年間かなりの本番数がありますので、現場で自分の知識を試すことができます。そして、優れた演奏者との共演においても色々と試すことができます。

それがない人は大変だろうなあと思います。頭だけで考えることは非常にストレスフルです。現場でやってしまって、「あ、そういうことなんだな!」と思ったほうがシンプルで楽です。

もちろん教えるためには、現場での経験を分析しなくてはいけません。そうしなければ、レッスンの現場では役に立ちません。経験したものを言語化する作業によってのみ「基本」は抽出されてきます。

今年はこの基本ということの大切さを教える現場で強調した年だったかもしれません。

例えば、夏に行われた「あづみ野ギターアカデミー」において、ひたすら基礎練習講座を担当しましたが、そこで受講してくれた方からはやはり「基礎の大切さ」を実感できたという感想が多くきかれました。
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基礎には音楽的な基礎も含まれます。音楽表現の基礎がありますが、それは千葉でマスタークラスを行った時に「隠しテーマ」として伝えることにしました。
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千葉ソロギターサークルさんの主催のマスタークラスでしたが、「今までの呼んだ先生とはまったく違うレッスンスタイル」と言われました。ほとんどの先生が結果だけを言います。たとえば、「そこはクレッシェンドをかけたほうが効果的」とか。私のレッスンでは、受講生がどのような感覚をもって表現を考えているのか?…そして足りない音楽表現の基礎はなんなのか?…ということを中心テーマに行いました。

以上のように技術と表現の基礎というものを、日々レッスンでは教えていると言えます。それが、僕の教え方なのだな…と実感した一年でした。



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2014年のまとめパート2〜教授活動編

教えること…個人レッスンにせよ、ワークショップ形式にせよ、教えることで自分自身の知識や経験を参照しながら、再構築しなくてはなりません。その作業はずっと続けてきました。来年で教え始めて15年になります。常時40名の生徒さんを毎週教えています。まったくの初心者から上級者、プロ志望、もちろんプロ演奏家として既に活動している方まで…いろいろなレベルの方を教えています。

とくに今年はコンクールで上位を狙う方、プロとして活動していきたい方が多く訪れました。定期的なレッスンの場合もあれば、月に1回ほど上京してくる方もいます。
 

熱心な方が多く、いままで他の先生に就いていてもなかなか内容に納得ができなかった方が多いのですが、それだけこちらの知識の整理が必要になってきます。その場その場のレッスンで生徒さんの悩みや難所を把握し、それにたいしてどのくらい適切なアドバイスができるか?…が大切だと思ってきました。

ある程度のことはメールや電話での相談で解決するのですが、実際に演奏を聴いてみて、練習の仕方を見てみないと、本当の解決には至らない場合が多いのです。このあたりはマンツーマンのレッスン形式の常道なのでしょうね。


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定期的に通っている生徒は、1年ほど通っていれば、「あ、先生ならこういうこと言うだろうな…」ということがわかってきます。その状態になれば、しめたものです。極端な話、レッスンに来なくても「レッスンを受けている状態」になっていきます。


その状態になった生徒さんというのは大体わかります。もうそういう思考回路になっただろうな…と思ったら、もうすこし次元の高いスキルの伝授にかかります。教える側は口に出さなくても、生徒さんの吸収度を的確に把握しておかねばなりません。


技術面、表現面において「当たり前にやれてほしいこと」というものはあります。たとえば、技術面でいえば、声部の弾きわけ、消音、アポヤンドとアルアイレの自由な使い分け、効率のよいタッチ、ダイナミクスの適切なコントロールなど…たくさんあります。表現面についても、拍節の適切な理解、フレージングの正しい理解、音楽形式についての正しい理解などなど…これもたくさんあります。「あたりまえにやれてほしいこと」と書きましたが、これが俗にいう「基礎」です。


この基礎力が非常に足りない方が多いというのが、今年はっきりとわかりました。たとえコンクールで上位入賞していても、プロで活動していても、「あたりまえにやれてほしいこと」ができていない人がとても多い。


そのあたりをどのように伝授していくか?…生徒さん本人がこれらのことにどのくらい必死に食らいついてくるようにするか?…が今年の「教える」ということのテーマでした。


なので、個人レッスン中はもちろんですが、ワークショップなどでも基礎技術や表現について(拍節感やレガートなどについて)講義を行いました。特にワークショップは教室内外の方がたくさん受講してくれました。教える側としてもたくさんのことに気付きましたが、簡単にいうと以下の言葉に集約されます。


基礎技術不足が不適切な表現を導く。そして不適切な表現イメージが基礎技術への不完全さを許す。


…基礎技術が足りないために、フレージングにタイムラグが生まれたり、ポジション移動時に不自然なアクセントがついたりします。そして、それがそのまま「その人の音楽性」になってしまうのです。もちろん、この音楽性は「歪められた音楽性」です。技術がより優れていれば、その本人のイメージに近い音楽へなっていきます。その人のもっている不完全な技術レベルで音楽を作り出そうとしてしまい、それがその人の音楽として固定されてしまうということです。


表現のイメージが不完全な場合も、技術への甘えがでてきます。ここは絶対に音を繋ぎたい!…と思えば、それを実現するための技術を身につけたいという欲求がでてきます。


この両者がバランスよく学べている方は、上達します。音楽全体がよくなっていきます。表現イメージに関しては、ひたすら良い音楽(クラシックギター以外)を聴くこと&しっかりと楽譜から情報を読み取って(楽器をはなれて)、作曲者の意図やイメージに近づいていくしか方法はありません。「実際に声にだして歌う」ということもとても大切。


教授活動においては、上記のことをずっと意識して教える1年だったと思います。そして、今後もこの両者のバランスをとりながら、教授活動を続けていきたいと思っています。


真剣にクラシックギター音楽を学びたい方は、一度は私のレッスンに来てください。他の先生では教えられないことをたくさん教えることができると思いますし、生徒さん本人が自分で「学び続ける」ための基礎を教えることができます。


まったくの初心者の方も是非お問い合わせください。コンクールやプロを目指す方も是非。本当に役立つ知識と経験を与えることは保証いたします。


来年も是非「富川ギター教室」をよろしくお願いいたいます!




 


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「教える」こと(第2回)〜理論、そしてケーススタディーから理論へ

「シルバーウィーク」特別連載企画です。

「教える」ことについて書いています。

理論は様々なケーススタディから抽出される。そして抽出された理論をまた現場で応用していって修正+改善。

様々なケース→理論化→その理論を現場で検証→修正&改善

ということを前回の記事で書きました。

そして、その理論は多くのケーススタディーを経て、現実に有効なものになるのです。私は理系ではありませんが、なんとなく理系の方にはこの考え方が理解してもらえそうな気がします。

さて、話はすぱーんとすっぽ抜けるようですが、クラシックギターは(もちろんそのほかの楽器もね)とても複雑な楽器です。そもそも複雑で不完全な楽器の割りには高度な音楽を演奏しなくてはいけません。そして、クラシックギターの特殊な点として、右手指でダイレクトに演奏します。持って生まれた爪の形状や手の構造や形をそのまま用いて演奏しなくてはいけません。

手は医学の分野でも「未知の領域」だそうです。ものすごい複雑な動きをするので、脳みそもフル稼働していることでしょう。

そのようなことを考えると、やはり自分の体については自分が一番よく理解しているに違いありません。逆に考えると、その裏に自分に支配されている体癖も無意識に存在するともいえます。最終的にはその体癖を生かした奏法を身につけなくてはいけないのかもしれません。

さて、脱線するといけないので…話をもどします。

上記のように生徒さんは各個人、なんらかの癖をもっています。それは肉体的にも精神的にもです。

その癖を活かしつつ、且つ日常の生活で身についている悪癖を毒ヌキしながらレッスンしていかねばなりません。この毒ヌキは肉体面、そして精神面、考え方にも及びます。

もちろん、上記のことはクラシックギターと音楽に関してのみです。しかし、音楽への取り組み方を見れば、その人の人生観も分かるといえます。その人がどういう気持ちで仕事に取り組んでいるのか…もなんとなくわかってきちゃうものです。

つまり、いろんな人がいるということです。そして、ギターの奏法や表現、そして普段の練習に仕方、各人の人生におけるギターの位置づけ…などをなんとか「正しい方向に導く」ことが教師の役目です。

その導き方は各人のペースや理解度、身体機能によってまったく異なってくるということです。これはケーススタディーを重ねることによってしか、理解できない部分であると思います。

今まで10人しか生徒を教えていない先生は10人分のケーススタディーしかこなしていないということになります。
もちろん、理論面がしっかりしている先生は10人に対して「間違ったこと」は教えないでしょう。しかし、自分とまったく違った体格の生徒さんや、癖をもった生徒さん、または精神面でまったく違う気質をもった生徒さんと対面したとき、『どのようにその理論をその生徒さんに伝えるか』ということを考えなくてはならないでしょう。

逆に1000人の生徒をレッスンしたことがある先生であっても、理論のベースメントがない先生は駄目です。生徒さん主導のまま終わってしまって、理論の確立ができないからです。

理論はやはり現場で多くのケーススタディーを経て、修正されてはじめて「正しい理論」に近づいていきます。

つまりベースメントとなる理論があるのが前提です。

そして、それを現場を数多く経験し、修正+改善をしてより完璧な理論へ近づけていくわけです。

上記の「ベースメントとなる理論」は教え始めたときは「自分だけに有効なもの」かもしれません。それを、全ての人にたいして有効な理論へとしていくわけです。

自分だけに有効なもの…これは私にとっては2000年当時の「私の知識+経験」だったのだと思います。

ギターを12歳でスタートし、日本で勉強し、そのご留学…スペインで勉強した…その時点での知識であり、結局は自分の身体とメンタルにのみ有効なテクニックであったということです。

もちろん、私が2000年の時点までで学んだことは「先人の遺産」でもあります。スペインの伝統的な奏法、カルレバーロに代表される現代的な奏法…いろいろと勉強しましたが、私の身体と精神に合うものを取捨選択しているはずです。そういう意味で「自分の身体とメンタルにのみ有効なテクニック」といえるわけです。


さて、ながくなってしまったので、続きは次回に!

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「教える」こと(第1回)〜教室の歴史

「シルバーウィーク」です。特別連載企画です。のんびりと暇つぶしにお読み下さい(のんびり読めない内容かもしれませんが…)。

テーマは…突然ですが、「教える」ってことについて書きます。

まずはその前に「富川ギター教室」について。

留学から戻ってきて、幸いなことに私の演奏会に来てくれた人が「是非、習いたい!」といってくれました。彼はプロ志望の男性だったのですが、彼から私の教えるという仕事はスタートしました。それが2000年のことです。

演奏を中心に最初の2年くらいはなんとかやっていきました。そのほかは知り合いから頼まれて外部の音楽教室などで指導を行っていました。演奏は月に4回から5回、録音の仕事とかちょっとした伴奏のお仕事とか…まあ、たくさんやりました。ごちゃごちゃやっていてば露出は多くなるもので…「習いたい!」って人が個人的にやってきました。最初はプライベートなスタイルでやっていました。まあ、それだと生徒さんも安心できないかなあ…とおもって「教室」という名称をつけたわけです。

というわけで、わが教室の開設というのは非常にファジー。面倒くさいので一番最初の生徒さんが来た2000年を開設年としています。

おそらく現在まで、外部の教室なども含めて300人は最低でも生徒を個人指導してきたと思います。

最初の頃はとにかく私が留学時に身につけた知識と技術を一方的に与えるだけだったと思います。今、思い返してみると実に「断言的」なイメージですね。

でも、しょうがない。だって、若かったんだもの(言い訳?)。

そして、教える人数が少なければ少ないほど「一方通行的な教え方」になるのはしょうがないのかもしれません。

その当時は自分の知識と技術に「絶対的な自信」をもっていますし。それは確かに「正しい」ものなのですが、やはりどちらかというと自分の身体やメンタルな部分にしっかりと結びついたものでもあります。つまり「私にとっては」正しい…ということになります。

留学中に学んだアレクサンダーテクニックや、様々な先生からの教えを自分としては体系化したつもりではあったのですが、それが万人に通用するのかどうか?…そこの確信がもてないようになっていったのです。

そのように考えてから、生徒さんとのレッスンは「実験の場」と考えるようになりました。そして、「教えること」についての著作などもたくさん読みました。コーチング関連の本も勉強…。

多くの著作や、知り合いのプロギタリストのアドバイスからえられた結論は…理論は様々なケーススタディから抽出される…ということです。そして抽出された理論をまた現場で応用していって修正+改善していくということです。

様々なケース→理論化→その理論を現場で検証→修正&改善

上記の繰り返しを忘れてしまうと「その本人にとってのみ有効な理論」になってしまうということですね。

そして上記のループの大切さは、それを経験した人間にしか分からないのかもしれない…ということも分かってきました。

続きは、また次回!

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