私の教室では体験レッスンをやっています。特にこの季節は体験レッスンに来る方が多いですね。

体験レッスンをするたびに、自分と体験レッスンの位置づけを結構考えます。つまり何のために体験レッスンをしているのか?

 

今は音楽教室などでは体験レッスンは普通になっていますね。

「あなたに合った先生を探しましょう!!」というイメージなのでしょうね。

「無料」と謳っているところがほとんど。

昨今は「先生は生徒が選ぶもの」という考えが主流ですね(これには私は違和感を感じます)。この考えの是非はまた機会があれば書きましょうね。

さて、私の知り合いギタリストでギター教室を運営しているなかには、「有料」にしているという人が多いですね。「ひやかし」を避ける+「レッスンはレッスンなのだから…」という理由が多いようですね。これには私はまったく反対意見はありません。私個人の気持ちとしては、「プロとしてレッスンを行っている以上、ちゃんとしたレッスンを行うのは当たり前(正当な報酬を得るのは当たり前)」と思っていますし。

極端な話、「ギター教室であれば、どこで習ってもきちんとしたレッスンが受けられる」という前提があれば、どこの教室に行っても一緒です。わざわざ無料にして「選んでもらう」必要などないのですから…上記のような『体験レッスンはありません(どんなレッスンでも有料)』という考え方の先生には、このような理由もあるのだと思います。

では、何故私の教室の体験レッスンは無料にしたのか?

「きちんとしたレッスン」だからこそ無料で行うことに意味があると考えたからです。

「30分程度のレッスンでも、その人の悩みが解決できるのであれば…」という思いがあるからこそ、無料にしてしまおう!と思ったわけです。いわば、社会への還元。だから、自分の中では体験レッスンも『有料』と同じ感覚で行っています。

実際、今までたくさんの人に無料で体験レッスンをしてきましたが、そのほとんどの人が「なんらかの悩み」を抱えているものです。もちろん30分程度ですので、全部の悩みを解決することはできません。そして、漠然とした悩み〜例えば「なんとなく上手く弾けていないような気がする」という感じ〜を抱えている場合もあります。このあたりを最初の5分くらいで、その人の一番の悩みなりを見極めて、解決法を導いてあげるわけですね。

大概の人が、「!」と思ってくれます。左手の指が開かなかったのが、ちょっと手の構造を知ることで改善できたり…「フレーズ」という言葉を学んでくれたり…右手のタッチのプロセスを学んだり…大体がワンポイントですが、悩みが解決したときの「笑顔」を見ると、「ああ、これで悩めるギタリストがひとり減ったなあ」と思うわけです。

だからこそ、体験レッスンを終わった後、基本的に生徒さんには後日連絡の形をとっています。「即入会したい!」という人にも、「一晩が考えてくださいね〜」ということにしています。(もちろん、絶対にすぐ入会したい!とか、来週からでもすぐに今のレッスンの続きを…という方は拒否しませんよ!)

はっきりいってしまうと、体験レッスン後、入会してもしなくても、その人の悩みが解決すればその場はそれでOKというスタンスをとっているわけですね。だって、社会への還元ですから。

もちろん、たった1回のレッスンで、その人の悩み全てが解決するわけではありませんし、その後ギターがぐんぐん上手くなる、という保証はしません。かなり悪癖がついた人、若くてうまく育てていけば上手くなりそうな子…などは、是非レッスンを定期的に受けてもらいたいなあ…と思います。もし、そのような人がギターのレッスンを他の先生に就いて習うのだとしたら、「良い先生に巡りあえたらいいなあ…」と本当に思います。

逆に、そういうふうに思わされずにはいられないほど、「いいかげんに教えている」先生が多いという現状がありますね。今まで体験レッスンで、無理な弾き方を強制されたために腱鞘炎、腰痛、肩こりなどに悩まされている人をたくさん見てきたので…。だから、ほんのちょっとの時間ですが、無料で体験レッスンしているわけです。

あ、もちろん、本気でギターをやってみたいなあ、という方なら、「悩みなし」でも体験レッスン来て下さいね!

…最初から、きちんと習えば、「肩こり」も「腰痛」などの苦痛なくギターは弾けます。何も悩みなく、ギターライフを続けることができるのに越したことはありません。

※ということで、とりあえず、ギターをやっている方も、まだやっていない方も体験レッスン随時募集中です。このブログ右にあるリンク、もしくは下記リンクからどうぞ。

http://guitar.sakura.ne.jp/school/taiken.html

 

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