ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

松本ギター工房

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

お仕事依頼&お問い合わせは下記メールへお気軽に!
tomikawaguitar@gmail.com

大阪レポート:3/19 個人レッスン+ギター史

後追いでの大阪滞在レポートです。
3/19からは門真にある「松本ギター工房」さんにお世話になりました。

午前中から3名の個人レッスン。
IMG_8221



 













↑ちかくの公民館を借りて公開レッスン!

数ヶ月に一度きていますが、毎回個人レッスンをしています。まいかい「常連さん」が多いのですが、今回は一人を除いて、新規の方!遠くは名古屋から連休を利用していらっしゃった方もいました。
曲目とおおまかなレッスン内容のみあげておきます。

ひとりめ。ブレッシャネイロ作曲「ソナタ」(ほんとうはパルティータ):スラーの扱い。音形の類似、作曲技法におけるモチーフの拡大と縮小。 

ふたりめ。数曲をレッスン。あがり症と曲の仕上げ方についていくつか疑問に答えていく感じでレッスン。

さんにんめ。カルッリ45のエチュードをじっくりと順番にやっています。この方のレッスンは関西にきたときはほぼ毎回おこなっています。ギターレッスン再開の手ほどきを私がしたのですが、実に基礎に忠実にやってくれています。

レッスン内容として面白かったのは、ひとりめとふたりめ。

「なぜその曲を弾きたいと思ったの?」という質問からスタートしました。実はこれが楽曲分析の出発点だと思っています。この曲の魅力をどう伝えようか?…どこを磨いていったらよりこの曲が魅力的に聞こえるのだろう?…そういう疑問から楽曲の分析はスタートするのだと思います。

実はこれ、忘れている人、多いのです。

先生がいうがままに曲を弾いている人、多いですね。ほんとうは自分が最初にこの曲いいなー!って思った初期衝動の理由を探ることが一番大切なことなのに。本人が「こうしたい!」と強く望むところしか、変化しません。

ひとりめとふたりめのレッスンは、そういうところからスタートしました。ふたりとも戸惑いながらも、楽曲の魅力的な部分に気付いて行けました。そのあとは抽象的な「好きな理由」を具体的にしていく作業をしていけば、楽曲の勉強はどんどん進んでいきます。そこで必要なツールや基本的な音楽表現のルールを与えていくのが「音楽教師の役割」なのです。

さて、午後は「ギター史講座」。
概論と「ロマン派〜近代・近現代」。

IMG_8228


 















概論と「ロマン派〜」合わせて10名の参加。ちょうどよい人数。これで、大阪門真におけるギター史講座は一旦終了かな?…実はロマン派から近代、近現代、現代までざっくりと通してしまいました。また新期として「ギター史講座」やるかもしれませんが、その際は更に多くのかたの参加をお待ちしております!

夜は、西三荘駅近くにある名店「とりなす」にて、個人レッスン会+ギター史勉強会の打ち上げ!ここの「鳥刺し」最高です〜。
IMG_8229


 




 










打ち上げ終わったあとは、翌日の「ライブ」の打ち合わせミーティング。
IMG_8230
 










…という具合に、3/19は終了!



 


BLOGランキング(一日ワンクリックよろしくお願いします!!)

音楽ブログランキング blogram投票ボタン

ギター教室ロゴ

 

2016年11月のまとめ

秋なのであれこれイベントもたくさん。もちろんなのですが、他の演奏者の方の演奏会もたくさん。ご招待いただいてもなかなか顔を出せません。そして、逆も 苦笑。演奏会ってなかなか人が集まりませんねえw

演奏編:尼崎〜大阪、もちろん東京でも。大阪ではオールソルプログラムでした!

11月3日 :尼崎市市制100周年記念事業「クラシックギター名曲コンサート」
14906931_1798691743719916_1645549742986357027_n










11月6日 :第24回松本ギター工房主催コンサート
14908405_1637045109654443_2474918971892338336_n 











11月20日:Acoustic Ladyland(石塚裕美&富川勝智)+大和真二郎&菅原敏ライブ
15123417_1196493203754328_1492578619482581718_o

 










ワークショップ&レクチャー編
11月5日:松本ギター工房 ギター史講座


11月13日:日曜ワークショップ
FullSizeRender










11月27日:ギター連盟「ギター史と和声のワークショップ」
FullSizeRender










審査編:
スペイン音楽国際コンクールのギター部門の審査を行いました。
15068306_1653266538032300_7302912499251411157_o











教室行事編:
来年の4/8の発表会会場を下見にいってまいりました!
15073309_1653330491359238_3262455084917971121_n

 










 
飲み会編(?):
大阪在住の増井先生が東京にきたときに開催している「増井会」に参加。いつも思うのは、、、50代以上の先輩方のほうが元気w
15232068_1296324993794344_6200386067716283811_n
 
















 


BLOGランキング(一日ワンクリックよろしくお願いします!!)

音楽ブログランキング blogram投票ボタン

ギター教室ロゴ


 

11月の予定

11月3日 (木)尼崎市市制100周年記念事業「クラシックギター名曲コンサート」 
→尼崎アルカイックホール 15:00- 3000円

http://www.guitarists.or.jp/spring.html 

アルカイック20161103




















11月5日(土) 松本ギター工房 ギター史講座 19:00-
→ お問い合わせ:松本ギター工房 090-8523-165 yoshiguitar@icloud.com


11月6日 (日) 第24回松本ギター工房主催コンサート 15:00-

→クラシックギター 富川勝智 ゲスト岩崎慎一 ✴︎会場は、松本ギター工房 又は予約数により自治会館。2500円 学生以下2000円 当日500円増し

ご予約は、yoshiguitar@icloud.com 又は 090-8523-1656


11月12日(土)スペインギターフェスタ主催「岩崎慎一マスタークラス」
→受講生定数に達しました!
14800790_1093935560674492_211118260_n
 


















11月13日 日曜ワークショップ
→ホセ・ルイス・ゴンサレス・テクニックノートの講座3回目です。(詳細

11月20日 Acoustic Ladyland(石塚裕美&富川勝智)+大和真二郎&菅原敏ライブ
→歌と一台の楽器の可能性を徹底的に追及しました。早割(10/31までの購入で1000円引き)も好評でたくさんの方に買っていただきましたが、まだお席ございます。お早めにご予約ください。
14542908_1536572059701923_2022273975_n










11月27日 ギター連盟「ギター史と和声のワークショップ」
詳細

:::::::::::::
(12月以降の予定)

12/1 渋谷SMiLE
12/3-4 東京国際コンクール審査
12/11 スペイン音楽国際コンクール審査
12/22 クリスマスコンサート(プライベート)

2017年
1/29 in Fソロ&デュオ
2/15 バレンタインギターコンサート



BLOGランキング(一日ワンクリックよろしくお願いします!!)

音楽ブログランキング blogram投票ボタン

ギター教室ロゴ


 

門真市ギター講習会!行ってまいりました!

大阪門真市で行われた「門真市ギター講習会」から戻ってまいりました。講師として個人レッスンと「ギター史」「基礎技術」の講義を担当。初日には演奏会もさせてもらいました。

14088605_1536678316357790_1410936515712890921_n













14054974_1585626898403807_7835715386430412117_n























今回の主催は「松本ギター工房」です。松本吉史さん製作の楽器二台を用いてコンサートを行いました。通常のモダンギターとトーレスレプリカを使用しました。

ギター史は二種類の講義を用意しました。
1:通史
2:バロック

2のバロックはひたすらサンスの教本からアルファベートを読み取って、実際に演奏。ほとんどの方がサンスの教本から音楽をしっかりと読み取る方法を学んでくれたようです!(そのままバロックギター弾きが増えてくれればよいなあ!)

14088561_1536750893017199_1206576131363802046_n










1の通史は、ルネサンス〜バロック〜古典〜ロマン〜近代を中心に時代区分を「頭にいれる作業」をひたすら行いました。

基礎技術講座は、右手と左手の「一番大切なポイント」をひたすらやりました!たくさんの方が参加してくれました。
普段仕事が忙しい方でも技術をキープしブラッシュアップしていける練習をがっちりと。

14074508_1099579636779019_1956473632_o










個人レッスンは、プロ志望の方、すでに教える仕事をしている方、アマチュアの方…いろいろなレベルの方がいましたが、みんなとても真剣。なので、こちらへのフィードバックも大きい。いつも、こういう場で教えることはとても有意義です。いままでも関西で教えてことがあるリピーターの生徒さんも数名いましたが、「ああ、うまくなってる!」「前回教えたことをちゃんと覚えてくれている!」とこちらが気づける瞬間はまさに教師冥利を覚える瞬間でもあります。今回もそういう経験を数回しました。

最終日に「受講生コンサート」を行いました。もうこのときには受講生全員仲良しになってましたねー。ほんとうに。関東からの参加組も現地の関西組もほんとうに打ち解けていました。
最後に記念撮影!(を記念撮影・・・)

14064090_960477454074618_322968702674042456_n

 






今回、講師として一緒に仕事した益田展行くんの演奏も二日目にありました。前半はバッハ。後半はバリオスとヴィラ=ロボス。すばらしかったです。理知的でいて情熱を失わない絶妙なバランス…すっかりファンになってしまいました!

あ、2shot撮るの忘れました。。。11/11に現代ギター社GGサロンでコンサートがあるそうです。そのときに撮ってきまーす!



 


BLOGランキング(一日ワンクリックよろしくお願いします!!)

音楽ブログランキング blogram投票ボタン

ギター教室ロゴ



 

大阪での演奏会&レッスン会&ギター史講習会@松本ギター工房

昨年の11月に引き続き、大阪の門真にある松本ギター工房さんに呼んでいただき、演奏会&レッスン会&ギター史講習会を行ってきました。

会場は和風なシックなサロンです。
FullSizeRender

















3月6日はまずは演奏会。昼と午後の2回公演。使用ギターは松本吉史さん作の630mmと650mmの二台とビウエラ。630のものはトーレスの力木となっています。ふわりと太い音で、まろやかさもあります。650のものはがっちりとした「重め」のギター。かつんとなる楽器。いずれも素晴らしいです。
IMG_3523


 






IMG_3522 

















さて、ビウエラでは、ナルバエスの「牛を見はれ」とミランの「6つのパヴァーヌ」を。
IMG_3521
 
















終わったあとも、みんなビウエラに興味津々でした。ほとんどの方が「ビウエラでの演奏は初めて!」ということでした。クラシックギターで弾かれるナルバエスもミランもおそらくビウエラで聴くと、味気なく聴こえます。ビウエラで演奏することによってクラシックギターでの演奏に還元される部分は大きいものです。

さて、翌日6日は午前から3名の方にレッスン。技術面、表現面、音楽の基礎面においてがっちりと教えました。みなさん、優秀な生徒さんなので飲み込みが早い!

FullSizeRender










午後4時過ぎから「ギター史講座」。概論とルネッサンス編の2バージョンを行いました。

概論ではギター史の全体像を。ルネッサンス編では主にビウエラ音楽を通じて「ルネッサンス〜初期バロック音楽の基礎知識」を習得してもらおうという講座にしました。

IMG_3517
 







扱った内容は「定旋律」「ヘミオラ」「対位法」 。いずれもクラシック音楽表現を考える上でベースメントとなる知識です。ヘミオラはみなで手拍子を叩きながら、「グルーヴ」を体感してもらいました。
IMG_3516









そして、ビウエラのタブラチュアからのトランスクリプションの実践。 そして実際にビウエラに触って自分でトランスクリプションしたものを弾いてもらいました。
IMG_3515

















知識と実践をひたすら繰り返す講義にしました。だいぶみなさんルネッサンス音楽の「素養」が身についたと思います。

音楽表現を考える上でも、西洋音楽のベースメントを身につけるためにも「ギター史」を学ぶことは重要です。考えてみると、今回扱ったルネッサンスの16世紀という時代は日本ではまだ戦国時代ですからね。その当時にすでに音楽の素養ががっちりと西洋文化の中にあったわけです。そこから学んでいくことは遠回りではないのです。

ルネッサンスからきちんと「西洋音楽の審美感」を学んでいくことによって、きっと表現面や西洋音楽全体を把握するためのたくさんのアイデアを得ることができるのです。そういう講座にはなったとは思います。

次回は8月頃にまた松本ギター工房にて「ギター史講習会」の続きが予定されています。みなさん、情報をお待ちください!次回はこれに続いてバロック編にいくと思います。
 


 


BLOGランキング(一日ワンクリックよろしくお願いします!!)

音楽ブログランキング blogram投票ボタン

ギター教室ロゴ

 
レッスン案内
東京渋谷:ホームページ
東京池袋(金曜):GG学院
※ワンレッスン→詳細
お問い合わせ

レッスンのお問い合わせや演奏依頼、執筆依頼、作曲&編曲依頼、またはブログの御感想など…

名前
メール
本文
プロフィール

tommig

訪問者数
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

ギター史と和声のワークショップ
公益社団法人日本ギター連盟ユベントス主催によるギター史と和声学の講習会
詳細はこちら!
講師はギター連盟正会員の富川勝智と坂場圭介です。
Archives
富川勝智

Facebookページも宣伝
記事検索
演奏会情報
♪富川勝智の演奏会♪
チラシまとめ
演奏会チラシ


体験レッスン
富川ギター教室では無料体験レッスンを行っています。正しい基礎を知りたい方、独学でお悩みの方、技術に限界を感じている方…今すぐに申し込みください。


☆申し込み☆
 ↓↓↓↓↓
クリック!

ギタートラベローグ
日曜ワークショップ開講中!
♪詳細は…
“月イチ講座”ブログ
サーキュレーション
  • ライブドアブログ