ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

生徒

2019.8 新サイトOPEN!
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富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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体験レッスンのメモ帳〜教室の歴史を思い出す

渋谷で教室をスタートして早15年。

たくさんの生徒さんを教えてきました。長く続く人、すぐにやめてしまう人、プロになっていった人、プロになろうとして挫折してしまった人…いろいろな生徒さんと出会ってきました。

富川ギター教室では入会の前に必ず体験レッスンを受けてもらうことにしています。なので、在籍している生徒さんとの初顔合わせは「体験レッスンの場」なのです。

さて…

土曜日もレッスンしていましたが、とある生徒さんからレッスン終わりにこう告げられました。

「今月でここに通って10年目なんです!」

…(あ、もしかして、これを区切りに辞めちゃうのかな???)

「あの…本当にお世話になりました。これからも宜しくお願いします!」

…なんとも嬉しい言葉でした。

こういうときに教えていて良かったなあ、と思います。最初に書いたようにいろいろな生徒がいます。「くるものは拒まず、さるものを追わず」というポリシーでいますが、やはり生徒さんがなんらかの理由で辞めていくのは寂しいものです。ですが、普段続いている生徒さんのことをあまり意識することはありません。

この挨拶をしてくれた生徒さん、たしかに大学生のときから教えていたんだなあ…と思い出しました。就職活動中もちゃんとレッスンに通ってくれて、それから就職してもレッスンをやめずに本当に毎週レッスン来てくれたなあと。

本人が「2006年の2月からスタートだったんです!」といっていたので、本人がレッスンから帰ったあとに、昔の体験レッスン記録メモを引っ張り出してきました。

これです。
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毎回、体験レッスンの申し込みがあったときに記録して、その後入会したかどうかもメモしています。どのようなレッスンをしたかも簡単に記録。

本人が言った通りに、2006年からレッスンをスタートしていました。ですが、体験レッスンを受けたのは1月23日。レッスンの開始は2月2日。

ほお…そうだったのかあ…と。

そのほか、ぱらぱらとめくって、今も続いている生徒さんや、入ったけど今は辞めてしまった方、体験レッスンだけでその後入会しなかった方…いろいろな方の記録をめくって「体験レッスンの記録」を眺めていました。

いろいろな記憶が蘇りますね。あの生徒さんは今どこで何しているだろうなあ〜?とか、素質あったのに辞めちゃったなあ…残念だったなあ、とか。

「教室の歴史」をいろいろと思い出しました。

いずれにせよ、体験レッスンで出会ったときは、どういう関係になるかはわかりません。面白いものです。

クラシックギター習いたいなら、体験レッスンへ是非お越しください。長く続くか、続かないかは神様だけが知っています。ですが、ギターと音楽への興味や情熱があるならば、迷わずお越しください。悪いようにはしません。レッスンに通うか通わないかは、本人が決めればよいことです。私はクラシックギターと音楽について一生懸命教えます。

体験レッスン申し込みはこちらからできます!


これから体験レッスンが増えて行く時期です。どのような生徒さんと出会えるかなあ?…楽しみです!



 


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時間割と耳休め・・・そして留学中を思い出す

2月28日に私の生徒さんたちで結成されているリオリコギターアンサンブルの定期演奏会があります。毎月一回練習しているのですが、午後だけの数時間ということがあり集中練習をしたいね!…ということだったので、2月1日都内某施設を丸一日借りて、朝から晩まで練習しました。

リオリコギターアンサンブルのブログはこちら

こんな会場でおこないました。
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写真、左で写っているのは留学から帰ったばかりの林祥太郎くんです。今回の集中練習から「指導担当」として活躍してもらいました。当教室講師である富川&尾野、そして林くんでアンサンブルの指導を担当したわけです。

以下のような時間割で練習しました。

9:00〜9:15 練習会場準備&本日の練習スケジュール確認

✳︎P練習=パート練習(尾野、富川、林がぐるぐるまわります。10分ごと)

9:20〜10:00 チューニング&山田P練習

10:10〜10:50 鎮魂歌P練習

11:00〜11:50 スケッチP練習

11:50〜13:00 お昼休憩(賢者+光自主練習)

13:00〜13:40 エスパニアP練習 

13:50〜14:30 テルプシコーレP練習

14:40〜15:20 リフレクションP練習

15:20〜15:40 休憩&おやつ

15:40〜16:40 通し練習(チューニング&山田&鎮魂歌&スケッチ)


17:00〜18:00 移動&夕飯

18:00〜18:15 練習会場準備

18:20〜19:10 通し練習(エスパニア&テルプシコーレ&リフレクション)

19:20〜19:40 やわらかな歌 練習

19:50〜20:30 全体通し練習

20:30〜 予備

まずは、40分刻みでパート練習をしました。その中で3名の指導役が各パートを10分ごとに回りながら細部のチェックを行いました。

昼食を挟んで、またパート練習。午後の締めくくりに演奏会の前半の通し。夕食を挟んで、後半の通し練習、そして全体の通し練習。

…このような感じで、なかなかハードなスケジュールではありましたが、練習は大成功だったと言えるでしょう。各パートの個人的な問題点なども解決することができましたし、曲の合わせの難所もはっきりとわかりました。

こういう全体練習をするときのポイントは「耳休め」の時間を必ず作ることです。

「耳休め=楽器を弾かない時間」です。

これを取らないと耳が疲れ切ってしまいますし、集中力も途切れがちになります。もちろん、指も疲れ切ってしまいます。40分刻みのスケジュールにしたのは、40分間弾き切れる体力があれば、演奏会は乗り越えられます。その時間感覚を養うという意味もあります。そして、やはり「耳休み」の時間が必要だなあ、と。

よく学生さんのアンサンブルの練習などで、休憩中も曲の部分をさらっていたり、次に練習する曲の譜読みをしていたりする人がいますが、できるだけ休憩は休憩らしく過ごしたほうがいいのです。

今回のような丸一日練習の場合は特にそうです。耳を休めないと集中力が続かないのです。メンバーたちには休憩時間には「絶対に楽器を弾かない」というルールを守ってもらいました。

…この1日練習を終わったあと、帰途についているときに、「これは何かに似ているなあ?」と思いました。

そうだ、留学中の1日の過ごし方だ!…と。私は1996年〜2000年までスペインに留学していましたが、朝から45分刻み+15分休憩で練習していたことを思い出しました。お昼は眺めに3時間ほど休憩をとって(もちろんシエスタもとって)、また夕方から45分+休憩15分で練習していたなあ、と。

休憩時は、本を読んだり、寝転んだり。意図的に「耳休め」しました。スペイン留学に行ったきっかけとなった先生はホセ・ルイス・ゴンサレス先生でしたが、留学いった初回のレッスンで時間割を組んでくれたのです。以下のようなものでした。

(朝食)
8:30ー10:00
10:30−12:00
12:30−14:00
(お昼休憩)
16:00ー17:30
(夕方の休憩)
19:00ー20:30
20:30以降=自由時間!

1時間半枠でとるのは、まさにリサイタルを想定した時間の区切り方ですね!この合間に5分か10分の休憩を挟んでもよいと言われました。しかし、今見ると見事なくらいスペイン時間が組み込まれていますね〜 苦笑。ホセ・ルイス先生曰く、「休憩時間はバルにいってコーヒー飲んだり、散歩したりしろ!」と。

このタイムスケジュールをもとに、留学時は時間割を組みました。音楽院にいかなければならない日もありましたので、そのあたりを組み込んで曜日毎にスケジューリングしました。いずれにしても休憩はしっかりと、そして「休憩らしく!」過ごすことをずっと心がけました。

その後、バルセロナに移転してからは住んでいたところの裏手にバルセロナ映像ライブラリー(Filmoteca)というものがありましたので、そこによく通いました。名作映画が毎日上映されていました。それが学生だと一本100円ちょっとで観れたのです。そこの上映スケジュールを見て、それも練習スケジュールに組み込んでいました。これも良い「耳休め」の時間でした。(もちろん、映画文化にも親しむことができました!)

ホセ・ルイス・ゴンサレス先生が教えてくれたのは、「時間割を組む」という考え方だったのですが、同時に「耳を休める大切さ」も教えてくれたのかもしれません。

そんなことを先日、生徒さんたちの丸一日練習をしてみて思い出しました。
 

第31回発表会終了!

日曜日ですが、当教室の第31回発表会が無事終了しました!
前回から会場を渋谷区総合文化センター内の伝承ホールで行っています。

これが大練習室。前回、控え室が狭くて練習に集中できない!という意見がありましたので、追加で借りました。やはり、本番前に音だけに集中できる空間は大切なのでしょうね。










通常の控え室では、やはり仲間同士の談笑が弾みます。
















↑人生相談中?










もちろん、ひたすら練習に励む生徒さんたちも。

会場周りは毎回お花でデコレーションしてもらいます!生徒さんのKさんが毎回朝から丁寧に作業をしてくれるのです!ありがとうございます。





















集合写真…毎回撮影しますが、意地でも笑顔で撮ります。ここ数年ずっと秘策があります。これは企業秘密なので、ここでは言えません!









↑ほら、みんなニコニコだあ!

本番はみんな緊張感を持って弾いてくれています。真面目な発表会です。今回印象に残ったのは親子デュオですね。とっても素敵でした!
最近、お子さんを習わせたいという方にはお母様(もしくはお父様)も一緒にどうですか?・・・と勧めることにしています。













さて、午前11時から午後3時ちょっと前まで、生徒さんの発表会。

3時半からゲストの小暮浩史さんのミニコンサートなのですが、時間があるので、僕も演奏しました。










そして、小暮さんの演奏!素晴らしい!













その後、ひさびさに「発表会反省会」を行いました。各参加者の「悪かった点」&「良かった点」を自己申告してもらいます。教室全体で各自の問題点や課題点を共有するのと、しっかりと自己評価をしてもらって今後のギターの勉強に役立ててもらいと思っているからです。

…そこでしっかりと反省しておけば、あとは心置きなく「打ち上げ」が楽しめます!










毎回20名ちょっとの大所帯です。午後5時開始〜11時近くまで…盛り上がりました!

(おまけ)








録音を毎回してもらっています。CDで生徒さんに渡します。
今回の録音卓はスチューダです。いつもより大きい奴です。名器です!




 

5月12日第30回発表会プログラム

いよいよ明日「富川ギター教室第30回発表会」が渋谷区総合文化センター大和田 伝承ホールにて行われます!入場無料です。日曜日、渋谷へお散歩がてらお寄りいただいても構いません。

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お問い合わせをたくさんいただいていますので、当日のプログラム(曲目のみ)掲載させていただきます。

第一部 午前11時ー

シャローム(イスラエル民謡)

カプリッチョ(シュナイダー)

アンダンテ(ソル)

ロマンス(メルツ)

ロマンス(メルツ)

スペイン風セレナーデ(フェレール)

ノクターン(ヘンツェ)

アメリアの遺言(リョベート)

聖母の御子(リョベート)

Op35-12月光(ソル)

45のエチュード25番(カルッリ)


第二部 午後12時ー

水神の踊り(フェレール)

ブランテルの子守唄(横尾幸弘)

エチュード(コスト)

Op.38-7(コスト)

秋の木の葉(コスト)

アメリアの遺言(リョベート)

聖母の御子(リョベート=セゴビア編)

スペイン舞曲5番(グラナドス)

「羊歯」の主題による変奏(ソル)

トナディージャ(テデスコ)

グランソロ(ソル)

25のエチュード19番(カルカッシ)

トゥレガノ(トローバ)

コンフィデンシア(E.S.デ・ラ・マーサ)

シグエンサ(トローバ)


第三部 午後1時30分ー

カプリス2番(レニャーニ)

25のエチュード17番(カルカッシ)

ジュラの思い出(コスト)

主よ、人の望みの喜びを(バッハ)

エチュード6番(ヴィラ=ロボス)

エチュード5番(ヴィラ=ロボス)

エチュード1番(ヴィラ=ロボス)

12月の太陽(レイ・ゲーラ)

暁の鐘(E.S.デ・ラ・マーサ)

主題と変奏(ヘンデル)

アメリアの遺言(リョベート)   

ノルマの主題による幻想曲(コスト)

アルマンド、クーラント、ブーレ(バロン)

フォリアによる変奏とメヌエット(ソル)

プレリュード1番(ヴィラ=ロボス)

Op.60-19(カルカッシ)

カプリス2番&15番(レニャーニ)

ワルツ=ショーロ(ヴィラ=ロボス)

ガヴォット=ショーロ(ヴィラ=ロボス)

午後3時30分〜:池田慎司&富川勝智 ミニコンサート
※こちらも入場無料です! 

生徒のアンサンブルのブログ

当教室では生徒さんの自主的なアンサンブルのグループがあります。
きちんと規約を作り、原則「全員参加!」で毎月練習しています。生徒たちが自主運営でやっています。

指導は富川勝智と尾野桂子でひと月ごと交代でやっています。私が指導する回は「音楽のリズムとは何か?」「メロディーの歌わせ方は?」とか「拍節感とは?」…など、ある程度のテーマをもって指導(レッスン)していきます。
それから、テーマで学んだことを実際の楽曲のなかでどのように応用するのか…をみていきます。ときには、私が簡単に作曲したミニアンサンブル曲をエチュードにすることもあります。

参加している生徒さんは全員Facebookにいますので、その中で非公開のグループを作っています。練習時の動画をアップし、復習に役立てています。そしてパートリーダーが練習のポイントなどをドキュメントにアップしています。たまにそれを眺めますが、非常によくまとまっています。自分で教えていても、その内容を忘れているときもあって(苦笑)、「へえ!なるほどねえ」とか思ってしまう事も。。。

アンサンブルをやっている生徒さんは不思議なくらい、音楽への取り組み方が変わってきています。普段のレッスンでは独奏曲がほとんどなのですが、きちんと声部を意識するようになったり、表現に工夫が見られたりするのです。

かつてはアンサンブル=独奏ができないからやるもの…という時代もあったようですが、アンサンブルで「学びやすいもの」があるだけで、音楽の難しさは一緒です。ただし、メロディーだけに集中できたり、低音の進行だけに集中できるという利点はありますので、音楽面においては非常に「学びやすい」というのは事実です。

「どのような活動をしているのか?」ということを知ってもらうには彼らのブログをみてください。 

リオリコ・ギターアンサンブルのブログ


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