ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

留学

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バルセロナ

今日はまだ演奏はありませんので、かつて留学していたバルセロナの観光です。
美しい街です。

サグラダ・ファミリア…ひさびさに見ましたが、やはりすばらしいです。

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その後、ざっくりとバルセロナを巡りました。もうかれこれ10年以上前に住んでいた街ですが、歩いているといろいろな思い出がよみがえります。

明日はアルコイへ行きます。
スペイン留学はアルコイ→バルセロナとたどりましたが、逆流していますね。思い出を遡る演奏旅行ですね。

明日はアルコイで本番です。

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池田慎司さんとデュオです。楽しみです!



ある恋の風景

思わせぶりなタイトルですいません。

なんのことはないです。

「アルコイ」のことです。私1996年から2年間住んだスペインのアルコイのことです。

ここで、ホセ・ルイス・ゴンサレスのもとで修行していました。友人ギタリスト池田慎司君のブログでアルコイの絵葉書が紹介されていましたので、なんだか懐かしくなって・・・。

http://shinji-ikeda.seesaa.net/article/133961479.html


ある意味、私にとってのアルコイは「ある恋」だったのかもしれません。

ホセ・ルイスの急死によって、突然振られてしまったような・・・。ああ、切ないなあ。

以降、ふられた相手(アルコイ)のところには戻っていません。

来年くらいは気楽に戻ってみようと思っています。

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マエストロの思い出ァ粉扱襦

ホセ・ルイス・ゴンサレス没10周年記念演奏会を前にマエストロの思い出を書いています。そのァ完結です。まだまだマエストロの思い出についてはたくさんかけます。いずれまとまった形にしてみたいとは思っています。

・突然の死

死亡の知らせを受けたのは午前中だったと思います。

朝、練習をしようとギターのケースを開けたとき、珍しく低音弦が切れていました。弦を張り替えて練習を始めてしばらくして電話がかかってきて、マドリッドでマエストロが急逝したことを知らされました。あまりにも突然のことだったので、あまり意味がつかめず、しばらく練習を続けたのを覚えています。

(※知り合いが死んだときに『ギターの弦が切れる』というのは、私の人生で数回ありました。ドミンゴ・プラト著ギタリスト辞典にも同様のエピソードがありました。ギタリストは自分の死を知り合いのギターの弦を鳴らすことで知らせにくるのかもしれません)

しばらくして、留学生仲間の連絡をとりあい、今後のことなどを話し合いました。連絡すべきところへ連絡し、とりあえずそのときできるだけの事務的な処理をしました。マドリッドで死亡しても、遺体の搬送などがありますので、時間がかかります。とりあえず、死亡したその日は普通に練習をしました。それが私なりのマエストロへの敬意であると思いました。

 

・葬式&散骨

葬式にはスペイン各地からマエストロの弟子や、日本からも知り合いやお弟子さんがやってきました。そのお世話などをしているとあっという間に時間が過ぎました。遺灰は散骨という形でした。アルコイ市が見渡せる山上から弟子達で遺灰をまきました。あの風景はなんともいえないものです。風に吹かれ飛んで行くマエストロの遺灰…。

 

・その後バルセロナへ(1998年〜)

マエストロの葬式、散骨もすみました。あとは自分がどうするか…悩みましたが、まだ勉強したいという思いが強かったのです。もし、マエストロが生きていれば、彼のもとで満足するまでレッスンを受けて、帰国していたと思います。その当時「ああ、この人の音楽凄いなあ!」と思っていたギタリストにアレックス・ガロベー氏がいました(※彼との出会いも運命的なものがあるのですが、ここでは略)。とりあえず思いつくのが彼しかいなかったので、電話で事情を話すと、「とりあえずレッスンに来い」とのこと。それで、バルセロナへワンレッスンを受けにいきました。このときのレッスンも非常に衝撃的でした。約1時間半のレッスンでしたが、一段目どころか数小節しか進みませんでした。右手のテクニック、左手のテクニック、音楽についての考え方、表現と解釈について・・・この一回のレッスンで膨大なものを学ぶことができました。それを消化するのに数週間要しました。私としては、まだまだ自分は勉強が足りない…と思えるのが幸せでした。

「まだまだ学ぶべきものもあるし、ホセルイスとは別のアプローチで勉強しなおしてみるのも良いだろう…」と思いました。アレックスに「バルセロナであなたに習うことはできるか?」と聞くと、「勿論!…まあ、とりあえず住むところを決めてから又連絡をくれ」と言われました。とりあえずバルセロナの安宿を拠点に家探しを始めました。無収入、定職なし、外国人…しかも日本人の知り合いもいませんでした。数十件電話して断られ続けました(今までの人生で一番電話したことが多い一週間でした)。1週間後くらいに住むところが決まりました。ああ、よかったあ…そしてアレックスに電話して「バルセロナに住むところが決まったから…」と連絡しました。バルセロナでの留学生活がスタートしたのです。

 

・バルセロナでの生活とマエストロ

このバルセロナでの約2年に渡る留学生活も結果として実り多いものでした。詳細は書きませんが、このバルセロナでの勉強があったからこそ、今ホセ・ルイス・ゴンサレスの偉大さが実感できるともいえます。これは決してアレックス・ガロベー氏のレッスンが悪かったということではありません。逆にとても素晴らしい音楽家であり、素晴らしいレッスンをしてくれたと思います。だからこそ、マエストロ、ホセ・ルイス・ゴンサレスの偉大さ、美点が客観的に理解できるようになったのです。このときのアレックスの教師としての指導方針は素晴らしかったと思います。

「今までのレパートリーを全て捨てろ!」といわれたのです。

彼のもとで、奏法に対する考え方や音楽表現に関する考え方を一から鍛えなおされました。私は割りに正直なタイプだったので、本当にそれまでのレパートリーを(たとえ遊びですら)弾くのを辞め封印しました。ソル、ポンセ、ターレガ、トローバ…など全て封印です。自然とアレックスとのレッスンでは現代曲が増えていきました。御陰でレパートリー開拓にも意識的になりました。これは今ギター史に関する執筆などをする際にも役立っています。

 

・逃げていった“ブルーズ”

アレックスとのレッスンは充実したものでした。そして2000年に帰国…その後演奏活動を始めます。そのときのレパートリーはダンジェロやブロトンズ、武満、マルタン、モンサルバーチェなどの現代曲が中心でした。全てバルセロナで勉強したものでした。その後2年間くらいはこのような現代曲を中心に演奏会を続けました。ぼちぼちとターレガやソル、タンスマン、ポンセなどを再アプローチはしていましたが…。

あるときの演奏会で友人にこういわれました。「お前の演奏には“ブルーズ”がなくなった」と。この友人曰く、「ホセルイスに習っている頃のお前の演奏には“魂”があった…」と。彼もジャンルは違いますがミュージシャンですので、この発言は直感なのでしょう。

最初はこの言葉に拒否反応を示し、大喧嘩…でもその言葉の意味がなんとなく掴めて来ました(その後、仲直りはちゃんとしましたよ)。ここで改めてマエストロの偉大さが理解できました。この友人の言葉をきっかけに、「マエストロ」ホセ・ルイス・ゴンサレスから習ったことの見直しを始めました。それはセゴビアやリョベートなどの研究でもありました。そして他の楽器の巨匠達の演奏も真剣に研究を始めました。

そして、今の私がいます。

悩みながらも、いろいろと勉強を続けてこれたのはやはりマエストロがいたから…とはっきりと言えます。そして、勉強には遠回りは絶対にないということも今は理解できます。そして死ぬまで勉強なのだなあ…という思いが強いです。

 

・最後に

練習の大切さ、基礎の大切さ、技術の大切さ・・・そしてそれらが何故大切なのか?・・・それは音楽の美しさを伝えるために大切なのです。今回長々と「マエストロの思い出」を書きましたが、この文章を書きながら、それを再認識できたような気がします。

さて、明日5日は北九州、あさっては福岡で追悼演奏会です。

単純に楽しみな演奏会になりそうです!

 

ホセルイス・ゴンサレス追悼公演(下記の場所にて、ホセ・ルイス・ゴンサレス氏に90年代に師事した3人のギタリストの没10年記念コンサートが行われます。出演は富川勝智、岩崎慎一、池田慎司です。東京公演のみ井桁典子さんも出演いたします。多くの方のお越しをお待ちしております!!)

詳細・チケット購入については下記をクリックしてください!

北九州福岡大阪横浜東京

 

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マエストロの思い出

ホセ・ルイス・ゴンサレス没10周年記念演奏会を前にマエストロの思い出を書いています。そのい任后

留学生活について書いています。

 

・同期生達

私が留学した当時、マエストロのもとには数人の日本人が同じように学びにきていました。今回追悼公演で一緒に演奏する岩崎慎一さんや、池田慎司くんは私よりも先に留学してきていました。留学生仲間としてお互いよく協力しあっていたと思います。お互いに講習会の情報を交換したり、一緒にバレンシアまでコンサートを聴きにいったり…楽譜の貸し借り、CDの貸し借りも結構しましたね。一緒に食事をしながら、ギターを弾いて音楽について語り合ったりもしました。もちろん馬鹿話もたくさんしましたが、今考えるとこのような語り合いも実に勉強になったことも多くあります。このような出会いもマエストロの御陰といえます。皆同門ですし、「同じ時間」を過ごしたという感覚があるので、いわば戦友ですね。

今回、マエストロの追悼演奏会で一緒に演奏できるのも、やはりマエストロの御陰なのでしょうね。そういう人を結び付けていくパワーのようなものがある師匠でした。

 

・2年目のレッスン(井上さんとマエストロ)

本当は一年で留学は終えるつもりでした。でも、レッスンを始めてみると、「とても1年では消化しきれない!」というふうに思い始めました。じょじょにマエストロの「音楽観」が分かり始めてきたのは、やはり2年目からだったと思います。

一年目の秋から、留学ビザの関係で、アポロ音楽院のギター科にも入学しました。そこで教えていたのがマエストロの弟子、井上幸治さんです。最初のレッスンのとき「ホセルイスのとことは違う曲レッスンしようよ〜」というので、バッハとか現代曲を中心にレッスンしていただきました。「ここはホセルイスだったら、こうやるんじゃないかなあ?」とかたまに言っていました。レッスンのアプローチも随分と違って、楽曲分析をかなり丁寧にやりながら、一音たりとも弾き流さず…というレッスンでした。マエストロのレッスンと同時進行で、週に2回。しかもレパートリーも違うので忙しかったです。でも、今考えると贅沢な時間だったと思います。

 

・演奏会の仕事やレッスンの仕事

たまにマエストロが「今度ここに行って演奏会をして来い!」とか「講習会をやるから、2日目のコンサートをお前がやれ!」とか『お仕事』をくれました。ギャラもでるので実に嬉しいアルバイトでした。しかも人前で弾いて勉強もできますし。ある田舎へマエストロの紹介で演奏に行ったときに、開演時間になっても会場に誰も来ない…という経験もしました。結局開演予定時間の1時間後に演奏スタート!…スペインペースをリアルに体験しました。

井上さんも演奏活動で忙しかったので、私がレッスンの代理を数回したことがあります(これが私のレッスン活動の最初!)。スペイン人の子供はみな素直で「ああ、可愛いなあ!!」と思ってレッスンしましたし、20代の生徒とかも、みな性格も明るくて「うん、教えるのも楽しいなあ!」と思いました。同世代の生徒さんとかとは友人としてもその後付き合うようになりました。その友人の家に週末招待されたり、海へ行ったり。教えることの楽しさを知ったのは、アルコイでのことだったのですね。

 

・トローバとマエストロ

やはりマエストロのところに来たからにはトローバの作品を学んでみようと思いたち、よしやるなら全曲?とか思ったのですが、かなりの曲数があるので、とりあえず、「スペインの城」「特性的小品集」などをレッスンにもって行きました。このレッスンを通じて、スペイン音楽の歌いまわしや「間」、リズムの感じ方をたくさん習えたと思います。これらの楽譜の残したレッスン時の注意点や運指の変更点などは今でもたまに見返すと「!」という部分が多いです。とにかくトローバのレッスンのときのマエストロは気合が入っていました。随分熱気のあるレッスンだなあと思っていました。私が適当に弾いているところを「それじゃ駄目だ!」…うまく弾ければ「よし!それでいい!」…マエストロのヴォルテージは上がっていました。トローバ作品への想いがひしひしと伝わってくるレッスンでした。トローバの作品を中心にレッスンを受けていたのが、2年目も終わりかけの頃だったと思います。さて、「特性的小品集」の全6曲のレッスンが終了しました。そこでマエストロが「次のレッスンも何かトローバを持ってきたらいい」といいました。そして「でも、来週はマドリッドへ仕事にいくからレッスンはないぞ。間違ってレッスンにくるんじゃないぞ」といわれました。

これがマエストロとの最後の会話でした。

(もうちょっと続きます。イ悄

 

ホセルイス・ゴンサレス追悼公演(下記の場所にて、ホセ・ルイス・ゴンサレス氏に90年代に師事した3人のギタリストの没10年記念コンサートが行われます。出演は富川勝智、岩崎慎一、池田慎司です。東京公演のみ井桁典子さんも出演いたします。多くの方のお越しをお待ちしております!!)

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マエストロの思い出

ホセ・ルイス・ゴンサレス没10周年記念演奏会を前にマエストロの思い出を書いています。そのです。このシリーズ、書き始めると「あれも、これも・・・」となってしまいます。うーん、全部書ききれてから九州に行けるのだろうか…(悩み中です)。

さて、このあたりからスペイン留学時のマエストロの思い出へ移ります。まずはそのきっかけから…。

 

・留学のきっかけ

大学3年も終わりになり就職するかしないか迷いました。浮世はオーム事件による世紀末的雰囲気やバブル完全崩壊の実感…実はこのあたりが留学決意のきっかけだったかもしれません。「どうせなら自分が一番好きなことをやろう!」という気持ちがありました。幸いにして私のことを覚えていてくれたマエストロの「来ればうまくなるぞ!」という言葉を信じて、留学を決めたのです。

もうひとつ、上智大学イスパニア語学科でお世話になった神吉敬三先生の勧めもありました。卒論の主査を務めていただいた関係&やたらとスペイン美術史の授業をとっていた(単位関係なしに)関係で、よく研究室に遊びにいっていたのです。そのときに、いろいろな話をしました。98年世代や27年世代の話題のときに、「世紀末っていうのは、面白い人材がたくさんでるんだよ。もうすぐ21世紀になるけど、その時代を作っていくのは、世紀末近辺に30歳前後の人たち、そう君達の世代なんだよなあ」ということを言っていました。

大学3年の頃には、「君は卒業後はどうするの?」と聞かれて「いえ、普通に就職でもして…」と曖昧な返事をしていると、「就職口ならいくつか紹介してあげられるけどね…でも、君はギタリストになるんじゃないの?」と言われてしまいました。それまで私がギターをやっていることは話題にしていなかったので不思議でしたが(大学の友人が話したのかもしれません)。

暗黙裡に「君は好きなことをしたほうがいい」といわれているような気がして(そう思いたかったのかもしれませんが…)、一歩踏み出す勇気がでたのです。

そのほかにもいろいろな要因が考えられますが、どちらにしても「ギターをもっと勉強したい!」…それがいつも心の中にありました。

 

・アルコイへ!(1996年)

ビザの手配などいろいろとしているうちに、大学4年は終了。卒業式が終わり、スペインへ!

まず、マドリッドに到着。翌日アリカンテへ。そしてバスにのってアルコイへ。山の中をえんえんと走ります。アリカンテは都会でしたが、山と谷しかないような場所をバスは進んでいきます。で、やっと着きました。夜中でしたので、とりあえず宿を探して一泊。翌日朝、ちょっと散歩すると、思っている以上に都会(人口5万)だったので安心。マエストロに電話連絡すると、「そこで待っていれば、shin-ichiが迎えにいくから」といわれました。岩崎慎一さんとの初めての出会いです(今回の追悼公演でも一緒に演奏します!)。

それで、とりあえずマエストロにご挨拶。

レッスン曜日時間などを決めて、「今後何の曲をやりたいか書き出してこい」というので、今までのレパートリーを書き出して、更に今後レパートリーにしたい曲も追加しました。それで、一回目のレッスンにもっていきました。『カルカッシはいらないなあ』『コストもいらないなあ』『これは絶対やっておけ(2重丸)』『これはやってもやらなくてもいい(△)』というふうに削られたり、増やされたりしました。

 

・レッスン開始!(ソル20のエチュード)

最初はセゴビア編ソル20のエチュード全部をレッスンを受けようと思っていました。1番から順番に。レッスンの詳細はここでは書きませんが、このとき受けたソルのエチュードのレッスンは「今になって分かること」がたくさんあります。当時は「なんでこうやらなければならないんだ?」と思ったことが、今分かることがたくさんあるのです。ポイントを指摘するレッスンではありましたが、あとで考えてみるとその指摘された部分が全体と大きく関わってくるのが分かってきます。あとから楽曲の分析などをしていくと、より指摘された部分の大切さが分かってくるのです。技術上においては、左手のテクニック、特に音をつないで聴かせるテクニック、物理上伸びない音を「伸びているように」聴かせるテクニックも学ぶことができました。それと右手の音色の連繋・・・確かな技術が音楽の美しさを実現していくことを徹底的に理解できたことは財産です。

どうしても納得できないことがあると「そのほうがいいから」「そのほうが美しいだろう?」という答え。でしたが、それはより深くソルのエチュードを読み込んでいけば「必然」ということが分かりました。ここからは私のマエストロのレッスンスタイルの分析(深読み?)です。楽曲分析などを徹底してやることは自分ひとりでもできます。その段階からレッスンでやっていては、時間がいくらあっても足りない。マエストロのレッスンでは全体に関わるポイントだけを示すことに意味があったような気がするのです。極端な話、セゴビア編のアゴーギグの指示やダイナミクスは非常にスタンダードなものであると思います。このあたりをきっかけに自分で分析することも可能なのです。これをレッスンで行う必要ななかった…とも言えるわけです。

(註:一般に誤解されているかもしれませんが、セゴビアのソル20のエチュードにおけるアーティキュレーション変更やダイナミクス指示は非常にスタンダードな音楽表現のアプローチであると思います。たとえば、他の楽器の奏者に楽曲を分析してもらい表現をつけてもらってもセゴビアの指示と似た表現になる可能性が高いということです)

 

・レッスンのペースとレパートリー

毎週1時間のレッスンでした。レッスンの形態は毎回数曲もっていき、半分は「終了」という感じ。マエストロが気に入った(?)曲は「次回も聴かせてくれ」という感じのレッスンでした。一応原則として「暗譜」でレッスンに臨みました。ということで日本で仕込んできたレパートリーはあっという間に底をつきました。どちらにしてもレッスンに持っていく曲はしっかりと読み込んでいかないといけないので、かなり準備に時間を割きました。自然と練習時間も増えました。最低一日6時間は練習していたと思います。

ターレガの小品などは割りとてきぱきと終わってしまった気がします。リズムや間のとりかたについて多くを学びました。

ターレガのプレリュードは全体のなかでの緊張感と解放感のバランスのとり方を学んだと思います。

タンスマンの楽曲は全体の緊張感の維持の仕方を学びました。セゴビアの運指の意味なども理解することができました。弾き易いように変えては駄目なのだなあ…と痛感。

ポンセのプレリュードなども自分の分析の甘さを痛感させられるレッスンでした。私が無意識に弾き飛ばしているところをずばり言い当てられる感じ。厳しかったですが、すばらしいレッスンでした。

…というふうにマエストロのレッスンで学んだことはいっぱいあります。全部は書ききれませんし、実際今生徒を教える段階になって気づいたこともいっぱいあります。「結局同じところを指摘しているなあ」と思うことが多くあります。

(マエストロの思い出い愨海)

 

ホセルイス・ゴンサレス追悼公演(下記の場所にて、ホセ・ルイス・ゴンサレス氏に90年代に師事した3人のギタリストの没10年記念コンサートが行われます。出演は富川勝智、岩崎慎一、池田慎司です。東京公演のみ井桁典子さんも出演いたします。多くの方のお越しをお待ちしております!!)

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