1. カルカッシ25の調性はわりあいシャープ系が多い。ギターでは弾き易い調である。そういう意味で純粋に技術を磨くという目的で使用するのにも良い教材。
  2. ソル、マルボロー。音のグループのまとまりがどこへ向かっていくのか…考える。曖昧に雰囲気で弾くと、全体がまとまらない。イントロ部分、単旋律の部分、緊張感をゆるめないように。体を動かしては駄目。結構音に影響する。
  3. 運指が決まったら、最初の段階から1音たりとも間違えずに正確に練習。10回弾いたら10回正しい運指で弾けるように練習すること。焦っては駄目。
  4. セーハ中心のエチュードは何か一曲くらい毎日やると良い。なんだかんだコツをつかめてくる。理屈ばかりではセーハは極めることはできない。
  5. 「どうやったらうまくなるのでしょう?」とか「いつになったらうまく弾けるのでしょう?」という質問は愚問。一体、「うまい」というのはどういう定義なのか?…音楽的に「良い演奏」をすること、「正しい演奏」をすることを目標にするべし。
  6. 和声進行や、フレーズわけ…分析ができたら、あとはそれを体に馴染ませる。具体的にどういう流れになっているか…アナクルーズ、デジナンス…考えながら、いろいろ試して自分の心のなかから出てくる歌とリンクするようにする。多くの場合、分析によって自分の心のなかの歌を修正しなければならないことも多い。
  7. ブランテルの子守唄。いい曲です。禁じられた遊びよりも味わい深いかも。ギターの音色の良さを感じるために最適な曲。
  8. 大聖堂3楽章、スラーの位置をしっかりと確認。このスラーでニュアンスをつけノリをつくるべし。弾きやすさだけのスラーではないことを意識するべし。
  9. コストのエチュード。名曲多し。特に25のエチュードは必修だと思う。
  10. 3拍子、自然リズムを学ぶことがソル月光制覇のポイント。
  11. パガニーニの小品はアルペジオの処理がポイントか?…旋律と和声の弾き分けが曖昧にならないように明確に。
  12. ターレガ、ラグリマ。音をつなぐ、低音のノイズを減らす…この2点をやろうと思うだけで、この曲は決して初心者用の曲ではないと気づくはず。
  13. ある曲をやって、技術的に様々思考して、解決法を試して…それでもうまく弾けない部分は、音楽表現において自然に聴こえるように処理を考える。アゴーギグを考えたり、ダイナミクスを考えたり、アーティキュレーションを考える。前提は楽譜が要求しているテンポを目指すことなのだが、それができない場合のことである。「意図的に誤魔化す」ということ。 「コントロールされたゴマカシ」?。
  14. 音階練習、速度をあげるには付点リズムでの練習が重要。
  15. 本人が音量や音色を楽器のせいにしている場合がある。その場合は右手だけ私が弾き、「このくらいの音量はするんだよ〜」とやる。それを生徒が真似をする。すると、音量や音色など解決する場合が多い。意識の問題かもしれない。
  16. あるていど弾き込んでくると、惰性で指運びをしている場合がある。これが間違った運指である場合が危険。運指を確かめながらゆっくりと弾くことが練習のどの段階でも重要。
  17. 粒のそろっていないトレモロよりも、ゆっくりでも粒がそろっているトレモロのほうが聴き易い。
  18. 海外へ行く生徒。先生探し&レッスン継続のポイント。とりあえず、現地で出版されている初心者用ギター教本で用語をチェック。初心者用音楽入門書も軽くチェックすると良い。
  19. 和音をばらすか、ばらさないか…これは全ての曲の全ての和音についてチェックすべき。
  20. フェルナンデス、解き放たれた悪魔。レアな楽譜だが、アリリオ・ディアスの名アレンジャーとしての才能が見事に発揮されている。運指、弦の指定を徹底して研究すること。

 

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