来月6月からNHK教育テレビで、クラシックギターの講座が始まります。

講師は荘村清志さん。日本のギター界の第一人者です。コンサートの打ち上げなどで何度かお会いしたことがありますが、いつお会いしても「紳士」な方です。それでいて気さくな人柄なので、楽しい講座になるのは間違いないでしょうね。

今日、そのテキストを入手しました。ざっと見て、いくつか弾いてみましたが、初心者から楽しめる内容だと思います。独奏曲もありますが、2重奏も採用しているので、ギターの音色に集中できます。スラーなどの技術も旋律を弾きながらマスターしていこうという方針なので、非常にこういう点では取り組みやすい教材となっていると思います。

私もレッスン時には2重奏をできるだけとりいれるようにしています。初心者の場合は旋律だけ弾くことで、自分の音色や細かい技術に集中できるという利点があるからです。

さて、テレビの講座に話題を戻します。この教材をテレビを見ながら、初心者の人がひとりで練習する場合はどうしたらいいのだろう?と、ちょっと気になってしまいました。

テレビ放送のときに、荘村さんが伴奏パートだけを弾いてくれるのであれば、それを録画し、「夢の共演!」が果たせるわけですが・・・。

一番いいのは、家人を巻き込んでテレビ鑑賞することかもしれません。家に二人ギターを弾く人がいれば、2重奏の練習ができるわけですね。

 

独奏も「鉄道員」「マルセリーノの歌」「禁じられた遊び」・・・という、かつてのギターブーム世代の憧れの曲がばっちり収録されています。そうかと思えば、現在の定番である「カバティーナ」「11月のある日」も収録されていますので、バランスのよい内容ですね。

「ロンドンデリーの歌」は、まさか武満徹編が収録されているのか?・・・と思いましたが、荘村さんが編曲した比較的シンプルなアレンジなものでした。

テキストの冒頭部分に荘村さんと武満徹氏の2ショット写真が掲載されているので、いらぬ想像をしてしまいました。もし武満編であれば、かなりハイパー上級者向け講座も見られたかもしれません。

 

さて、最後に、テキストを見てみると、荘村さんの楽器がアルカンヘルであるとわかります。何故わかるかって?・・・それは私もアルカンヘルを使用しているからです。ヘッドとモザイクの形状などでわかります。噂ではアルカンヘルを入手したということを知っていましたが、こうして写真となってみると、いいものです。

やはり形が違います。気品が感じられる。荘村さんの品格ともぴったりであると個人的に思います。

それがテレビ放送でどのように響くかも楽しみですね〜。

そのようにあれこれ、楽しみな番組です。みなさんも是非見ましょうね!!

 

・・・と、ここまで書いて大問題が・・・。放送時間のときにレッスンしているんですね。まあ、再放送くらい見れるかなあ?と思ったら、その時間もレッスン・・・。

録画すればいいじゃないか!という方もいるでしょうが、現在テレビを録画できる手段がないのですね。所有しているギター関連のビデオも生徒さんに頼んで少しずつDVDに焼いてもらってコンピューターでみている状態。

やさしい生徒さんが、毎回録画してくれることを期待して・・・。

 

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