無意識な身体の動作は音楽のテンポを崩す危険性があります。このことはかつてブログで書きました。

あなたの身体はそれほど器用に動いていない!

最近、数名の生徒さんと「足でテンポをとる」という練習を続けています。そのいずれの方も、テンポが急いでしまう…とか、裏を感じることができない…という共通の悩みを抱えていました。レッスンをしていると、なんだか曲の途中で突っ込んでしまったり。拍にしっかりとのっかって演奏できないのです。

足でテンポをとる…これがなかなか皆さん器用にできないのですね。かっくんかっくん動いてしまったり…なかなか滑らかに動かないのです。

滑らかに動かない場合には、拍の周期が感じられません。拍というのは連続した運動ですので、動きの断絶があってはいけないのです。

足首が固い人が多く見られます。これは歳をとった方に多く見られます。誰でも年齢がいくと足首が固くなりますね。転びやすくなったりして怪我をする方も増える。そういう方にはいくつかアドバイスをあげることにしています。以下ふたつです。

1:お風呂にはいったときにマッサージをする(足首を回したり、動かしたりして筋肉の動きを感じながらやるとより効果的!)
2:普段、歩くときに足首の動きをちょっと意識してみる

上記2点を守るだけで、だいぶスムーズに足首が動くようになってきます。

そして、足首でテンポをとろうとすれば、誰でも「足の接地」の仕方にも注意を払うようになってきます。後方に足をひいていたり、内側に傾いていたりするともちろん地面をふむことができにくくなります。

相乗効果として、ギターの構えが安定します。足台の上でもテンポをとれるようになるとよりベターです。足で自由にカウントとれるようになると、下半身の安定度が上がります。是非やってみてください。逆に言うと、足裏がしっかりと床に接地していないと、カウントをとってみてもうまくいきません。無理矢理それで拍をとろうとすれば、不自然なテンポ感が身についてしまうでしょう。

ギターを構えて、拍の周期を感じようとすれば、やはり左足でとるしかありません。両腕はギターの演奏で塞がっていますし、左足で拍をとると楽器がぐらぐらしますから。もちろん、楽譜を見ながら(歌いながら)拍を指揮者のようにとってみるのもお勧めの練習ですよ!

いずれにしても右足で拍をとれるようになると、とっても便利です。でも、しっかりと考えて、スムーズに拍の周期を感じ取れるようになりましょう!



 


BLOGランキング(一日ワンクリックよろしくお願いします!!)

音楽ブログランキング blogram投票ボタン

ギター教室ロゴ