ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

クラシックギター弾いてみたいなあ…!と思っている方…
真剣にクラシックギターに取り組んでみたい!と思っている方…
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読譜力(運指力)

今日のワンポイントアドバイスです。
読譜力について。
クラシックギターにおける「読譜力」で忘れがちなのが、様々な運指が浮かぶ…ということです。音符をみて、そこにどのような運指が可能なのか?…それが何パターンが浮かぶようにトレーニングしないといけません。

クラシックギターは同じ音がいろいろな弦に散らばっていますので、この点に関して難しい楽器です。

基礎的なトレーニング法です。五線譜を用意してください。
a:開放弦の音を1弦から6弦まで書いてみましょう。
b:1フレットの音、3フレットの音を書いてみましょう。
c:5フレットの音を同様に。
d:7フレットの音を同様に。
e:9フレットの音を同様に。

…という具合に練習してみてください。この逆のパターンもやってみるとよいですね。楽譜に任意の音を書いて、それを各弦で弾いてみる…。

あとは応用です。簡単な単旋律の楽曲で、「できるだけ2弦だけで弾いてみる」とか条件を決めて練習していくとか…アイデアはたくさん湧くと思います。

音の情報量について…クラシックギター録音術?(日曜ワークショップ)

日曜日は日曜ワークショップでした。テーマは「クラシックギター録音術!」です。

講師は我が友人でもあり、音響関係の仕事をしている菊地智彦氏。プロジェクターを使って波形を見ながら、「目で音の違いをわかってもらう」という工夫…。なかなか面白かったです。




レコーダー自体は入手しやすくなってきましたが、圧縮音源と非圧縮音源の違いはなかなか気づきにくいものです。その聴き比べも行いました。受講生、各自に音の違いを聴いてもらいながら、感想を述べてもらいました。ヒントが与えられれば、非圧縮音源(つまりCDの音そのまま)と圧縮音源(mp3)の違いは分かってきますが、mp3だけ聴いていてはわからないままでしょう。

圧縮音源であれば「聴こえなくなる」音がでてきます。このような音源ばかり聴いてしまうと、「生音」であっても「聴いていない」周波数がでてくる可能性もあります。いろいろな意見があるとは思いますが、私はこれは危険だなあと思う訳です。もちろんCDの音であっても、実際の演奏のニュアンス(音の余韻や存在感)は100パーセント伝わりませんけどね。でも、圧縮された音源よりははるかにましなわけです。

つい先日ですが、ニール・ヤングが圧縮された音源について苦言を呈しました。
参考記事

「マスター音源の5パーセント」は言い過ぎかなあ…とは思いますが、彼が言うように音の存在感(あたたかみや深み)は失われてしまいます。そしてリスナーはそのような圧縮音源ばかりを聴き続けていれば、「それが当たり前」になってしまいます。クラシックギターの場合でもそれがおこります。クラシックギターの音はとても繊細です。音の余韻や倍音などを聴き取ろうとしない奏者が増えてくるような気がします。

もちろん、CDを聴いていても、「音を補完」して聴いています。私の場合でも、師であるホセ・ルイス・ゴンサレス先生のCDを聴いていても、それをそのままでは「聴いていません」。実際の音はもっとこういう感じだったなあ…と頭の中で補正をかけながら聴いている訳です。

これが自分の音を録音する際にも実は重要です。「自分が聴きたい音」しか録ることができませんから、実際に自分の耳で聴いているものしか録音物に含めようとはしないわけです。自分が録音する際に含めようとする情報量は、普段自分が聴き取ろうとしている情報量を超えることは有りません。

クラシックギターのありのままを録音物に含めようと思うならば(100パーセントは今のところ技術上無理であると思っていますが…)、クラシックギターのありのままの音を聴くべきです。そして、それは「耳のトレーニング」しかありません。

もし、YouTubeなどでしかクラシックギターの音を知らないのであれば、自分の楽器からその情報量の音しか出すことができませんし、それで満足してしまうでしょう。

…以上のようなことが受講生に伝わったならば、主催者としてこのような講義をやった意味はあったのかなあ?…と思います。また何か同様な企画で講義をやってみたいと思っています。


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フランシスコ・クエンカ氏のレッスン(ギターの音色と音量について考える)

ちょっと前の話になりますが、3月25日、スペインのギタリストであるフランシスコ・クエンカ氏のマスタークラスを主催しました(井桁ギター教室との共催)。私がマスタークラスの進行役兼通訳を務めました。

全体の印象としては、非常に「焦点が明確な」レッスンだったということです。受講生の楽曲もある程度、クエンカ氏が得意そうなものにあらかじめ設定したということもありますが、やはりスペイン音楽特有のダイナミクスや的確なアクセント付けということにおいて、多くのことが学べるレッスンであったと思います。

時間はひとり40分前後あったため、じっくりと楽曲全体を通してポイントを見て行くことができました。

ひとりめ、鈴木文乃さんのレッスン。



トゥリーナのセビリア幻想曲。ラスゲアードのポイントを説明。楽曲のダイナミクス、音色の使い分けなどがポイントでした。

林祥太郎君。



レヒーノ・サインス・デ・ラ・マーサのサパテアード。これもサパテアード(スペインの舞曲の種類でもある)のアクセントのポイントを説明。踊り手がいると過程して「そこで走ったら、踊り子はてんやわんやだぜー」(←意訳)というように非常にわかりやすいレッスン。あまりにもスムーズにサパテアードのレッスンが終わったので、もう一曲何かないか?…とのことで、同じ作曲家のロンデーニャも見てもらいました。

これも正確なアクセント付けを丁寧に伝授。

最後はいまをときめく東京国際優勝の藤元高輝君(写真ありません。すいません)。

ロドリーゴの祈りと踊り。これも舞曲のアクセントを明確にすることで、楽曲に推進力が生まれます。和音の響かせ方も、クエンカ氏独自のもので、よいアイデアだったと思います。藤元君のレッスンも時間があまり、ベリオのセクエンツァ(!)のゴルペやラスゲアードの扱い方もワンポイントで指導。このようなギターの特殊奏法に関するセンスもクエンカ氏のアイデアはすばらしかったです。


…と書いてきましたが、なによりも彼のギターの音色とダイナミクスに関する考え方は非常に面白かったです。

本人は意識していないかもしれませんが、「アクセント」のとき、見事に音色の中に含まれている倍音の比率を変化させています。振動の量ではないのですね。もちろん音量もアップはしているのかもしれませんが、彼が求めてるのは「人の耳に印象づける」要素なのでしょう。

ダイナミクスに関しても、フォルテのときはブリッジ寄りで弾くことが多いですね。これも彼がお兄さんであるピアニストのホセ・マヌエル・クエンカ氏とくんでいるデュオでの経験から導きだされたものであるようです。

ピアノにも比肩する音量…それは実際の音量では太刀打ちできないということなのでしょうね。音色で「人の耳に注意を喚起する」ことが大切なのです。

にたようなことは、スペインのギタリストであるマリア・エステル・グスマンさんも言っていました。彼女の日本でのマスタークラスの通訳も数度やっていますが、音量を大きくしてね!というところを「abierto」という単語を使います。これは英語でいうところのopenですね。「開いて!」ということです。クレッシェンドのところで使うのは想像できましたが、おおきな音量が要求される部分(たとえばffの部分など)でも使っていました。

この感覚が分かるとクエンカ氏が大きな音量が要求される部分でブリッジ寄りの部分を使う理由が推測できると思います。

というわけで、非常に勉強になったレッスンでした。通訳の特権として身近で彼のタッチを見れるというのもいいのです。非常に面白いです。帰宅して早速試してみましたが、かなり近い倍音構成の音が出せました。自分の勉強にもなったわけですね。

スペインの音…というよりはそもそも音楽というものはどうあるべきなのか?…ギターという楽器のポテンシャルを引き出すためにはどういう感覚を持たねばならないのか?…という点においても、すばらしいレッスンだったと思います。

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スペインギターの音って?

遅くなりましたが、先週行われた日曜ワークショップのレポートです。

たくさんの方が受講してくださいました。藤井浩さんのお話は「徒然なるままに」という感じでしたが、それがまた非常に面白かったというか・・・。内容としては非常に興味深いものを沢山ふくんでいました。




音っていうのは抽象的なものですから、言葉で簡単に説明することはできません。とても難しいことです。でも、藤井浩さんの講義では「たくさんのヒント」を得られたと思います。

私自身が印象に残ったのは、音の輪郭と爪の関連のお話。もしかしたら、このあたり鈍感になっている方も多いのじゃないでしょうか?・・・爪のアタックが音の印象をがらりと変えます。たぶん、ある程度経験を積んだクラシックギタリストの方であれば、それは分かると思いますが・・・。

あと、スペイン人のリズムの感じ方(アクセントの感じ方)の話も面白かったですね。スタッカートとテヌート、休符の関連について・・・。これも実はスペイン音楽を演奏する際に「しっておくべきこと」であることは言うまでもありません。研究すべきテーマではあるのです。



もちろん、ギターも演奏してくださいました。



いい音でした。



 


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スペインの音、ギターの音って?(7月3日ワークショップ)

6月25日の当教室主催チャリティコンサート、そして、6月28日のギター連盟主催のチャリティコンサートが無事終了し、ほっとしているところです。

さて、あさってですが、当教室主催でワークショップ開催します。

ちょっと面白いテーマです。

スペイン在住のギタリストである藤井浩さんのレクチャーです。
長年スペインに在住しクラシックギタリストとして、また現地の民族楽器であるドゥルサイナの演奏家、教授として活動している面白い人物です。

その経験を踏まえて、「スペインギターの音の真髄」というテーマで講義をしていただきます。

スペインギターの音って何?・・・と疑問を持っている方にはたくさんのヒントを与えてくれる講義となるでしょう!



2011年7月3日(日)午後2時〜午後4時30分
会費:3000円

講義テーマ:スペインギターの音の真髄

 

はじめに

 

これは私が留学以前から20年以上にわたって研究を続けている音についてのレクチャーです。特に92年にアルコイに渡り故ホセ・ルイス・ゴンザレス先生に学んだ音に対する執着心は今なお劣ることはありません。2009頃より騒音性難聴疾患を患ってからは前にも増して音に対する疑問にぶつかる毎日でした。現在でもまだその探求は続いています。今日お話することは私の見解であり他のギタリストや先生方には異論があるかと思います。また、私が学んだことは音に対する比重が多く、奏法やテクニックについては他の先生方にお任せします。今日は皆さんと一緒に音についていろいろなお話をしましょう。

 

(レクチャーの内容)

音の原理

 

良い音、悪い音〜好きな音、嫌な音

 

大きな音

聞き取りやすい音

わかりやすい音 

 

音と楽器のサイズ〜各弦と緊張感の関係

 

良い和音、悪い和音(解決について)

 

音の輪郭

発音と音の持続〜子音と母音の関係

音の組み合わせ(パーカッションの原理)

いろいろな組み合わせ

 

タッチと爪の役割

雑音右手

雑音左手

消音について

 

ギターを響かせる

ホールを響かせる

よく通る音とよく響く音

 

音の均一性について リズム考

次元の違う音

いろいろな音を秘めるギター

いかにギター独自の音、自分の音を引き出すか(マエストロの音)

 

質疑応答   

会場などの詳細、参加ご希望の方は下記リンクをご一読ください。

http://guitar.sakura.ne.jp/school/contents/tsukiichi.html    


最近は、きちんとしたスペインの音を出せる奏者というのが減っています。それは、最近会ったマリア・エステル・グスマンさんも同様のことを話していました。日本はもとより、ヨーロッパですら、減っています。

先日、当教室で主催した神成理さんも、同様のことを話していました(実際、近年聴いたなかでもっとも感動したコンサートであったことは間違いありません)。

伝統というものにしがみつくのではなく、それをしっかりと踏まえて「音作り」をしていかねばなりません。そして、その音が確かな感動を生むのだと思います。

このワークショップ、スペインの音、ギターの音の本質を掴みたい方には必聴の講義となるでしょう。たくさんの方のご参加お待ちしています! 

 


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