ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

音程感

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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tomikawaguitar@gmail.com

余地を残す〜GG学院セミナー 4/22にやります!

さて、今日は午後からテキスト作り。
4/22にセミナーをGG学院でやるからです。

学院セミナー2023


























↑お申し込みお問い合わせはこちらのリンクからどうぞ〜

今までたくさんワークショップやセミナーをやってきましたが、いつも思うのは「どのようなレベルの人が来ても学びがあるような内容にすること」なのです。

ギターを始めて1年くらいでも、20年弾いている方でも、初心者でもプロでも…どのようなレベルの方でも「何かを持って帰ってもらう」内容にすることが目標。

音楽の学びにレベルってあまり関係ないのです。基本的なところはシンプル。そしてそのシンプルなところからどうやって表現に結びつけていくか、または技術に結びつけていくかは「かた」の応用でもあるので、プロでも説明が難しい部分ではあるのです。

だから、テキストには余地を持たせるように工夫します。あとは現場で受講生の方の様子を見ながら、基本を繰り返しても良いし、もう少し深いところまで持っていってもいいという具合に考えてます。

逆に考えるとそういうテキストを作るって割と手間がかかるんです。今までたくさんこの手のものを作ってきたので、得意ではあるのですけど。教本を書くときだって、やはり読み手の大体のレベルは想定しますが、それでも余地を持たせないとダメなわけで。

そんな感じに夜中までかかってツブツブとテキストを作ってます。

というわけで、まだ申し込みできますので、みなさん是非お越しくださいねー!
待ってます。

表現についてもう一歩伸び悩んでいる方は来ると良いと思います。自分で表現を作っていくことができない方も是非来てください。
普段の僕のレッスンでも断片でしか教えられない内容です。まとまって教わることができる滅多にない機会だと思いますよ。普段僕に習っている人も、もちろんそうでない方も、是非受講してみてください!






最近のレッスンのネタ

最近、レッスンやワークショップなどで「考えたこと」を書いておきます。

3月4日に日曜ワークショップで「音階を究める 左手編」をおこないました。

結論をいうと、ギターの指板上の音程関係を視覚化するための基礎講座であったと言えます。

クラシックギタリストの弱点というのは、音を点として捉えてしまうことかもしれません。この音の長三度上はフレットのことあたりだろうなあ?…という「かんどころ」のような感覚が非常に希薄です。たとえば、イ長調で3弦の2フレットの音を押さえた場合、2弦の2フレットを長3度上であるとすぐに認識できるか…というのがハーモニーを認識するためには大切です。でもクラシックギターをやっている人はAの音とC♯の音をそれぞれの点として楽譜から読み取り配置しておしまい!という人が多いのかもしれません。

なので、普段から(相対音感的に)(つまり移動ド式で)指板上の音を把握する癖を音階練習をしながら身につけていくべきだと思います。まずは長音階からテトラコードを意識してドレミファソラシド…でひたすら練習を重ねて行けばかなりの「音程感」がやしなわれると思います。

この「音程感」と指板感覚(?)の連携は五線譜に書いてしまうと、やはり「楽譜を読んでしまう」ため 希薄になりますね。

今後もこのあたりは普段のレッスンのときやワークショップなどで扱って行きたい分野です。音程感の意識は旋律の理解のためにも必要不可欠ですから、大切ですし。

さて、もうひとつ。拍節感。これはやっぱり教えるのが難しい分野ですね。なんのために小節線があるのか?…このことについて考えている人はなかなか少ないですね。小節線をまたいで、一拍目をどのように表現するか、どのようなバウンド感にするか?…は時代によっても傾向がありますし、舞曲などの場合はその種類によっても変わります。

最近、私のレッスンのアドバンスコースには実際にプロで活動している若手演奏家やコンクールを目指している若者が多数来ています。
じっくりとその扱いについて教えることが多いですが、杓子定規に考えてしまっていたり(一拍目は強く弾けばよい!と考えていたり、または逆にそっと着地すればよい!とだけ考えていたり)、そもそもその意識がまったくない!…という人までいます。 ボールのバウンドなどの物理運動を例にだしてイメージさせるしかないですが、これがなかなか骨が折れる作業です(だから、たっぷり時間をとってレッスンしているのですが)。

とはいっても、この拍節感だけでは音楽にはなりません。絵の「下塗り」といっていい作業かもしれませんね。ほかにリズムやパセティックなアクセントが上塗りされて初めて完成品になります。だけど、下塗りがはっきりとしていないと立体感のある絵にはなりません。・・・うーん、この次元になると「いい音楽になったときにしかこのバランスは理解できない」ということになります。だから、教えるのが難しい分野です。

・・・最近はそんなことを考えながら、生徒さんとのレッスンしています。

日々、勉強と「整理整頓」ですね。



富川勝智

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レッスン覚書ミニ〜2007年12月1日〜5日

さぼらないために始めたレッスン覚書ミニ・・・さぼりがちなので、今日こそは!!

12月分をまとめてどうぞ。

  1. サグレラスの教本。シンプルながらやはり名著だと思う。
  2. 3度の練習は、まずは1音で。左手の動き、ポジション移動を意識して行う。
  3. パガニーニの曲。意外にトレモロ練習にいい曲が多い。
  4. 復習のペース。3ヶ月かけて覚えた曲は、3ヶ月で忘れる。1日で覚えた曲は1日で忘れる。このことを念頭に復習。
  5. 練習の仕方を考える。レッスンのとき、これを学べる生徒は優秀。
  6. ド・ヴィゼー。メヌエットとは何か?・・・舞曲のスタイルはギターCDを聴いているだけでは学べない。
  7. 難しい部分で身を乗り出す・・・体癖。これを直すだけで弾ける部分もあるから不思議ですねえ。
  8. ソルのエチュードは作曲上の美しさがある。バランスがいい。アグアドはそれに比べると杜撰。ギター的ではあるけれど。
  9. ソル、エチュード3番。音と音のつながりを感じなければならない点ではバッハと同じ。
  10. デュオのコツ。というよりは室内楽のコツ。最初のブレスで曲のテンポを設定する。
  11. アラビア風奇想曲。音程感、大切。音程感が生み出す感情、印象を表現するための音色もよく考えること。メリスマに対するイメージも大切。「装飾音」と思ってしまうと誤った解釈をしてしまう可能性が大きい。
  12. ソル、セゴビア編エチュード。フェルナンデスの教本(?)にも書いてある和音の処理の仕方を学ぶのにいい。ゼロ・バージョンの発想を徹底するための好例がたくさんある。

 

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