ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

齋藤秀雄

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拍子を理解するために◆憤貲鑢椶梁減澳供

先日の月イチ講座、リズム講座の(富川による)補足です。

昨日、紹介した参考文献はこれ。

名曲に何を聴くか―音楽理解のための分析的アプローチ 新音楽鑑賞法
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田村和紀夫氏はこの本の33ページ「水面下の流れとしての拍子」以降を読むと、「拍節の存在感」について多くのことを学べることができるでしょう。

さて、先日の坂場氏の講義では『小節線の右側には一拍目がきます。そして、その右側の音には自動的にアクセントがつきます』という説明がされました。

そして、アクセントに関して、メトリック・アクセント、リズム・アクセント、パセティック・アクセントがあることがテキストが含まれていました。

この点に関して、より詳細は研究がしたい方は下記の本をどうぞ参照してください。

音楽のリズム?その起源、機能及びアクセント? (要約版)
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リュシーメソッドと呼ばれるものです。自分で音楽表現を作るためのルールが学ぶことができます。

非常に簡明に書かれていますが、実際に音を出して「実証」すること、つまり耳で確認しながら勉強すると身につく本です。実際、音楽家が経験で身につけている演奏表現のルールが体系化されてものであると思ってください。とても勉強になります。お勧め本です。

 

さて、一拍目の存在感は時代によって異なる…ということを私は補足説明しました。

このことに関して齋藤秀雄氏の「音楽は文法」という言葉を思い出しました。アウフタクトと一拍目(つまり上記でいうと「小節線の右側の音」ですね)の関係を以下のように述べたという言い伝えがあります。

「これは花だ」…バロック

「これは綺麗な花です」…古典

「なんて綺麗な花でしょう!」…ロマン派

上記の「花」が一拍目です。

バロックであれば、花に強い存在があります。

古典であれば、花には依然ある程度の存在感が残るが、バロックと比べれば一拍目のアクセントは弱まります。

そしてロマン派では「なんて綺麗な」のほう(つまりアウフタクトのほう)の意味合いが強くなります。結果として一拍目の存在感は希薄になります。

…というふうに、時代毎に一拍目のアクセントの強弱は変化していくわけです。

つまり古典における一拍目は「アップビートーダウンビート」(上拍ー下拍)の関係を考えた上で、ある程度の「強さ」があっても間違いではないわけです。

しかし、『一拍目=強拍=音量を強く弾けばよい!』という考えで弾くと大間違いになります。やはり「アップビートーダウンビート」の関係はしっかりと把握した上で、一拍目の存在感をどのくらいにするか?…をありとあらゆる面から考察していくことが大切です。

(※ありとあらゆる面とは…フレーズや和声や全体の構成であったりします)

結局、この点が「演奏者のセンス」や「経験値」によって変化していくところが、演奏のバリエーションにつながっていくのだとも言えますね。

まだ何か補足があれば、書きますが、とりあえずこのあたりで…やめておきます。

 

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人の声とギター編曲

いろいろと仕事をもらうたびに考えることは多い。

おそらく考えすぎる性格なので、なんだが妥協できなくてあちこち調べたりヒントになることを探すのがいつもの癖。御陰で本来の仕事はあまり進まない・・・(とほほ、です)。

最近頼まれたのはミスターチルドレンとスピッツのギターソロアレンジ。とりあえず音源を聴いて「雰囲気」を感じ取る。単純に楽しんで聴いてしまう。ヴォーカリストの癖というのが濃い。桜井氏、草野氏・・・両方とも個性的なシンガーである。声質、歌い癖・・・とても個性的。だから存在感があるのだ。

これをギターソロで表現することは不可能なのだろう。旋律と和声(コード進行)だけ取り出してしまうと、やはり「本物の存在感」には負けてしまう。楽曲自体にも勿論魅力はあるのだが、やはりバンドの曲というものは総合的なものなのだなあ・・・と編曲のアイデアを練っていると痛感する。

やはりギターの美点も生かしたアレンジにしなくてはならないので、このあたりも葛藤してしまう。あまりギター的でもなんだしなあ・・・と思うのだ。

そんなときは他の人が同傾向のポップチューンをギターにアレンジしたものを参考にしたりする。楽譜、音源・・・いろいろと参考にする。本も読む。

ということで、「齋藤秀雄講義録」(白水社)のページをぱらぱらとめくる。

メロディーの発生と進歩・・・という項。ポルタメントなどの見解はチェロを学んだ氏ならではのもの。器楽と声楽・・・両者をどう捉えるか・・・ということについて論を展開している。

で、上記がなにか今の仕事の参考になったかというと・・・不明です。

でも、何かちょっとしたアイデアは出てきたような気がします。今から編曲を見直します。

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