ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2005年08月

2019.8 新サイトOPEN!
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ソルのエチュード&サグレラスのギターレッスン

今日のレッスンメモ。

たぶん明日になると忘れてしまうので、夜中だけど書いときます。

ソル20のエチュード、セゴビア編の1番は、非常に美しい。

この曲をここ一週間、3人にレッスンした。それが面白いことに、一人はセゴビア版、ひとりはイエペス版、ひとりは原典版(シャントレル社よりでてるものを使用)という全員、版が違うという面白い現象が起きている。

これは素敵な偶然です。教師としては、これほど勉強になるものはありません。

イエペスのフレーズ解釈も素敵です。音楽がイキイキとしてきます。セゴビアのダイナミクスにも、音楽解釈の基本がしっかりと伝わってきます。

イエペスの表現が2弦、3弦のハイポジションを利用して、カンタービレで滑らかなフレージングを求めていることが、原典版と比較するとよく分かります。

今日の生徒は、「セゴビア版」でした。

 

今日最後の生徒は、サグレラスのギターレッスンを副教材に使っています。

本当は「副教材」のはずだったのですが、本人がサグレラス・ファンになってしまって、「これだけやりたい!」というので、主教材になってしまいました。

確かに、サグレラスの「ギターレッスン」は簡単な曲でも、美しいものが多い。最近、あまり見かけないけれど、もっとメジャーになっていい教材ではある。

同じような和声進行が繰り返し出てくるので、初見や暗譜の能力向上もレッスンの仕方によっては図れる、というスグレモノである。

 

そんな感じで、なぜか生徒全員ばらばらの教材を使用しているので、私自身も結構、勉強になります。

なぜ、ばらばらになったか?というと、一応生徒個々人の性格と進度などを考えての結果です。

まあ、ギターエチュードというのは、本当は「副教材」なのだけど、はまると結構楽しい。まれにサグレラス・ファンになってしまう人もいるくらいだから。

9月になる前に

あっという間に、8月も終わりだ。

なんだか慌しかったな。

で、最近ホームページの更新をすっかりサボっていたので、ここ二日ほど、夜中にホームページの更新作業をしていました。

なので、今日もこんな時間にブログ更新です。

 

ほっぽらかしにしてあった、こまかーい部分の修正です。

リンクに新井伴典さんの公式ホームページを追加しました。

あちらのページにはとっくにリンクが張ってありました。遅れてスイマセン・・・。

私のホームページとは違って、シンプル!・・・巨匠の貫禄です。

実績で勝負!みたいな感じです。デザインも素敵なページなのであっちこっち見てまわりました。

で、さすがに私のところの演奏会情報も見にくいので、終了したものは別ページにしました。

全情報がまとまっているので、少し分かりやすくなったと思います。

で、改めてスケジュールチェックをしてみると、10月が4つも演奏会があるのね・・・

なんかばてそうです。最近決定した演奏会は10月20日のものです。

池袋のイタリアンレストラン「オリーブダイニング」さんというところから直接連絡があり、是非演奏して欲しいとのこと。常連さんが私の大学のOBということで、噂を聞きつけ、ホームページ経由で連絡が来ました。

そんな感じで、最近ホームページを経由して、連絡をくれる(仕事をくれる)方も多く、かつて「アナロガー」を称してネットに懐疑的であった私もだいぶ考えが変わりました。ホームページを見て私の教室を訪ねてきた方とも不思議な縁を感じます。

仕事関連でなくとも、かつての友人(幼馴染)も最近連絡をくれたりと、ほんとにネットも侮れないもんです。

という感じ、すこし、ホームページも手を入れましたので、お暇な時ごらんください。

今から別記事で、レッスン覚書を書きます。

では。

ディアス編ナポリ民謡

レッスン覚書を書く前に、今日購入のCDについて、ひとこと。

Lucian Plessnerという人のCDを購入。どうしてかというと、アリリオ・ディアス編曲のナポリ民謡集を収録しているからだ。で、聴いてみた。

あれ?一曲足らんぞ?・・・そう、フニクリ・フニクラを弾いていないのだ。

まあ、それでも9曲までは収録してあるので、レアなものではある。フニクリ・フニクラは柴田杏里さんがCDにいれていたような・・・それでコンプリートか?

しかし、それにしてもディアス編は癖がある。

やはりディアスが弾かないと駄目なのかな?とも思う。Plessnerさんも、健闘はしているのだが、やはり微妙なノリとかニュアンスがちょっと足りない。

ちょっとマニアなCDでした。参考という意味ではとてもいいCDです。

 

さて、本日のレッスンメモ。といっても昨日のことですが。帰ってきて、だらだらしていると夜中12時を過ぎてしまうので、昨日の記録になってしまうことが多いですが、勘弁くださいね。

今日は現代ギター社でのレッスン。昼12時〜で、夜9時45分まで。とはいってもぎっしりではないので、途中GGショップで買い物をしたり、練習したりしています。

主婦の生徒さんのレッスンの覚書です。最近始めたばかりですが、音感が良いので進みはいいほう。で、話の流れで、「ギター侍って、どんなコード弾いているんですか?」ということだったので、教えてあげた。

これが一番印象に残ったようで・・・なんだかね。まあ、楽しんでくれればいいけどね。

昨日今日レッスン総括

昨日さぼったので、昨日と今日のレッスン中に気づいたことを覚書。

さて、覚書を始める前に、一言。

最近、このブログにはレッスン中に考えたことを中心に書いています。雑談よりもレッスン中、私がどのように考えたかを書いたほうが、のちのちの参考になると考えたもので。

それに、このほうがネタに困らないしね。まあ生徒さんの個人的な情報もあることなので、あまり具体的には書けませんが。あくまでも私の主観的な覚書だと思っておいてくださいね。

 

さて、レッスン覚書。

水曜。吉祥寺にてレッスン。

本日は体験レッスンが1名。なんだか現在の先生に満足できないということで、新しい先生を探しているらしい。

現在習っている先生は“質問に答えてくれない”そうだ。というよりは、こわーい先生だそうで、簡単に質問しにくい雰囲気のレッスンなのだという。

「自分で考えろ!」というタイプのレッスンだという。これって、レッスン?だとは思うが、おそらく教えている本人が根性タイプの人だったのだろう。

これじゃ、お金払ってレッスンいく意味ないよね。

というわけで、右手のタッチの理論、左手のフォームをチェック。呼吸も浅く(この前も同じことを書いたな)、頭を前方にかなり突き出しているので、「肩、こりませんか?」と訊くと、「はい」という答え。

左手も腱鞘炎(ばね指)になってしまったそうだ。そんなわけで、短い体験レッスンの間、できるだけ、姿勢と呼吸に注意してもらうことにした。

入会だそうで、なにより。来週からがんばりましょうね。

 

さて、木曜、本日のレッスン覚書。

高校生達は部活の合宿、しかも台風。研修期間中の人とかもいて、なんともさびしいレッスン日。

こんな雨の日でもレッスンに来た人は、ゆったりとレッスンできましたね。

江部賢一編、サティ「ジュ・トゥ・ブ」を持ってきた生徒さんは、ポジション移動の多いところが弾きにくい!とのこと。ここで、裏技。

できるだけ、ポジション移動をなくす。つまり、できるだけネック裏の親指を動かさないように気をつける。細かいポジション移動(おおまかにいうと1フレット〜3フレット分くらい?)は、いちいち親指を細かく移動しないこと。左手が不安定になります。

例えば、1ポジション、3ポジション、4ポジションと連続で移動するように見えるところも、うまく親指の位置を決めれば、それら全てのポジションの音を押さえることができる手の位置を見つけることができるということです。

これは、ソル20のエチュードの12番などポジション移動の多そうに見える曲で、じっくりと練習するとよいでしょう。

「カバティーナ」を持ってきた生徒さんは、独学である程度やっていた人。最近入った生徒さんですが、基礎をちょこっとやって、せっかくなので本人が独学でやっていたマイヤーズ「カバティーナ」で、実践的にテクニックを習得してもらうという方式でやっています。

飲み込みのいい生徒さんなので、この方針で、だいぶ「クラシックギター」らしい音になってきています。

全体的にアルアイレで弾いています。アルアイレでもいいのですが、やはり完全に弦を振動させるタッチにはなっていないので、ロングトーンのメロディーだけ「アポヤンド」する練習をさせました。

指をしっかりと動かすことにより、弦をしっかりと振動させるという感覚を理解してもらうためです。

そんな感じの今日のレッスンでした。

さて、続いて、私の練習覚書。

まずは楽譜探し。

来月宮崎で演奏するのですが、弾く予定の楽譜がなかなか見つからない。

フルートとの合わせなのですが、この手の譜面はなぜかあっちこっちにいってしまうのだな。おそらく、いろいろなフルート奏者と共演しているので、共通の曲をやる場合が結構あるので、そのせいかな?と思います。

あれ、イベールの楽譜、この前演奏した後、どこにしまったっけ?とかね。

あ、これは、練習覚書ではないね。

では、練習覚書。今日はモイーズ「山の歌」をさらいました。というより、譜読み&運指を考えたってだけですが。ちなみにビーザーという作曲家も「マウンテン・ソング」という曲を書いていたな〜。フィスクが演奏していたので、こっちのほうが有名かも。

まあ、なんとも運指が付けにくい曲で、その割に音が薄いので、できるだけ響きを残すように考えてみたのだが、なかなか決定できない。また明日考えることにします。

この曲は10月8日に演奏します。詳しいことはホームページ掲示板にありますので、興味のある方はチェックしておいてくださいね。

 

台風接近?

台風のせいか、じめじめ。

こんな日はギターの鳴りが悪いな〜。

今日は自宅にてレッスン。

まだ学生は夏休みなので、わりあい空き時間が多く、体は楽である。

というわけで、今日のレッスン覚書。

メルツの「セビリアの理髪師」をやっている生徒がいる。

はっきりいってしまうと、音が薄い。やはり現代的なアレンジと比べると、すっきりとしている印象がある。だからこそ、メリハリが大事。

この手の曲のとき、「ここ面白いでしょう〜」という部分を、「どうじゃ〜」というくらい濃い目に表現してあげないと、面白くない演奏になってしまう。そんなことを中心にレッスン。

「大聖堂」を持ってきている生徒。皆一般に使用している全音版(ベニーテス編)は、けっこう「あれ?」という運指が多い。かなり右手各指の独立ができている人でないと、難しいものです。またセーハがやたらに多い。

そんなわけで、バリオスを生徒がレッスンに持ってきたときは、最近出たストーバー最新版やディアス版などを参照にレッスンを進めている。

もちろんバリオスの自作自演は必需品である。

今日は、2楽章では、フレーズ内を「切らないように」する運指を探求。結構いい運指ができた。われながら感心。

3楽章の右手が安定しないので、右手のみの練習。結局フォームを安定させることが重要。

などとレッスン。

今日は見学(相談?)が一名。

今まで数名の先生に習ってきたが、どうも違うような気がするという。確かにその昔の先生の教えは、なんだか凄い。ここで、書けないくらい、「凄い」のである。

世の中には、いまだに「凄い」教え方をしている先生もいるんだね〜と思いました。

ということで、その「凄い奏法」とはどんな感じなのか・・・興味のある人は、私に直接聞いてください。

右手の弾弦の理論などを、この見学さんには伝授。弦を振動させること!・・・ただそれだけを教えた。それと左手のフォームをチェック。

あと、「呼吸」。しっかりと呼吸してもらうことで、自分が窮屈なフォーム(=内臓を圧迫するフォーム)で弾いていたことを意識してもらう。

まあ、全般的には、今までのフォームとかに疑問を感じていたくらいなので、弾き方は素直である。来週からレッスンに来ることに決定した。

ソルとカルカッシのエチュードをしっかりと学びたい!という奇特な方で、とりあえず、これらのエチュードを中心にレッスンしていくことに決定。

 

音楽覚書です。

ギタリスト、タネンバウム。最近けっこうはまって聴いています。

今日も生徒とともにソル20のエチュードをぽちぽち聴きました。おそらく弾いた人であればわかるような微妙なニュアンスが、この人の「通っぽい」ところです。それでいて、原典主義でもなく、セゴビアのいい面はしっかりと継承しています。

まさに通好み!

まさに通好みのCD。ちなみに、ソル、カルカッシ、ブローウェルのエチュードが収められているCDです。

 

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