ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2007年07月

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

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tomikawaguitar@gmail.com

レッスン覚書ミニ〜2007年7月30日

  1. ディアンス「タンゴ・アン・スカイ」。楽譜の選定に注意。日本で入手できる某バージョンにはディアンスの大切な指示が抜けている。
  2. 同曲。全てを4拍子にのって演奏できるか?・・・が忘れてはならないポイント。8分音符でカウントしている部分が無意識にあってはいけない。
  3. 初心者にはpの動きが激しい曲は向かない。もしそのような曲が教本などにあった場合、Pの安定を重視した右手の動きを研究することで、大分演奏も安定する。
  4. 一般的なギター教本の調性の並び方。ハ長、イ短、ト長、ホ短・・・。ホ短で4指の使用が顕著になる。そういう意味で、順当な並び。でも、ギター的な和声でいうと、ハ長の曲が一番難しいかもしれません。
  5. とにかくスケール練習は大切。テキトウにやっても効果がある。考えてやっても効果がある。理想はその両方をバランス良く?

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レッスン覚書ミニ〜2007年7月24日

覚書ミニです。

  1. 歌ってフレーズをチェックするときの母音と子音に注意。ティとドゥでは音のイメージが違ってくる。
  2. 右手弾弦時に指を自分の方向(顔)に向けて動かさないこと。腕のほうに指を動かすことが大切。
  3. ミスをなくすには、まず観察。自分の音を聴くことも「観察」の一種である。
  4. 同じ製作家の楽器でも、個体差がある。現役製作家の場合、「腕をあげた!」と思う作品に出会うとちょっと嬉しい。
  5. 表現を練りこむとき、「意味不明」の部分をなくすことが大事。初歩的な譜読みを間違っていることがあるので、長期間弾き込んだ部分こそ大事にするべし。
  6. ディアンスの曲はどんなに現代風に響いていたとしても、スタンダードな解釈のアプローチが可能。和声と旋律の絡み合いをどのようにして解いていくか・・・ある意味で古典に近い。
  7. ソルのkey=Eの曲。3度の音が決め手。シから始まって、次の音がソ♯かソのナチュラルか・・・。シだけでは調性は判断できない。音程感が感じさせる表現を心がける。
  8. ディアンス編フェリシダージ。とにかく全てを16分音符で捉えなおしてみる。細部にも「3:3:2」というリズムが内在していることに気づく。
  9. グルーヴについて説明。「タカティカ」「デュンガッダ」・・・いろいろと子音と母音を組み合わせて説明。

 

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人の声とギター編曲

いろいろと仕事をもらうたびに考えることは多い。

おそらく考えすぎる性格なので、なんだが妥協できなくてあちこち調べたりヒントになることを探すのがいつもの癖。御陰で本来の仕事はあまり進まない・・・(とほほ、です)。

最近頼まれたのはミスターチルドレンとスピッツのギターソロアレンジ。とりあえず音源を聴いて「雰囲気」を感じ取る。単純に楽しんで聴いてしまう。ヴォーカリストの癖というのが濃い。桜井氏、草野氏・・・両方とも個性的なシンガーである。声質、歌い癖・・・とても個性的。だから存在感があるのだ。

これをギターソロで表現することは不可能なのだろう。旋律と和声(コード進行)だけ取り出してしまうと、やはり「本物の存在感」には負けてしまう。楽曲自体にも勿論魅力はあるのだが、やはりバンドの曲というものは総合的なものなのだなあ・・・と編曲のアイデアを練っていると痛感する。

やはりギターの美点も生かしたアレンジにしなくてはならないので、このあたりも葛藤してしまう。あまりギター的でもなんだしなあ・・・と思うのだ。

そんなときは他の人が同傾向のポップチューンをギターにアレンジしたものを参考にしたりする。楽譜、音源・・・いろいろと参考にする。本も読む。

ということで、「齋藤秀雄講義録」(白水社)のページをぱらぱらとめくる。

メロディーの発生と進歩・・・という項。ポルタメントなどの見解はチェロを学んだ氏ならではのもの。器楽と声楽・・・両者をどう捉えるか・・・ということについて論を展開している。

で、上記がなにか今の仕事の参考になったかというと・・・不明です。

でも、何かちょっとしたアイデアは出てきたような気がします。今から編曲を見直します。

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レッスン覚書ミニ2007年7月21日

レッスン覚書ミニ〜2007年7月21日

  1. とにかくクラシックギターの扱うジャンルは広い。ジャズもあれば南米ものもあり・・・結果、教本はシンプルにならざるをえない。
  2. 人の爪の形は真似しないことです。形は自分の手の動きに合ったものにしましょう。
  3. 発音するときまで、爪と肉両方触れているように。それが正しい右手のタッチ。
  4. ディアンスの曲を弾くときは、フランス語辞書を用意!
  5. 左手の指先のアングルは左腕全体のバランスに影響を与える。その逆も真。
  6. しっかりと歌いきる気持ちで・・・マラッツのセレナーデでは大切。
  7. メロディーだけでなく、伴奏の部分でもダイナミクスをコントロールしましょう。
  8. 正しいタッチは一通りではない。
  9. 多彩なタッチを操るものにしか「名器」の存在は理解できない。
  10. 小節線に惑わされない。たいていのフレーズは小節線をまたいでいることが多い。

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デザイン変更

とうとう学生さんは夏休みの時期ですね。ということでデザイン変更です。(社会人には関係ないですが・・・)

最近「レッスン覚書」停滞しています。

2007年1月あたりで止まっています。ということで少しでもリアルタイムな覚書を…と思い、今日から「レッスン覚書ミニ」を始めます。

・・・だからなんだ!とは言わないでくださいね。

従来の「レッスン覚書」より、さらにシンプルにしてみようという試みです。できるだけ毎日アップするようにしますね。

あ、勿論、もともとのレッスン覚書も後追いでアップしていきますのでお楽しみに!!

ということで、今から第一回レッスン覚書ミニ書きます。

しばしお待ちを・・・

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