- アラールの華麗なる練習曲。テンポ設定に注意。当たり前だが「華麗」に聴こえるように。
- 某生徒さん。整体の先生によると、手全体のバランスは70パーセントくらいが親指の基準としているそうだ(アレキサンダーテクニック的には小指なのだろうけど・・・)。右手の動きの安定のためには、Pのバランスを徹底することが一番大切。
- ソル1番の音楽の根本は「ファーミ」である。このことに気づくと、曲全体がそこに集約できるのが分かる。偉大なる一曲。
- サビオ「わが道」。メロディーと伴奏の書き分けが曖昧。注意してかからないと、意味不明な音楽になる。
- ルネッサンス作品。ギター的な表現も加えて、より豊かな世界観にすることも大切。
- ジュリアーニ「アレグロ・ヴィヴァーチェ」。音の最小グループを探す。これを最初におこない、より大きなグループへ。そして、フレーズへ。
- カルッリ45のエチュード、44番。左手の準備と独立の練習によい。何だかんだいって、ホセ・ルイスのテクニックノートの左手の独立練習などをやっていると、こういう曲をやるときに役立つ。筋トレ怠るべからず。
- 和音移動はポジションをいろいろなところで行う。和音移動はハンコのようなものだ。ハンコの向きも二つの和音で同じになっているとベター。
- アルペジオ練習は常にメトロノームとともに。
- 指が長い人はセーハを何弦までかけるか注意すること。半セーハでも4弦あたりまでかけたほうが、他の指が押さえやすい場合がある。
- ソル20のエチュード、2番。音のグループをハーモニーのみでとると単調になる(小節線で分かれてしまう)。ミードーソのグループを見つけたら、それがリズムを変化させ、音の方向性もかえながら、どのようにして大きなフレーズへと発展していくかに注意を払う。
- ソル20のエチュード、2番。曲後半のつなぎのフレーズのスラー位置の意味を考えること。
- 右手タッチのアングルは大切。音色が変わる。
- ターレガのプレリュード。こまかいリズム要素を大切に扱う。たとえ、弾きこんだとしても、楽譜にもどり、こまかいリズム要素を把握しなおすこと。
- 右手のアポヤンドによる「はさみ打ち」。スケールの速度アップにお勧め。
- ラベル「亡き王女のためのパバーヌ」。フェルマータの上にブレベがついた場合のニュアンスを正確に。
2007年09月
先日、フルートの山下兼司氏とのデュオライブがありましたが、ふたりの演奏中の写真がありませんでしたので、ここにのっけておきます。(山下氏のサイトからひっぱってきました。)
ちっちゃい・・・
まあ、雰囲気は伝わるかと。
厳密にいうとライブ中ではなくリハーサル中の写真なのですが。
ほんとうのライブのときの写真は、クラスタのライブレポートをご覧ください。
けっこう、的を得た田中マスターのレポートです。
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拍の裏をとるときに、裏をとろうと思うとうまくいかないことが多い。どちらかというと表の拍をしっかりと意識するほうがよい。
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ゆっくり弾くほうが難しい、ということが分かればギター中級者。
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メトロノームを使った練習。メトロノームのクリックを追いかけようとしたり、無理に合わせようとしては失敗のもと。クリックを自分の中に感じながら、その自分の中のクリックに音を重ねていくイメージで。
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子供の生徒。家での椅子の高さに問題があるのだろう。右足つま先でつっぱる癖がついている。このあたりは慎重でありたい。
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3拍子の自然なリズムがつかめれば、フェステ・ラリアーネも11月のある日も、いっぺんにフレーズ感がつかめるはず。
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固定ド、移動ド・・・このあたり勉強すると、ピッチのこととかも気になりだすのかも。
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シューマンのトロイメライ。メロディー&伴奏のパターンで曲想をつくると失敗する。声部をしっかり意識すること。ギターだと音が途切れがちになるので、このあたりは「セゴビアトリック」を巧みにつかうこと。
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開放弦でポジションチェンジする場合、開放弦の音が鳴った瞬間にしかるべきポジションに瞬時に移動すること。なぜかゆっくりしたテンポの曲だと、この瞬時の移動が「ゆっくりとした移動」になってしまう場合が多い。注意。
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右手Pのアングルは大切だ。他の指のバランスを壊さないように。
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ギターの低音において、チェロの音色をイメージすることはとても大切。場合にもよるが。
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imの入れ替え動作とアルペジオのプランティング時の関連が分かれば、たいしたものである。
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ラヴェルやドビュッシーの和声には「色彩」がある。ディアンス編「亡き王女のためのパヴァーヌ」の指示には、その色彩の変化を表す指示が適切にふされている。dolceと見て、どのような色彩を見るか?・・・けっこう大切かも。
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ペルナンブーコ「鐘の音」。16分音符のフレーズ。スラーの位置を変えるだけで、アナクルーズの雰囲気が変わる。
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初心者暗譜法。とりあえず、2小節ずつ覚える。右手だけの動きを覚える、左手だけの動きを覚える、音を覚える、メロディーを覚える、楽譜を頭の中で書く・・・までできればいいなあ。
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音楽と体の動きとの連動はニュートラル状態を正確に自覚できなければ実現できない。この動きと表現との関連は自分で試してみないと実感できない。
国分寺クラスタでのライブから帰ってきたところです。
感想・・・思ったよりハードだったなあ。
まあ、お客さんにはおおむね好評だったようですけど。
今日は会場にはやめにはいってリハーサル。本番前1回しかリハをしていないので、ちょっと不安だったので、細部を打ち合わせしながら軽く合わせる。
お客さんはドタキャンがあったわりに、盛況でした。もうちょっと入ってくれると嬉しかったけど・・・。常連さんも、なんだか都合が悪かったようで、日にちが悪かったのかなあ。まあ、連休明けだからかもしれません。
プログラミング的には息の抜けないものが多かったので、前半ジュリアーニが終わったときにはなんだが気が抜けそうな感じ。やっぱりジュリアーニって「アルペジオ!」って感じですね。意外にコントロールが難しい。録音で聴くと大きな破綻はないものの、自分の心境的には複雑。今後の課題だなあ。
後半はピアソラで、スタート・・・シャンカールで終了。大きな流れ的には悪くは無かった。結局、本番は盛り上がって速くなってしまう。おそくなるよりはいいのかもしれないけど、このあたりももうちょっと本番をこなさないと慣れないのかもしれません。
いろいろ課題点が発見できて、有意義でした。
今からさらに録音を聴いて、「ひとり反省会」です。
今日は専属カメラマン氏がいなかったので、リハ時の写真です。
今日は譜面がでかかったので、かに型譜面台を持参。
大きな譜面が置きやすいように、足が四本もくねくね出ているんですね。
便利だけど、エレガントではない。
終演後の写真。
なんとなくお疲れ気味の演奏者2名。
左、山下氏。右、富川。
こう考えてみると、このデュオ何回も本番やっている割に2ショット写真少ないですね。
山下氏のシャツ、近くでみると格好いいです。
さあ、本番です。予約もなんとか10名以上入っているようで、なんとか形になりそうです(20名も入れば満員御礼!って感じのスペースですので・・・)。
会場は国分寺クラスタです。午後7時30分からスタートです。当日飛び込みでも是非いらしてくださいね。
昨日の夜中は教本のための楽譜作りにいそしんでおりました。合間をみてライブの演奏曲目の譜面をちらちら見ていました。で、朝方ファックス送信して、追加原稿をメールで送り・・・。
で、今日昼過ぎに起きました。ちょっと眠いです。
ちょこっと練習。ざっくりと通す程度。弦のバランスが気になったので、交換。ソロの場合は本番直前交換ですが、あわせ物の場合は6時間前くらいには張り替えます。まあ、それでも一般の人にとっては「直前」でしょうけど。
シャンカールの譜面がでかいので、自分の譜面台をもっていく予定です。
では、本日いらっしゃる方は会場でお会いしましょう!
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