ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2008年11月

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
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※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

お仕事依頼&お問い合わせは下記メールへお気軽に!
tomikawaguitar@gmail.com

ヤマハ教本DVD見てください!

さきほど届きました。

私が教本のDVD部分を担当したヤマハの出版物です!

基本の基本

基本的に匿名仕事です。(まあ、別に伏せる理由もないんですけどね…)

というのは、もともとこの本の原型はありまして、焼き直しでDVD付で出しましょうというお仕事でした。DVDの内容と本文があまりにも「乖離」している部分は直して…という作業でした。まあ、できるだけ直さず使おうよ…という編集の意図があったわけですね。

内容なとても基本的なものとなっています。

私のコアなファンの方、是非どうぞ。

店頭にはしばらくしたら並ぶとは思います。へえ〜こんな仕事もしているのねえ、と感心してもらえたら嬉しいです。

 

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今月の言葉〜解答編

教室会報第7号完成の記事を昨日書きました。

当教室の会報タイトルの下にある「今月の言葉」。

誰が言った言葉なのか?

…当ててみて下さい!…というクイズ(?)でした。

  1. ギターは一番美しい楽器だが、一番難しい楽器である。それは表情豊かなクラブサンである。 
  2. 必要に応じて、私は生徒にも先生にもなった。この二人の間には、深刻な争いは決して起こらない。私の生涯を通じてそうだった。その結びつきは今でも続いている。つまり、私は学びつつ、教えているのだ。
  3. 私は気づいた…上手く弾く事は難しいことではない。しっかりとギターという楽器を研究することこそが難しいのだ。
  4. 僕は今は、どちらかというとオーケストラ作曲家といわれていますが、実際にはいろいろなオーケストラの色彩について学んでいるとしたら、やはりギターという楽器を通じて学んでいることが多いですね。
  5. ある朝起きるとデンタルフロスの箱が目に入った…フロスを観察した人間として、この箱と俺の関係を歌にするのは俺の義務だと思ったんだ。だから〈モンタナ〉を書いた。
  6. ギターという楽器は、下手に弾くのは簡単だが、上手に弾くのは最高に難しい。
  7. 音楽には2種類しかない。ポリフォニーが、とるに足らない音楽だ。

(解答編)

  1. ドビュッシー
  2. アンドレス・セゴビア
  3. ナルシソ・イエペス
  4. 武満徹
  5. フランク・ザッパ
  6. アンドレス・セゴビア
  7. グスタフ・マーラー

…いかがでしょうか?

みなさん、分かりましたか?

7番のマーラーの言葉はとても有名です。

クラシックギタリストであれば、ソルの作品にポリフォニー的な要素(横のつながり)を強く感じることができますね。単純に和音の上にメロディーがある…という以上のものに「美しい音楽」を感じるはずです。

それをマーラーは言っているのですね。

一般的にポリフォニーはバロック的なものであるとは言われていますが、マーラーにとっては、各声部の横のラインが感じられない音楽は「芸術作品」には聴こえなかったのでしょうね。

 

5番のフランク・ザッパの言葉は、一見「あほらしい」言葉なのですが、作曲家がどのような動機で創作活動を行っているのかを彼らしい「インテリジェンス」で比喩している言葉だと、私は解釈しています。

時代毎にどのような動機で作曲をするか?何をイメージして曲を作っていくのか?何のために曲を作るのか?は変化していきます。

実は深い教養人であったフランク・ザッパにとっては、このような言葉で楽曲の成立を語ることこそ、アカデミックな作曲家達に対するアンチテーゼであったのだと思います。

 

3番はイエペスらしい言葉ですね。彼は既存のギター界の常識を次々と改革していきました。この言葉にそれが端的に表現されています。テクニック上の改革、ギターという楽器の改革(例:10弦ギター)…具体的に例をあげることができれば「イエペス通」ですね。

 

2番のセゴビアの言葉は、身に染みますね。自身の音楽を基本的に独学で築き上げていったアーティストの偉大さを感じます。もちろん、そこに様々な音楽家の影響を否定しないわけには行きません。

普通にギターを練習している方も、自分の演奏をよく聴く…そして修正していく…という過程をひとりでできれば、先生はいりません。しかし、それが難しいのですね。先生に習えるうちは、できるだけ習うことが大切です。

セゴビアのように「先駆者」ではないのですから、習えるということはとても幸せなことなのでしょう。

 

以上のように、私なりに「今月の言葉」の選択を楽しんでいます。基本的には生徒さんそれぞれが自分なりの解釈をして欲しいとは思います。

 

もし、どうしてもその言葉の意図が分からない場合は、直接私に聞いてみてください。私なりの返答はするつもりです!

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教室会報第7号〜今月の言葉

教室会報第7号完成いたしました。

教室にありますので、生徒さんの方は是非持って行ってくださいね。

新編集長、尾野桂子が今回は全面的に編集を行ってくれました(前回はちょこっと手伝いましたので…)。私は補足にちょっと記事を書くだけ。

丁寧な作りです(私よりも…)。

会報7号

体裁は変わっていませんが、文章などを読むと、その雰囲気の違いが分かると思います。

会報タイトルの下にある「今月の言葉」は、相変わらず私が担当しております。

ギタリストや音楽家の「ありがたい言葉」を集めております。これが結構、探すのが手間がかかるんですよね。昔読んだ本とかひっくり返したり…最近読んだ本でひっかかる言葉を覚えておいたり…。

昨日、ある生徒さんとのレッスンで、ちょっと話題になりました。これが通して読んでみると実に面白かったのです。

以下、第一号からの言葉を列記します。だれの言葉であるか当ててみて下さいね!(クイズ気分で楽しんでくださいね!)

  1. ギターは一番美しい楽器だが、一番難しい楽器である。それは表情豊かなクラブサンである。
  2. 必要に応じて、私は生徒にも先生にもなった。この二人の間には、深刻な争いは決して起こらない。私の生涯を通じてそうだった。その結びつきは今でも続いている。つまり、私は学びつつ、教えているのだ。
  3. 私は気づいた…上手く弾く事は難しいことではない。しっかりとギターという楽器を研究することこそが難しいのだ。
  4. 僕は今は、どちらかというとオーケストラ作曲家といわれていますが、実際にはいろいろなオーケストラの色彩について学んでいるとしたら、やはりギターという楽器を通じて学んでいることが多いですね。
  5. ある朝起きるとデンタルフロスの箱が目に入った…フロスを観察した人間として、この箱と俺の関係を歌にするのは俺の義務だと思ったんだ。だから〈モンタナ〉を書いた。
  6. ギターという楽器は、下手に弾くのは簡単だが、上手に弾くのは最高に難しい。
  7. 音楽には2種類しかない。ポリフォニーが、とるに足らない音楽だ。

 

…生徒さんの方は過去の会報をみれば、誰の言葉が分かります。

ブログ読者の方のためには、明日あたりに解答編を記事にします。しばらく考えてみてくださいね!

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2009年弾き初め会のお知らせ

寒くなってきました。もう今年も残すところ一月半。

もうなんだかんだで、来年の予定に向けて動かねばなりません。

ということで、来年初の教室行事の日程が決まりました!

2009年1月11日(日)2009年富川ギター教室弾き初め会 午後2時開始予定

会場は今年と一緒の駒場東大前カフェ・アンサンブル。

http://cafe-ensemble.com/

 

ぞろ目の日ですね。覚えやすいでしょう?

生徒の皆さんは今から予定を空けておきましょう。

 

冬休みってのは、ぼけ〜っと過ごしてしまうものです。弾き初め会があるな、と思っていると、ちょっとは練習しますので、年末年始明けにスムーズにレッスンをスタートすることができます。

生徒の方には詳細を来月あたりプリントで渡します。しばしお待ちを!

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音楽的な雑記

レッスンをしていると、生徒さんとの会話の中で様々なアイデアが浮かびます。

厳密にいうとアイデアというよりも、今まで漠然と考えていたものが、その生徒さんのレッスンのために再構築されるというか…まあ、そんな感じです。

以下、箇条書きで。

  1. 曲が始まる前にイメージを明確にする。
  2. オーケストラと弦楽四重奏の違いは?。
  3. アンサンブルにおける指揮者の役割を、独奏者は自分の中に作り出さなければならない。
  4. 音が出る前に必ず演奏者にはイメージがなければならず、それは音を出した後では表現できない(当たり前だが)。
  5. 曲を聴いている人は、演奏者があるイメージを持って表現した“結果”を受け取る。
  6. 演奏者が先行するイメージを持っていない場合は、聴き手にも表現は伝わらない。
  7. 独奏の練習の難しさは、自分が指揮者であり、聴き手でもいなければならないことである。
  8. 自分の中に聴き手を持つことが難しいと感じる人は、良い師を持つことが一番良い。独学の人は録音などすることによって、客観的に先行するイメージが音に具体化されているか?…チェックすること。
  9. 指揮者は指揮法によって、これからこうやって欲しい…という先行するイメージを与えている。例えば、フォルテの前にフォルテを意識させる動作を行っているはずである。
  10. アンサンブルをやっている人は、一度指揮者の役割をよく考えてみよう。
  11. チェリビダッケは「交響曲は拡大された弦楽四重奏であり、弦楽四重奏は縮小された交響曲である」といった。弦楽四重奏は各パートの自発性が大切であるが、その中に大きなディレクションとして統一されたものも感じさせなければならない。オケは全体のまとまりが優先されるが、それでも各パートの独立した意志も感じさせなければならない。

…以上です。

分かる人には分かるし、分からない人には分からないでしょう。

でも、上記のことは音楽をやる人にはとっても大切なことですし、このように考えると独奏楽器って難しいなあ…とほんとに思いますね。

だから、楽しいのですが…。

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