ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2009年11月

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

お仕事依頼&お問い合わせは下記メールへお気軽に!
tomikawaguitar@gmail.com

勉強の場を「作る」〜教室という存在

音楽を勉強するってことは楽しいことです。

知識を得て、実践に、本来の音楽の「美」が発ちあがってきます。

その瞬間に音楽をしている喜びが実感できます。

私が教室運営において目標としているのは、そういうことが在籍している生徒さんに実感できる場をできるだけ多く提供するということなのです。

富川ギター教室は文字通り「教室」です。普段のレッスンは私がいて生徒さんがいて・・・個人レッスンです。

しかし、それだけだと、私だけの知識の世界に束縛していることになりかねません。生徒さんの知識や経験をもっと普遍的にする必要があるわけです。そして、できるだけ多くの選択肢を与えてあげたいと思っています。

そして、音楽の根本が「説明の仕方は違うけれども」同じである!ということを理解して欲しいと思っています。

日曜ワークショップや公開レッスン、そして発表会では毎回外部からゲスト演奏者を呼びます。

正直言うと、これほどまで多様な企画を行なっている教室は珍しいのではないか?と思います。

これは私の経験からいうのですが、勉強すればするほど「わかっていること」が増えていきます。しかし、同時に「わかりたいと思うこと」も増えていきます。次から次へ課題や研究テーマが増えていくのですね。

おそらく、そういう場を作るのが私の「趣味」なのかもしれません。

自分自身もそういう「場」で勉強してきたように思いますし、そういう場をみんなから与えられてきたような気がします。私はそういう場に居合わせる「運」だけには恵まれていたように思います。それで、勉強させてもらって、プロギタリストになってしまったようなものです。

・・・ということで、最近「場」というコトバについて考えています。もしかしたら、今年のテーマは『場』だったのかも?




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「禅問答」のようなレッスンに意味はあるか?(メトロノーム考)

メトロノームの使い方について質問を受けました。

私が習っていたときは、先生からメトロノームの使い方について具体的に教えてもらったことはありません。

大学生の頃、「メトロノームのクリックが聴こえなくなる瞬間までやること!」という情報(?)を聞きました。

公開レッスンでの場であったか・・・知り合いの音楽家またはギタリストの人から聞いたのか・・・記憶は定かではありません。もしかしたら何かの本で読んだのかもしれません。

その禅問答のような質問に対して、答えを探しながら音階練習などをしていきました。そして、音楽の知識が増えるにつれて、「ああ!なるほど!」と思ったのです。

ヒントは「セゴビアの音階練習の様子」、「指揮法(打点への準備)」、音価の意味・・・いろいろなことを考えることで上の『禅問答』のようなコトバの意味が理解できたのです(もちろんレッスン時に学んだことなどからヒントを得たこともあります)。そして、その理由を知ってからは、なるほどこういう練習法もあるなあ!とか、メトロノームを使った練習においてもいろいろと工夫ができるようになりました。

そして、今、教える立場になっても、その経験から得たことは役立っています。自分で一生懸命考えたのですから、それを言葉にして説明することができますし、生徒さんに合わせたメトロノームを使った音楽トレーニング法も伝授できるわけです。

さて、ここで問題となるのは、生徒に簡単に「答え」を教えてしまっていいのか?・・・ということです。

1.自力で考えさせる
2.自力で考えさせるヒントだけ与える
3.答えをすぐに与える。

1.は私がメトロノーム使用に関して、辿った道筋です。とにかくこの経験はものすごく勉強にはなります。時間はかかります。

2.は生徒とのレッスンで、私がよく使う手法です。ちょっとしたヒントだけ与えます。例えば、四分音符でメトロノーム160に設定して、全音符で弾かせる。その後全音符でメトロノーム40で設定して、弾いてもらう経験をしてもらう・・・など。理論的な説明はしません。

3.は全部説明してしまう方法です。そもそも拍とは何か?から始まってぜーんぶ説明してしまう。「だからこの練習をやってね!」という教授法。

結論からいうと、いずれの方法も正解(教授法としては)。

ただし、私は上記1〜3を逆順で生徒に用いていることが多いようです。

右手のタッチの理論などについても、最初のレッスンのときに基本理論は全部説明します。(※このことは「これが一番大切なことだからね!」と念押ししているはず・・・)

そして、生徒さんのレッスン時の様子を見ながら、3から1の段階にすこしずつ移行していきます。実際には3と2を行き来しながら様子を見るという感じです。

1.の段階にきたなあ、と思ったときは、質問されても『はぐらかします』。禅問答のようなコトバで終わらせてしまうこともあります。

それは意地悪ではありません(念押し)。

時間は限られています。そして、生徒さんにはできるだけ多くの知識と正しい技術をできるだけ早めに身につけてもらって音楽を「本当に楽しめる」ようになってもらいたいと思っています。

しかし、次に段階に進むためには自分の血肉となった知識や技術でなくてはいけません。ケーススタディをまなびながら、先生の手を借りながら、最終的には自分で解決できるようにならなくてはいけないのです。

つまり、3と2の段階を繰り返し、最終的にはしっかりと自分の脳みそで理解していることが大切というわけです。それができれば「次の課題」を見つけることができます。そして、その瞬間に以前よりも音楽を理解でき、表現力や技術力もアップしているはずなのです。

だから、教える側としては、生徒さんがどの段階にいるか?・・・見極めをするのが非常に難しいし、責任感を感じる部分でもあります。そのあたりは各生徒さんの性格なども関連してきます。

しかし、そのあたりが「教えることの醍醐味」でもあり・・・生徒が1の段階にくるまで付き合うしかないのかもしれません。



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昨日は・・・タレガの誕生日

昨日11月21日はフランシスコ・タレガの誕生日でした。

「アランブラ宮殿の思い出」や「ラグリマ」などクラシックギターの名曲をたくさん書いたギタリストです。

タレガ

上記の写真は1899年に書かれたタレガの肖像画。もちろん印刷のものです。

同じ誕生日のギタリストに我が友人の池田慎司君がいます。おめでとうございます!いいなあ、タレガの誕生日と一緒っていうのは。


ちなみに私はジュリアン・ブリームと同じ誕生日。7月15日です。

なんだかちょっと渋めですが、ブリームの音楽は大好きなので、それに気づいたときはちょっと嬉しかったです。
 

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こっそりと悪戯・・・足台

昨日のレッスンで、こんなことをやってみました。


足台



約2名ほどは「あれ?これ変ですね!」と気づいてくれましたが・・・。

残りの生徒さんは何も気づかずにふつーに左足を足台にのせてレッスン開始!

だれかひとりくらい、右足をのせてほしかったなあ・・・。


上記、K&M社のクラシックギター用足台。ごく初期のみ(おそらく)デザインミスで上記のような右足が書いてあったのです!

先日、知り合いの音楽家の方(その方は古楽器奏者)から譲り受けました。

レアアイテムです。

みなさんも街で在庫品が万が一見かけたら、買いですよ!!(何故?)

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ソルの「ギター教則本」〜日曜ワークショップレポート

ちょっと遅れましたが、11月15日に行われた「日曜ワークショップ」のレポートです。

テーマはフェルナンド・ソルのギター教則本。

講師は若手ギタリストの坂場圭介さん。

大まかなテーマは以下。



ソルのギター奏法
ソルの練習法
ソルの管弦楽法
おわりに〜ソルの12か条

実際に19世紀ギター(レプリカ・ラコートモデル)を持参してくれました。

ソルの奏法について(日曜ワークショップ) 3

(うーん、綺麗な楽器!)

そして、ソル流のギターの構え方から実践。受講生数名に実際に体験してもらいながら、ソル奏法を学んでいきます。

ソルの奏法について(日曜ワークショップ) 2

ソルの演奏理論がいかに合理的であったかが体感できます。

(実際の教本の図↓)

ソルの奏法について(日曜ワークショップ) 1

そこからソル独自の奏法理論を教本から読み取っていきます。・・・というよりも坂場君が見事なくらいに「すっきりと」まとめてくれました。受講生はみな、実際に各自ギターをもって実践・・・という形で講義が進められました。
その後のスケールの処理方法、P指の使い方、i指の連打・・・配られた坂場君のオリジナルテキストの譜例を参照しながら、音を出していきました。

弾きなれたソルのエチュードでも、ソル奏法をもとに考えていくと、市販の教本などの運指がいかに「現代的な(いわゆるターレガ以降の)奏法」のイデオロギーに支配されているか?が分かります。

また一本弦上の音階練習は、ある種の脳みそトレーニングです。音階というものの仕組みを理解した上で指盤の知識を深めていく有益な方法も伝授。この練習は、参加した受講生にとっては「目からウロコが落ちる」経験であったかもしれません。

座学で終わらずに、実際にギターで音を出しながら講義は進行していきました。説明も非常に分かりやすく、参加者の方にも好評でした。

このワークショップの様子は尾野桂子さんのブログにも紹介されています。是非、こちらもお読み下さい。

http://blog.livedoor.jp/ono_guitar/archives/1123358.html


さて、来月の日曜ワークショップ(月イチ講座)の講師は私、富川勝智です。12月20日(日)午後からスタートします。(いつもとは開始時間が異なりますのでお間違えなく!)

テーマはやはり「ギターの基礎テクニック」ですが、今回は「ホセ・ルイス・ゴンサレステクニックノート」をテーマに行ないます。

テクニックノートの使い方、学び方を教えます。とかく誤解されがちな「スペイン伝統奏法」ですが、しっかりと現代の奏法とリンクさせながら、学んでいただきます。

詳細は後日!

テクニックノートをお持ちでない方は、この機会に是非お買い求め下さい!(練習の仕方さえわかれば、『名著』です!!)


ホセルイスゴンサレス ギターテクニックノート/手塚健旨・訳
著者:ホセ・ルイス・ゴンサレス
販売元:現代ギター社
発売日:1998-12-10
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