さて、今年も長野県安曇野市でクラシックギターの講習会を行ないます。
毎年参加している方は今年も是非!明日から申し込みスタートです!
あづみ野ギターアカデミー2010ホームページ
上記、ホームページ上からもフォームに入力するだけで申し込みできます。
すでに数名の方からお問い合わせがあり、ホームページ上の申し込みフォームの不具合も修正いたしました。夜12時過ぎたら是非ぱぱっと申し込みしてください!
公式ブログのほうも順調に更新中です!!!是非お読み下さい!
公式ブログ
2010年06月
- ラスゲアード、スル・ポンティチェロ、タバレット・・・特殊奏法の用語は外来語が多い。こどもとのレッスンの時には、その説明はなかなか難しいなあ。でも、大概、音を聴かせると嬉しがる。
- 吉松隆。木洩れ陽のロマンス。3−4の拡張を避けるために、和音をハイポジションに移動。ローポジションで難しいなあという和音をハイポジションに移動する・・・もしくは開放弦を使ってみる・・・という処理の仕方は覚えておこう。どちらにしてもギターに関しては「読譜力」が必要。初見能力といってもいい。
- 音を見て、いくつかのポジションの可能性が浮かぶようにならないとクラシックギターはいつまでたっても初心者という「めんどうくさい」楽器なのである。
- アランブラ。ゆっくり弾きすぎていると「メロディーがみえてこない」。メロディーはいってみれば短期記憶が創り出すものである。なので、ゆっくり弾きすぎると旋律が形としてイメージしにくいものである。だから、比較的初期に早めのテンポで練習してみるのも楽曲のイメージを構築するうえで重要なのだ。
- アランブラには、たぶん、出版されている楽譜に書かれていないいくつかの運指のコツがある。部分セーハを使ったり、指の根本でのセーハを使ったり・・・。そうしないとインテンポでは弾けない部分が多いのだ。
- ブローウェル、シンプルエチュード18番。装飾音の左手指の動きをスムーズに。1−3−1−4というスラーの連続であるならば、腕との連動も考えること。無駄のない動きを目指す。
- 指の根本セーハ。使うテクニックである。ひとさし指のMCP関節を「固定化」し、あとは腕全体のバランスで押弦。人差し指と親指ではさみつけるようにしてやると難しいかも。
- p指のもどり。機敏でない人は「アルサプーア風エクササイズ」も有効かも。他の指に関しても、ラスゲアード練習をすると、指の戻りはよくなる。
- 弾弦後、とにかくリラックス。そうすると「ある程度は」指はニュートラルなポジションに戻る。そこに意識的な「戻し」を加える。そしてまた再び弾弦。この「意識的な戻し」は「次に弾弦すべき弦のところに指を準備する」ということである。
- ソルの曲では、トランペットやファゴットなどの特殊奏法を知っておくことが重要。楽曲のなかで指示がなくても、想像すること。ここはそうじゃないか?・・・と。そのためにはソルの教則本をしっかりと学んでおこう。
- ソル、スコットランド変奏。終わりの部分。同じ和音でも前後の文脈によってアクセントが置かれるか置かれないか・・・違ってくる。よく考えること。結句しているのか、結句していないのか?・・・丁寧に分析するべし。
- ソルのエチュード。音が解決する部分は、「大きく弾く+小さく弾く」ということではなく、連続した動きのイメージで捉えること。クッションを手でぎゅっと押して、その反発でもどされるイメージとか・・・いろいろと考えられる。
- 弦を移動するたびに、鎖骨は動いているはず。右手の肘を軸に弦を移るのは「タレガ奏法」である。しかし、ギターのアングルも水平に近い感じになるので、これが有効であるが、現代奏法では弦移動とともに音色が変化する結果となる。
- 爪が割れたり、削りすぎたり・・・しかし、それでも指の動きに逆らわず「若干ひっかかってでも」正しいアクションをするべき。ここで、爪の形に従った「曖昧なアクション」を身につけてしまうと、それが癖となってしまう。音は割れてもいいので。
- やはり、パークニング教本は、初心者導入テキストとしては最適である。
- 初見力、読譜力アップにはベネディクトの「初見演奏テキスト」がやはり素晴らしい。
- 鈴木巌先生の教本。エチュードたくさん、練習たくさん。しかし、これをじっくりとこなしていけば恐ろしいほどの実力がつくに違いない。しかし、そのボリュームに圧倒されると・・・終わりは遠く感じるかもしれない。でもエチュードをできるだけたくさんこなすことは「パターン」をたくさんこなすことになる。それは音楽的にも技術的にもとても有益である。
- 和声の知識はとても重要だ。シャープ系のキーでドミナントやトニックがぴんときても、フラット系はギタリストは苦手だ。特にkey=Cの曲が続いてkey=Fの曲がぽんと出てきたときに、耳の調整をしっかりとしておくこと。ファラドと見て、「あ、トニック!」と思えるためには事前に分析しておくことも大切である。
- 解決をつける、結句する・・・このことは音楽にとって、とても大切であるが、「音をつなぐ」のは技術的にとても難しい。特にギターでは。「きわめて音楽的な耳をもっている生徒さん」ですら、教師側の判断としては「きれている」となる場合が多い。
- セゴビア編ソル。17番。aのタッチをしっかりとMCP関節から動かすことをチェック。弾弦後の「もどし」も「戻しすぎないこと」!。とても大切なことであるが、「できるかぎり弾弦のアクションを同じアクションでもどす」ことが大切である。指の戻りは「力が抜けるようにすっと」戻ること。場合によってはラスゲアードの練習も有効である。
- セゴビア編ソル17番。13番、6番、2番なども同時に練習していくとaのタッチの改善のために有効。
- サグレラス、マリアルイサ。楽譜にはメロディーと伴奏という二つのパートで記譜されているが、できれば3つのパートで分けて考えること。低音は1拍でなく、3拍伸ばしてもよいところもある。
- いままで、間違ったタッチで弾いていた場合は、「正しいタッチ」でそれを上回る回数を弾いて行くしかない。5000回間違って弾いていた部分は、5001回を目指すしかない。(すくなくとも気持ちだけでもね!)
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昨日は小田原のカフェ「ARCOIRIS」で演奏をしてきました。
ギターデュオ「ラスマノス」でのライブです。
いい雰囲気の場所でした。10名も入れば満席・・・という感じの落ち着いた雰囲気。店内は明るいイメージですね。このお店をやっている櫻井姉妹はギタリストでもあります。だから、店内なギターグッズが一杯!
ギターができるまでの素敵な飾り物!(欲しい!)
どこで売っているかは教えてもらいました!
ガラス製のギターの置物!(ああ、これもいいなあ!)
店先も綺麗にディスプレイされています。櫻井姉妹はギター教室もやっていますので、その看板もあります。
ギターを弾くウサギちゃん。名前は・・・カスーガ・サインス・デ・ラ・マーサ!
デラマーサ一族にウサギちゃんがいたとは!櫻井いもうとさんのオリジナルデザインです!
その近くにはこの人もギター弾いていました!
ロボです。入り口のところのマットですね。店名が入っています。
こんなロボも飾られていて、楽しい雰囲気のお店です。
さあ、ライブ前にくつろぐ相方湯川氏。
バムも見えます。
・・・ってまるで「お店紹介!」っては記事になってしまいました。
小田原にお越しのさいは是非!
ライブ自体は午後2時スタートでした。楽しく演奏できましたよ!
いつもどおりです。
ブログも発見↓
http://blogs.yahoo.co.jp/arco_iris_guitarra
- やっぱりアポヤンドはきちんとできないとダメですね。指のアクションを明確に・・・というよりは関節の動きを正確に把握するために基本ではある。それから音色的な要素を考慮すべきではある。
- マルボロー変奏。ソル。モチーフが見えてないと、この変奏曲の面白さは分からない。そういえば、湯布院の講習会でもこの曲をもってきた生徒さんがいたなあ。それさえ分かれば「はぐらかし」や「暗示」など一杯つかっていて、興味の尽きない音楽であることが分かる。
- ミラン、パヴァーヌ。和音をばらすところ、ばらさないところに「理由をつける」。感覚でやってもいいけれども、どのような場合にばらすのか?・・・しっかりと考えるべし。ある程度のルールはあるが、全部ばらすよりも、全部ばらさないほうがすっきりと聴こえるのは事実。同じ曲の録音を聞き比べて、まねしてみるのもひとつの手ではあるが、その場合も理由を想像してみること!
- 先日の月イチのテクニック講座でも説明したが、CMC関節の可動は重要。特に薬指。弾弦の際の「ふりぬき」はこの関節の動きを意識すると思っているよりもスムーズにいく!
- スラーの練習は上行であろうが、下降であろうが、まずは押弦と同じフォームと動作にて行なうこと。その「かたち」と正確な関節のコントロールを身につけてから「音を鳴らそう」と意識したほうがうまくいく場合が多い。それから下降において「ちょっと弦をひっかける」感覚を付け加えていくとよい。
- 音楽理論を学ばねば・・・という切迫感に襲われるよりも、まずは今やっているエチュードなどで自分の知識を最大限に生かして解釈してみることが大切。まったく知識ゼロでも、こちらがいうことやアイデアを蓄積していこう。レッスンでは私は「音楽理論をもとに」解釈を教えることを原則としているのだから・・・。それを練習せずに(真似しようともせず)『理論を勉強しないとダメだと思うんです!』というのでは、意味がない!知識の整理はあとですることだ。そして音楽理論書には音楽解釈のための方法論は書いていないといってよい!・・・このことを覚えておくべし!
- バスの音量で全体のダイナミクスをコントロールすることを覚えよう。そのためにはまずは「聴くこと」。声部をとりだしてまずは歌う!それから、バスの音量の変化に注意を払う。
- ゆっくりとしたメロディーの場合、特に共鳴に意識を払うこと。共鳴がある音、ない音に注意を払えば、「きれやすいところ」とそうでないところは自然にわかってくる。これも「耳のトレーニング」である。倍音のコントロールともいう。
- 初めての曲。まずは部分を弾けるようにする。それから左手の運指で共通の弦、共通の指を使う部分を集中してさらってみる。
- pとaだけでトレモロの曲を弾く。まずはpの動きに集中。曲全体の流れを掴むだけでもいいのでやってみること。それと同時に開放弦でよいので、トレモロの練習をやっておく。曲を弾く楽しみとテクニック練習をわけてやっておくのが良い。
- ビラロボス。プレリュード4番。中間部のアルペジオ部分はまずはバスから解釈していくと分かりやすい。この曲の場合はバスというよりはメロディーともいってもいいので。基本的に「ミにたどり着きたい」という部分であるので、それを心の片隅に意識して解釈すべし。あとは順次進行か否か?…2音のペアを考えることで、だいぶ旋律の方向性は見えてくる。
- ビラロボス、プレリュード5番。運指の模範解答編としてジガンテ編があるが、一生懸命「白文」で楽譜どおり弾けるか?否か?・・・検証しながら運指をふろう!
- 楽譜の知識は大切。プジョール3つのスペイン風小品。一曲目のトナディージャはもともと「マノラ・デル・アパピエス」というタイトルでリコルディ・アメリカーナから出版されていたもの。中間部が若干長くなっており、それがあったほうが全体のバランスが優れている。プジョール門下では、この版で弾いている人が多い。
- やはり、プジョール作品の演奏に関しては、アルベルト・ポンセが非常に感性豊かな解釈を披露していることを知っておいたほうが良い。
- 学校や会社、実生活と切り離した部分で「レッスンの時間」を考えている。それはまったく別の時間の流れがあり、学校や会社でなにかあっても、その時間だけは「音楽の時間」であるということに価値がある。
- モンポウ、コンポステラ。ヘミオラを見つけるべし。
- クラシックギターで「現代曲」と、クラシック全般の「現代曲」の内容はずいぶんと違う。そのことを理解していない人が多すぎる。ブローウェルで現代曲というには、他の世界の現代曲はもっと進んでいる。そのことを理解したうえで、レパートリーへの理解を深めていかねばならないし、ギターの「現代曲」を捜し求めねばならない。
- とにかく、弾弦動作の前に、指は弦の向こう側にいなくてはダメなんですわ。
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