クラシックギターのための和声学とギター史を同時に勉強していこうという講座です。公益社団法人ギター連盟の若手グループであるユベントスによる発案&運営によって行っているものです。
詳しくは下記ホームページをご覧ください。
http://g-workshop.jimdo.com/
和声は坂場圭介さんの担当。ギター史は私。三和音および七の和音などを学びました。機能和声の基礎知識を学んだというわけです。宿題はカルッリの簡単なエチュードをその和声の知識で分析するというものがでました。転回形も勉強済み・・・。
ギターの楽曲を用いて和声分析をしていく・・・。そしてそれについての確認をする・・・このことは市販の和声の教科書では決して学べません(ギターのために書かれた和声学の本はほとんどないからです)。
そして、ギター史の授業は私が担当。ルネッサンスからバロックまで一気に進みました。時間の都合上、ちょっとだけバロック末期を残す結果となりましたが、現在のわれわれのギターレパートリーに含まれるビウエラとバロックギターのレパートリーについて、そして一般音楽史との関連、世界史とのかかわりのなかで説明しました。
もちろん、概論です。リュート音楽については、取り扱いませんでした。あまりにも広範囲すぎますので(もし機会があれば、とりあげたいと思っていますが、クラシックギタリストが扱うよりも、リュート奏者や研究者が多くおりますので、外部から講師を呼んでレクチャーなども面白いかもしれません)。
さて、第2回は以下のような予定になっております。
第2回
2011年3月13日(日) 午後2時〜4時30分予定
会費:1500円
場所:港区立新橋福祉会館(JR新橋駅下車8分、地下鉄三田線御成門駅下車4分)
港区新橋6ー4−2
主催:社団法人日本ギター連盟ユベントス
講義担当者:富川勝智、坂場圭介
申し込みは上記ホームページにてご確認ください。
なお、第1回目出席者のため(第2回出席予定者)のための宿題もアップしております。義務ではないですが、ぜひ予習をかねてやってみてくださいね!
第1回目宿題