通訳は私。
先週の課題をクリアーできたかどうか?もポイントではあったのですが、それらの問題が解決することにより、どのように音楽に変化が起こるのか?・・・そして各自の音楽に対する姿勢に変化が起こるのか?・・・興味深いレッスンでした。
同時に長期にわたる課題も各自明確になったと思います。
以下は受講生&マリア・エステルです。
終わったのは6時前だったので、みんなでディナーに行くことにしました。スペインのピンチョスの専門店。
世界的な巨匠のレッスンは「基本に忠実」です。そして、実は本人が気づいていないかもしれない「将来的な課題」についてもずばりと指摘していました。そのあたりは非常に「教えるのが難しい」ポイントでもあるのですが、それを敢えて指摘するのは凄いなあ・・・と。感心してしまいました。
また音楽表現に関する楽曲全体を見渡した視点は見事だなあ、と。あと奏者のテクニックに関する音色や雑音に関する指摘も見事。「耳がいい」のですね。
右手のタッチなどに関しても、受講生に求めているものは「ハイレベル」です。とはいっても段階的に指導しているので、今の時点であるならば、これをやりなさい・・・という指導法。そして、次の段階ではこれをやるといいわね!・・・というものです。
あとは楽器にはうるさいですね。良い楽器はやはり奏者を育てますね。逆にいうと、いくら腕がよくても(一般的に)、楽器が悪ければ意味はないでしょうね。もちろん楽器が良くても、奏者がそれについていこうとしなくては意味がないのですが。。。
そういう意味でも自分の教授法にもフィードバックできそうな内容でした。
また次回来日した際はマスタークラス企画したいと思っています。やはり、彼女のレッスンは「シンプルながらも基本に忠実」であり「応用範囲」の広いものです。そしてスペインの伝統奏法が「型」ではなく「その音色」に存していることが理解できます。
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富川勝智
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