最近レッスンで、生徒さんの右手の動きや左手の動きを撮影することが多いです。
生徒さんには「鏡を見ながら練習するように!」というふうに勧めています。自分で右手がきちっと動いているかな?・・・左手の動きに無駄はないかな?・・・と確認しながら練習して欲しいからです。
しかし・・・最近、気づいたことがあります。
たしかに鏡は「体の前に置いて」いるのですが、実際に「しっかりと観察しているか?」という点では非常に疑わしいと・・・。
鏡を見ているのだけど、暗譜している曲でないかぎり、楽譜を見なければいけません。
そして、右手だけを注意するわけにはいきませんね。ついつい左手を見てしまいます。その逆もあるでしょうね。
だから、客観的に自分の指の動きを観察できているかどうか?・・・には疑問の余地が残ります。
練習というのは『観察(客観的に)=検討=修正』のプロセスの繰り返しです。特に指のアクションは無意識に動いていることも多く、客観的な判断が難しい部分です。
そして、 判断が間違っていることもあります。自分に足りない部分はなんなのか?・・・しっかりと考えなくてはいけませんね。
なので、最近生徒さんとのレッスン中に「問題があるなあ。でも、これ、本人気づいていないだろうなあ」という部分の動画を撮影することが多いです。
例えば、これをご覧ください。
上記の動画の生徒さんは、右手のフォームを改善しなくてはいけませんね。あとp指の動きにも問題がありますね。消音はしっかりとしているのですが、右手のアングルに乱れがあります。そのことは、一緒に動画をみたときに生徒さんはすぐに気づきました。
ふだん鏡は見て練習はしているそうです。しかし、このソルの曲は左手も難しいので、実はあまり右手の動きを観察していなかったのでしょう。「観察」ができていなかった例ですね。
もうひとつ。
フォームも綺麗で、消音も間接・直接ともにしっかりとできています。しかし、せっかく消音後にプランティングされており(弦に指が触れている状態)、そのままで発音できるというのに、「いったん弦から指を離してしまっています」。
(これは『叩き弾き』をしている傾向の方に多いですね。)
この動画は生徒さんとのレッスン時に、一緒に見直しましたが、自分の問題点=「右手の動きがエコノミーではない」ということに気づけませんでした。
これは「検討」ができていない例ですね。
・・・というふうに、ちょっと生徒さんのレッスン時に撮影した動画を使わせてもらいました。
結論。
もし、できるならば、自分の演奏時の姿を動画撮影しましょう!
そして、客観的に観察、検討、修正、というプロセスで練習しましょう。
ちょっと前までは高音質の簡易レコーダーが流行っていました。私も生徒さんには「録音して自分の練習を聴き直すといいよ!」と言っていました。
ここ1年くらいで、「高音質の簡易レコーダー+高画質の動画撮影が可能」というものが、非常に安価で入手できるようになりました。小型で、非常に扱いが楽です。今回、紹介した動画にも使ったのはこれです。
OLYMPUS リニアPCM ICレコーダー LS-20M ブラック 2GB(同梱) SDカードスロット フルハイビジョン動画機能 LS-20M
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最近はコンサートなどもこれで撮影しています。そして、レッスンでも使っています。
とっても便利です。身近においておいても邪魔になりません。撮った動画は高音質です。そして高画質。すぐにその場で確認できます(スピーカーもついているので・・・もちろん、おまけ程度のものですが、その場で確認するのには最適ですね)。
ビデオ撮影のレンズは上のほうについているので、譜面台の上などにおいて「自分撮り」するのはちょっと難しいかもしれませんが、あるていど弾けるようになったかな?・・・というときの確認用には十分でしょうね。
教えている方にもお勧め!生徒さんとのレッスンが楽しくなりますし、生徒さん本人も問題点をしっかりと理解してくれます。
富川勝智
Facebookページも宣伝
生徒さんには「鏡を見ながら練習するように!」というふうに勧めています。自分で右手がきちっと動いているかな?・・・左手の動きに無駄はないかな?・・・と確認しながら練習して欲しいからです。
しかし・・・最近、気づいたことがあります。
たしかに鏡は「体の前に置いて」いるのですが、実際に「しっかりと観察しているか?」という点では非常に疑わしいと・・・。
鏡を見ているのだけど、暗譜している曲でないかぎり、楽譜を見なければいけません。
そして、右手だけを注意するわけにはいきませんね。ついつい左手を見てしまいます。その逆もあるでしょうね。
だから、客観的に自分の指の動きを観察できているかどうか?・・・には疑問の余地が残ります。
練習というのは『観察(客観的に)=検討=修正』のプロセスの繰り返しです。特に指のアクションは無意識に動いていることも多く、客観的な判断が難しい部分です。
そして、 判断が間違っていることもあります。自分に足りない部分はなんなのか?・・・しっかりと考えなくてはいけませんね。
なので、最近生徒さんとのレッスン中に「問題があるなあ。でも、これ、本人気づいていないだろうなあ」という部分の動画を撮影することが多いです。
例えば、これをご覧ください。
上記の動画の生徒さんは、右手のフォームを改善しなくてはいけませんね。あとp指の動きにも問題がありますね。消音はしっかりとしているのですが、右手のアングルに乱れがあります。そのことは、一緒に動画をみたときに生徒さんはすぐに気づきました。
ふだん鏡は見て練習はしているそうです。しかし、このソルの曲は左手も難しいので、実はあまり右手の動きを観察していなかったのでしょう。「観察」ができていなかった例ですね。
もうひとつ。
フォームも綺麗で、消音も間接・直接ともにしっかりとできています。しかし、せっかく消音後にプランティングされており(弦に指が触れている状態)、そのままで発音できるというのに、「いったん弦から指を離してしまっています」。
(これは『叩き弾き』をしている傾向の方に多いですね。)
この動画は生徒さんとのレッスン時に、一緒に見直しましたが、自分の問題点=「右手の動きがエコノミーではない」ということに気づけませんでした。
これは「検討」ができていない例ですね。
・・・というふうに、ちょっと生徒さんのレッスン時に撮影した動画を使わせてもらいました。
結論。
もし、できるならば、自分の演奏時の姿を動画撮影しましょう!
そして、客観的に観察、検討、修正、というプロセスで練習しましょう。
ちょっと前までは高音質の簡易レコーダーが流行っていました。私も生徒さんには「録音して自分の練習を聴き直すといいよ!」と言っていました。
ここ1年くらいで、「高音質の簡易レコーダー+高画質の動画撮影が可能」というものが、非常に安価で入手できるようになりました。小型で、非常に扱いが楽です。今回、紹介した動画にも使ったのはこれです。
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とっても便利です。身近においておいても邪魔になりません。撮った動画は高音質です。そして高画質。すぐにその場で確認できます(スピーカーもついているので・・・もちろん、おまけ程度のものですが、その場で確認するのには最適ですね)。
ビデオ撮影のレンズは上のほうについているので、譜面台の上などにおいて「自分撮り」するのはちょっと難しいかもしれませんが、あるていど弾けるようになったかな?・・・というときの確認用には十分でしょうね。
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