ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2012年03月

2019.8 新サイトOPEN!
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最近のレッスンのネタ

最近、レッスンやワークショップなどで「考えたこと」を書いておきます。

3月4日に日曜ワークショップで「音階を究める 左手編」をおこないました。

結論をいうと、ギターの指板上の音程関係を視覚化するための基礎講座であったと言えます。

クラシックギタリストの弱点というのは、音を点として捉えてしまうことかもしれません。この音の長三度上はフレットのことあたりだろうなあ?…という「かんどころ」のような感覚が非常に希薄です。たとえば、イ長調で3弦の2フレットの音を押さえた場合、2弦の2フレットを長3度上であるとすぐに認識できるか…というのがハーモニーを認識するためには大切です。でもクラシックギターをやっている人はAの音とC♯の音をそれぞれの点として楽譜から読み取り配置しておしまい!という人が多いのかもしれません。

なので、普段から(相対音感的に)(つまり移動ド式で)指板上の音を把握する癖を音階練習をしながら身につけていくべきだと思います。まずは長音階からテトラコードを意識してドレミファソラシド…でひたすら練習を重ねて行けばかなりの「音程感」がやしなわれると思います。

この「音程感」と指板感覚(?)の連携は五線譜に書いてしまうと、やはり「楽譜を読んでしまう」ため 希薄になりますね。

今後もこのあたりは普段のレッスンのときやワークショップなどで扱って行きたい分野です。音程感の意識は旋律の理解のためにも必要不可欠ですから、大切ですし。

さて、もうひとつ。拍節感。これはやっぱり教えるのが難しい分野ですね。なんのために小節線があるのか?…このことについて考えている人はなかなか少ないですね。小節線をまたいで、一拍目をどのように表現するか、どのようなバウンド感にするか?…は時代によっても傾向がありますし、舞曲などの場合はその種類によっても変わります。

最近、私のレッスンのアドバンスコースには実際にプロで活動している若手演奏家やコンクールを目指している若者が多数来ています。
じっくりとその扱いについて教えることが多いですが、杓子定規に考えてしまっていたり(一拍目は強く弾けばよい!と考えていたり、または逆にそっと着地すればよい!とだけ考えていたり)、そもそもその意識がまったくない!…という人までいます。 ボールのバウンドなどの物理運動を例にだしてイメージさせるしかないですが、これがなかなか骨が折れる作業です(だから、たっぷり時間をとってレッスンしているのですが)。

とはいっても、この拍節感だけでは音楽にはなりません。絵の「下塗り」といっていい作業かもしれませんね。ほかにリズムやパセティックなアクセントが上塗りされて初めて完成品になります。だけど、下塗りがはっきりとしていないと立体感のある絵にはなりません。・・・うーん、この次元になると「いい音楽になったときにしかこのバランスは理解できない」ということになります。だから、教えるのが難しい分野です。

・・・最近はそんなことを考えながら、生徒さんとのレッスンしています。

日々、勉強と「整理整頓」ですね。



富川勝智

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音階講座の第二回目(3月4日)

前回の日曜ワークショップからあっという間ですが、3月4日に日曜ワークショップがあります。
前回は「音階を究める」として右手のテクニックを中心にトレーニングしました。右手の基本フォームを考えながら練習することで曲中の音階などを「どのような運指で弾いて行ったらいいのか」ということが明晰に分かってきます。

今回は左手編です。左手のフィンガリングに関しては、基本的な音楽理論の理解が必要です。そして、ギターの調弦法についての知識も必要です。

楽典などを読んでも、ギターの音楽上、そして技術上の特性をふまえた「音階」への理解は得られにくいです。それを得るためには古今東西のクラシックギター教本やメソッドに書かれている理論をしらねばなりません。

そのあたりをご説明します。

期日:2012年3月4日
内容:前回の「音階講座」は右手中心にテクニックについて話しましたが、今回は音楽理論面からお話します。ギターでの音階を理解するにはギターの調弦法などについても理解をもたなくてはなりません。「型」で覚えるタイプのスケール練習から音楽理解のためのスケール練習へ転化させていくためのトレーニング法をお教えします。
会場:渋谷リフレッシュ氷川
参加費用:2000円
準備物:ギター 足台
レッスン案内
東京渋谷:ホームページ
東京池袋(金曜):GG学院
※ワンレッスン→詳細
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