ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2015年10月

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

お仕事依頼&お問い合わせは下記メールへお気軽に!
tomikawaguitar@gmail.com

振り幅が大きい!〜最近の演奏ジャンル

明日はとうとう新ユニット「ねこぢた」のライブです。もうほとんど満席状態ではありますが、当日でもふらりとどうぞ!
nekodita20151030 


















さて、ブログのタイトルの「振り幅」ですが、最近の私の活動が振り幅大きいなあ…と自分で練習していて思います。おそらく、私の活動を見ているひとはもっとそう感じているかもしれません。

ネットの辞書引くとこんなことが書いてあります。→(振り幅が大きい

ムラがある…とか、ばらつきがある...とか、一貫性がない!...とか。

私の専門はクラシックギタリストですが、おそらく普通のクラシックギタリストでは共演しないだろうなあ…という方との共演には恵まれています。特に最近は。

バロックギターで古楽歌手の藤沢エリカさんと演奏したり、来年は19世紀ギターのプロフェッショナルの長谷川郁夫さんとも共演。この「ねこぢた」もそうです。ジャズのプロフェッショナルの道下和彦さん、ロックベースの山田直子さん、ヴォーカルの石塚裕美さん。それぞれが別の「ジャンル」でプロフェッショナルに活動をされてきた方々です。

「振り幅が大きい」は褒め言葉として使わない場合もあります。あっちこっち興味もって飛び回っている感じ?…とでも言うのですかね?

でも、最近、あれこれ演奏していて思うことは、自分のなかでそれほどばらけていると感じていないことです。

もちろん、新しい分野にとりくむときは徹底して研究します。無駄なくらい。時間がかかる作業ではあります。過去の音源を聴いたり、音を拾ってみたり…資料があれば読んでみたり。

そして、自分が「できること」と「できないこと」がわかってきます。そのなかで、クラシックギタリストではなく「音楽家」として音楽を作っていくしかありません。

そんなことを考えながら、毎日練習しています。

ということで、明日、私の「振り幅」の一例、「ねこぢた」の初ライブ!みなさまぜひ!
:::::::::::::::::

『ねこぢた』=スーパーノンジャンルでボーダーレスな音楽集団。


道下和彦(Gt)石塚裕美(Vo) 山田直子(Ba)富川勝智(Gt)


■2015年10月30(金)

 世田谷区自由が丘の素敵な小さなライブバー

 Mardigras(マルディグラ)

 03-3722-6892

 世田谷区奥沢5-29-10リブレB1

 OPEN 19:00 START 20:00

 Music Charge \2.500(Food, Drink別)


http://www.jiyugaoka-mardigras.com/


+-+-+-+- アクセスinfo +-+-+-+-

東急東横線・大井町線自由が丘駅南口改札を出てすぐ右折。電車高架下をくぐった先のコンビニエンスストア「ファミリーマート」のあるT字路を左折。最初の信号の角に建っているクリーム色の4階建てビル地下。駅より徒歩3分。

::::::::::::::
今後のその他の振り幅(苦笑)
11/3→井桁ギター教室で「クラシックギターの正統派としての演奏」
11113831_1192110754138553_3270008135057510842_o


















11/7→ギターデュオ「ラス・マノス」でクラシックギターデュオがっちりやります!
20151107


















11/13→ヤマハレクチャーコンサートで、クラシックギター近現代作品をがっちり引きます。
yamahaレクチャー


















11/14→ボサノバの山本のりこさんと共演!ボサノバとクラシックのいい感じのミクスチャーを模索しております。
151114


 






…という感じです。こう見ると「振り幅大きい」ですね 苦笑。



 


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発表会雑感〜「間違うこと」

先週の土曜日は発表会でした。
DSC04783_original









当教室としては36回目の発表会。今回は尾野ギター教室との合同発表会という形でした。生徒さんの演奏を聴いていて、いろいろと考えました。なので、講師演奏のときにちょっとした「アドバイス」をしました。

すごく簡単なアドバイスです。「間違うことは当たり前」と思ったらいいよ、と。え?プロがそんなこと言っていいの?という方もいるかもしれませんが、発表会にでる生徒さんのほとんどが「間違うことの恐怖」に取り憑かれてしまっている人が多いのです。

そこにばかり意識を持って行かない方がよいのです。間違っちゃダメ!と思い込むことで、体は硬直し、ミストーンや暗譜のミスなどがでるたびに、鼓動が早くなる…そんな経験をした人は多いと思います(僕も若い頃、経験しました)。

まずは、間違うことだってあるさ!と開き直ること。実はそれが本番で弾く時にとても大切なこと。もちろん、練習のときに技術的に足りない部分は補って、音楽的に未消化な部分は消していく作業はとても大切。それはしっかりとしてほしいと思います。

ですが、どうしてもミスというものは出てしまうものです。残念ながら。そこで恐怖心を持っては前に進めません。そして、ミスは実際は聴いている人にとっては大きな問題にならないということです。それよりも、自分の演奏の中で「できている部分=良い部分」をしっかりと聴いてもらうように舞台上では集中してほしい。

この音色いいでしょ?とか、この表現いいだろう!…とかなんでもよいです。初心者の人だったら普通にしっかりと音を出すことに集中してもよいです。上級者の人なら、音楽表現や構成感をだすことに集中するとか…そのように考えてほしいものです。

予期せぬミス…これは誰にでも起こりうることです。それが起きた時に舞台上で「すくまない」こと。これが、実は一番大切です。ミスしたって、メモリースリップしても、死にませんから 苦笑。それよりも、そのミスに固執してしまって意気消沈して、本来持っている良い部分まで消えてしまうこと。これが一番まずい。


では、それはどのようにトレーニングしたらいいのでしょうか?…ひとつ簡単なトレーニングとして普段の練習で「通し練習」するときに、ミスしたり暗譜ミスがあったときに気持ちとして「笑う」ことです。

「笑い飛ばす」のです!

うわー、こんなミスしてる〜。ばかだなあ!とか、あ、指もつれてる!とか。今風に文章化すれば、こんな感じ。「和音しっかり押さえられなくて、全滅 笑」という感じ。

そのように気持ちのトレーニングをしておく。そうすると客観性が保てます。(もちろん、あとでミスした理由は考えて練習はしておいたほうがいいですよ!)

以上のことを講師演奏のときと、打ち上げのときにお話しました。

ということで、私の講師演奏時の写真でーす。

DSC04747_original










もちろん、ちょいちょいミストーンとか暗譜ミスとかありましたけど、たのしーく演奏しましたよ!心の中ではけっこう笑顔です!

上の集合写真のように、心のなかは笑顔で演奏したいですよね。

 


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出版物に歴史あり〜我がアレンジの旅

昔、ヤマハの出版物のためにたくさんアレンジをしておりました。

それが最近また再編集されて出版されたようです。
Amazonでもなかなかのランクに入っています。(一時期はクラシックギター著作部門で一位!)




元の本はこちらでした。
今は絶版。Amazonさんだと中古で8000円近くついています(うわあw)



実はさらにその元版があります。。。

GTM01081300













私のブログ記事はこちら
ヤマハさんのサイトでももちろん絶版。2006年の仕事でした。

つまり「美しく奏でるクラシックギター」→「さらりと弾けるクラシックギター」→「憧れのクラシックギター名曲選」と変化していっているわけです。

うーん、出版物に歴史あり。我がアレンジに歴史あり。我が録音に歴史あり。
…といったところ。名前が出ている仕事もありますが、名前がでていない仕事もあります。もう自分でもいろいろと忘れてしまっているものもあります。

とはいっても、本屋なので「あ、これ、自分の仕事だ!」というのはすぐにわかります。



 


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関西ツアーしまーす!〜2015.11.26-11.30

今回、いろいろなご縁があって、関西方面で演奏会やレクチャーを行うことになりました。全行程を発表します!

11月26日(木)富川勝智&亀井貴幸 サロンコンサート

19:00開演 入場2500円、学生1500円

(株)サロット:〒600-8421

京都市下京区綾小路烏丸西入ル童侍者町169 四条烏丸松永ビル 2階

Tel:075-746-6813 / Fax:075-746-6814

最寄駅:四条駅 烏丸駅
詳細はこちら 


11月27日(金) ギター主義 in OSAKA(富川勝智&岩崎慎一) 

19:00開演(開場18:30) 入場2500円

大阪ファナ:〒543-0001 大阪市天王寺区上本町8−1−14 ユニハイム

最寄駅:上本町駅 地下鉄谷九駅
ご予約&お問い合わせ:
06-6779-6345(FANA)

090-82343044(岩崎)

guitarraiwasaki1969@gmail.com 


11月28日(土) 松本ギター工房サロンミニコンサート(富川ソロ)
14:00 18:30 各回2000円(要予約)
大阪府門真市小路町25-36 松本ギター工房

京阪本線 西三荘駅

ご予約&お問い合わせ:06-6902-2880 090-8523-1656

yoshiguitar@trad.ocn.ne.jp 

http://matsumoto-guitar.com/index.html


11月29日(日) 松本ギター工房ワークショップ〜「クラシックギター史の講座」

14:00-16:00 2000円

講座タイトル:「2時間でわかるクラシックギター史〜ルネッサンスから現代までをまるっと整理!」 


11月30日(月) Acoustic Ladyland LIVE in 大阪

西大橋・バブルネット

開場 19:00    開演 19:30
チャージ:3000円(飲食別) 

出演 石塚裕美(vo)富川勝智(gt) スペシャルゲスト 徳永暁人

予約&お問い合わせ:hrmii44-liveinfo@yahoo.co.jp 


bubble net

大阪府大阪市西区新町2-12-19 グランドピア新町

最寄駅:長堀鶴見緑地線 西大橋駅

http://tabelog.com/osaka/A2701/A270201/27044675/ 

「〜っぽい」…語法とジャンル

最近はちょっとこのブログも宣伝ばっかりになってきているので、最近感じていることを書きます。

「〜っぽい」という言い方があります。クラシックっぽい歌い回しとか、ジャズっぽいとか。

最近、バロックギターを弾いて古楽分野のプロの方と共演したり、Acoustic Ladylandというユニットではポピュラーのシンガーの方と共演…最近は道下和彦さんという名ジャズギタリストの方ともお知り合いになれたり、一緒に音を出したりしております。

その道の(そのジャンルの)すごい方々と共演させてもらうと、やはり自分の持っている語法とは違うセンスを感じます。

一言でいうと「話し方」が違う。アクセントの置き方とかリズムの感じ方とか…ジャズっぽい感じがあったり、ロックっぽい感じがあったり、バロックっぽい感じがあったり。

それを感じながら、リハーサルして影響受けたりして弾き方などを変えたり、「へえ、そんなタイム感の感じ方もあるのか!」と発見したりしております。

クラシックギターにも、おそらく「〜っぽい」があるのだと思います。それを生かしながら演奏していくしかないのかなあと。

おかげさまで、様々な分野の方と共演させていただく機会がいっぱいあるので、ある意味で「クラシックギタリストっぽさ」が自分でわかる環境にいます。ラッキーなのです。どの分野の方々と共演しても、「うわ、その感じ、俺にはないなあ!」「それ、どうやってるの?」「その感じはどういった意味があるのだろう?」と感動ばっかりしているので、自分にないものがはっきりとわかる。

そういう点では、すごい素直なタイプの音楽家だったりするので、自分の「クラシックギタリストらしさ」がすぐにわかってしまうのですよね。そこを突き詰めるために普段練習したり、あれこれ研究しているのだなあと。

クラシックギターの分野の中でも、いろいろな「らしさ」があります。それこそスペインっぽい音楽をする人もいれば、ドイツっぽい音楽をする人もいます。

楽器も19世紀のオリジナル楽器を演奏する場合にも、「19世紀っぽさ」があります。来年、長谷川郁夫さんというまさに19世紀ギターのオーソリティーである奏者の方と共演するのですが、一度顔合わせ&音合わせをしてみました。やはり、長谷川さんの演奏は「19世紀っぽい」のです。

こんな楽器を使います。

IMG_2239



 














同じギターでも、「〜っぽさ」を出すためにはタッチや音楽の作り方などを少し変化させなくてはいけません。昨日も楽器のメンテナンスしていましたが、ちょこちょこ弾きながら、あーかなあ?こうかなあ?と試行錯誤。

でも、楽しい。

そして、19世紀の楽器の面白さがわかると、モダンのクラシックギターに戻ってきたときに、その凄さもわかる。そうやって、ぐるぐるぐるぐる、いろいろな楽器やいろいろなジャンルを徘徊しながら、自分の奏者としてのジャンルの良さがわかってくる。 この作業…ちょっと面倒臭いところもありますが、とても楽しい自己発見の旅でもあります。

明日も実は他ジャンルの方との初顔合わせ&音出しです。楽しみだー!

::::::::::
近々では、こんな異なるジャンルのミュージシャンが集まるライブがあります!
ジャズ、ロック、クラシック…それぞれの分野のエキスパートがどういう音楽をやるのか?…みなさま是非おいでください!

nekodita20151030


















『ねこぢた』=スーパーノンジャンルでボーダーレスな音楽集団。


道下和彦(Gt)石塚裕美(Vo) 山田直子(Ba)富川勝智(Gt)


■2015年10月30(金)

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 03-3722-6892

 世田谷区奥沢5-29-10リブレB1

 OPEN 19:00 START 20:00

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http://www.jiyugaoka-mardigras.com/


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東急東横線・大井町線自由が丘駅南口改札を出てすぐ右折。電車高架下をくぐった先のコンビニエンスストア「ファミリーマート」のあるT字路を左折。最初の信号の角に建っているクリーム色の4階建てビル地下。駅より徒歩3分。 




 


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