2015年のまとめ→「待ち構えている」とやってくる…という一年だったらしい。
2014年のまとめ→これは「大きなまとめ」記事がないのですが、なにかひたすらに勉強していた一年だったようです。こちらの記事がよくまとまっているかな?
2013年のまとめ→こちらのまとめ記事。デュオのレコーディングとか演奏会とか講習会とか…とにかく忙しそう!
2012年のまとめ→「いそがしくて、まとめ記事書く暇もない」などと言っていますね。。。でも、いろいろなものが混沌としていて目先のことをひたすらにこなしていた一年だったのかもしれません。こちらの記事が一応「まとめ記事」。
…という感じです。ざっくりいうと、2012年あたりはまだまだ混沌としています。2013年である程度の「自分のそれまでの仕事のまとめ」をして、2014年でさらに復習。2015年で「待ち」の姿勢に。
2016年は「待っていたもの」がいろいろとやってきてくれた一年だったのかも。それが、いろいろなバリエーションの仕事を運んでくれたのかもしれません。そしていろいろな音楽家との新しい出会いがありました。
今年はほんとうに様々な分野のプロフェッショナルの方々と共演できました。ポピュラー、ロック、ジャズ、古楽…そして、その各分野のプロの方それぞれが「深く広い音楽的な素地」をもっていることが感じることができました。
単純にジャズの人だと思っていた方が「え??そういう音楽にインスパイアされていたの?」と思ったり。やはり凄い人は懐が深い。一筋縄ではいかないのです。
そして、そういう方々と付き合っていくと自分もそういうタイプなのだろうなあと思うようになりました。実際に僕はクラシックギターのかなり専門的な知識と経験を持っています。「クラシックギターの超専門家」です。
でも、実は他の分野の音楽もすごい聴いています。好奇心は探究心はクラシックギターでは当然ですが、他の分野でも「当然」なのです。区別をつけたことがない。ここ数年、バロックギターやビウエラなどをひいてきました。そしてそこには実は「古楽」という通常のクラシック音楽とは別の世界が待ち構えています。
ほんとうはそういう区別はないほうがよいです。もちろん古楽という分野を勉強したほうがよいのです。とにかく知識や経験はあったほうがよい。だけど、それをナチュラルに勉強して、ナチュラルに自分にとりいれたい。
よく専門家という人は「これは自分にしかわからないだろう」とか「これは他の分野の人にはわからない世界だよ」と秘密を持ちたがります。奥義をもちたがる・・・というのかな?・・・それはもちろん各分野の専門家(プロ)として大切にしてほしい感覚です。
でも、それをこっそりと飛び越えて、ロックとかジャズとかポップスとかクラシックをざっくりと心の中のしまいこんでいている「音楽家」になりたいと僕は思います。
専門分野の意識は大切。だけど、広げる気持ちも大切に。来年はそういう感じにしていきたいと考えています。
それでは、来年もみなさまよろしく。
よいおとしを!