ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2017年02月

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

お仕事依頼&お問い合わせは下記メールへお気軽に!
tomikawaguitar@gmail.com

「練習しないで本番するとうまくなる」〜今月から3月までのライブあれこれ

今年もたくさんのユニットでの活動やいろいろな方との共演が盛りだくさんです。基本的にはクラシックギタリストですが、他分野のアーティストの方とも最近はライブでのコラボレーションが増えました。

「幅広いですね」なんて、よく会う人ごとにいわれますが、実は幅を広げているわけでもないような気がしています。逆に「枠」がしっかりとある感じがしています。

いろいろなジャンルやいろいろな方と共演すればするほど、自分の「できること」と「できないこと」がはっきりとしていきます。結局は自分の中で血となり肉となったものしか出ないのだなあ、と思うのです。

仕込みはもちろん、とても大切。同時に本番での「瞬発力」や「対応力」ももっと大切。ライブってそういうものなのですよね。

こういう言葉を共演者の方から聞いたことがあります。

「練習しないで本番するとうまくなる」…一般的には「えええ?練習しなかったらダメじゃん!」ってなりますよね。ですが、この言葉はかなり有名な音楽家の方が言った言葉なのです。この言葉を聞いてから、なんでだろう?…といろいろ考えました。

たとえば、本番で「あ、ここはエネルギー使いすぎると次指きついぞー!」とか「ここはぐわっと音を開いた感じでいくと、次のフレーズが際立つかな?」と技術面と表現面のアイデアや難所克服法を思いつくことがあります。

本番では練習の想定外の事件がおこることもあるし、練習時にはない集中力の中で生まれてくるインスピレーションもあります。本番でのりこえた技術上の難所や本番で作り上げた音楽的なアイデアは貴重なものです。なぜなら「実際に使えるテクニックやアイデア」なわけですから。

まあ、そういう感覚をより強くかんじる現場はポピュラー関連の舞台のときかもしれません。とにかくひたすらに仕込み作業しております。

いろいろとありますので、みなさまご都合の合うものにお出かけいただけると嬉しく思います!(クラシックギタリストらしいお仕事はまた後でブログ記事にまとめますねー!)

2/26 Acoustic Ladyland(石塚裕美vo.&富川勝智gt.)ライブ@大泉学園in”F”
→大泉学園の名ライブハウスin ”F”でのライブ。「本いっぱい」の店内のイメージで今回のテーマは「小説」です。歌と小説???なんの関係あるの?って思う方は是非。(in "F"さんのサイトにて詳細確認ください)
20170226
 















3/7 中世セファルディーバンド「イベロリベロ」ライブ@新宿曙橋Back In Town
→とうとう始動してしまった中世音楽とセファルディ音楽を基本とした「バンド」。デビュー戦です。絶対に聴きに来たら楽しいと思います。懐かしいような新しいような音楽やります。(
新宿曙橋Back In Townのサイトからご予約できます)
20170307フライヤ
 















3/31 Acoustic Ladyland(石塚裕美&富川勝智)、角圭司&HAFURIデュオ@The Glee
→アコレデとして東京神楽坂にあるThe Glee初出演。クラシックギタリストの角圭司さんと元宝塚歌劇団のシンガーHAFURIさんとのコラボです。(The Gleeのサイトからご予約できます)
MariageDeVoixEtGuitare0331


 

 













 

レッスン覚書2017年1月30日〜2月16日

1:ソルのエチュード。古典的に「1:1:2」比率でフレーズが書かれていることが多い。

2:古典。小節線で和声がかわる。小節線をまたいでの同音反復は「非和声音」のことが多いというルールはこれが由来。

3:音高があがっていくフレーズはクレッシェンドでもよいが、和声も考えること。ラーシードとあがっていくフレーズ。Am-E7-Amという和声であれば、最後のドのフレーズはすこし「音量小さめ」でもよいかもしれない。

4:マルサグリア「白鳥の歩み」。トリルの取り扱いの曲としては秀逸。

5:夢〜マズルカ。終わった部分からスタートする感覚を。B部分(マイナー)を弾いてみて、もどることをイメージして曲を開始するとうまくいく。

6:コードを覚えるのとクラシカルな読譜が綺麗にリンクしてくる瞬間…なかなか味わい深い。ポピュラーだけを習っていては経験できない感覚だろうな。

7:ミランの譜本の最初の10曲だけでもなかなか手ごわい。だが、名曲多い。ギタリストの人は6つのパヴァーヌの印象が強すぎてミランのポリフォニック楽曲の凄さに気づいていないかもしれない。

8:和音の特定の音だけピックアップして強く弾くことはクラシックギターでは当然である。これは実は鍵盤楽器よりも難しいかもしれない。

9:ヴィラ=ロボス、プレリュード3番。和音の弾き方の可能性。セゴビアとヴィラ=ロボスの邂逅時の逸話をしっているといろいろ見えて来る。ギター史を知ることって大切。

10:ヴィラ=ロボス、プレリュード4番。最初のチェロ的なフレーズの終止のロングトーンは和音の「倍音」で補強する。

11:ヴィラ=ロボス、プレリュード4番。途中のアルペジオで1弦開放を鳴らし続け「ドローン」効果。「テンションコードと捉えること=ドローン」ではない。

12:シュナイダー、青春。イントロのイントロらしさ。実際の曲にはいってからのインテンポ感と変化をつけるとすれば、大げさに「エンジンをふかすように。

13:ベースの「導音」はアポヤンドをかけることによって、音量がかわる。同時に意識がかわる。

14:タレガ、夢〜マズルカ。冒頭のテンポ設定丁寧に。

15:長調と短調のテンポ設定。長調は「アップ」、短調は「ダウン」。テンポは歩みなので歩幅で考える場合もある。いろいろな設定な仕方があるので、最低でもテンポ設定の方法は3種類はあるとよい。



 


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表現を「つける」ための道具、差し上げます!(2/19表現法講座)

自分で表現を「考えていく」というのはなかなか難しいですね。
実はレッスンで「あ!うまく弾けた」とか「おお、いい音楽になったなあ!」って思ってもうまくいかない方が多いと思います。

その理由は簡単です。自分で技術上や表現上の問題解決のシステムを持っていないからです。

たとえば、技術であれば「どうしてこれができるようになったのか?」という理由を自分で言葉で完璧に説明できること。表現であれば「どうして、こういう感じのいい音楽表現をつけられるようになったのか?」という理由…それを説明できないといけません。面倒くさい言葉でいうと「抽象化」といいます。

「ルール」的なものをもっていれば、自分で技術を解決できたり、表現をつけられるようになっていきます。先生がいなければ「うまく弾けない」「いい音楽にならない」というのは、困ります。良い先生であればそういう道具を与えてくれます。

まずは道具。それがあれば「作っていけるもの」があります。あとはひたすらに道具を使っていくことです。たまに失敗することもあるかもしれませんが、つかっていくうちに、使うべき場所や使うべきタイミングなどがわかってきます。

表現法のツール(道具)をとりあえず与える講座を先月からやっております。

日曜ワークショップ 9:30-12:00→表現法講座part2(詳細

日曜ワークショップで「音楽表現法」についてのワークショップを行っています。三ヶ月連続の講義で、一回目は「概論」、二回目は拍節感とリズム、三回目は旋律について扱っていきます。

まずは一回目で「そもそも音楽表現ってどういうものだろう?」という点を考えました。二回目である今回は、リズムは拍節感(メトリック)そしてパルスなどの用語を整理していきます。

表現を自分で考えるためのツールを与えます。いままで、たくさんのコンクール志望者をレッスンしてきましたが、誰もが使いこなせる道具です。素直に先入観なくゼロから学んでいけば、最後には「西洋音楽の美」を作るための道具を習得できていることでしょう。

詳細や場所などはこちらをチェックしてください。




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「1日遅れのバレンタインギターコンサート」盛況にて終了!〜これで僕は引退!

2017年2月15日銀座にある「ヤマハホール」で行われた日本ギター連盟ユベントス主催「1日遅れのバレンタイン ギターコンサート」が大盛況にて終了。

今回は参加人数も過去最多。今回のスタッフ+主演者で記念撮影したらこんな感じでした。
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打ち上げも大規模。
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リハ風景ですが、プログラム最後の合奏ももちろん大人数。
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実は僕の「引退公演」でもありました。もともとギター連盟ユベントスというのは「若手の会」ですので、ある程度の年齢で引退していきます。いままでも何名か引退していきましたが、今回は僕と坪川真理子さんの番ではありました。なので、ソロを弾かせていただきました。

このイベントを機会に公社日本ギター連盟ユベントス(若手の会)の代表も引退します。いままで長い間「ギター連盟の若手のまとめ役」としてなんとかかんとかやってきましたが、もう上の写真見れば、十分に30代が中心となって次の世代の有力な若手が入会してくれたのがわかりますよね?…なので引退。

話は変わりまして・・・
いつもながらのヤマハホールはほんとうに気持ち良く弾けるホールです。

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来年の「ギター連盟ユベントス主催コンサート」では僕は「裏方」にまわります。

期日は2018年2月28日に決まっています。 また銀座ヤマハホールさんでやります。次の世代のギタリストたちがどのような舞台を企画していくのか楽しみです!



 


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講師演奏・・・トリの歌

明日は、2月11日(土)井桁ギター教室発表会でスタッフ業務です。
普段のレッスンでは「特別講師」という名目を与えられていますが、ごくごく普通にレッスンしております。
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で、明日は講師演奏もいたします。しかも「とり」です!

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僕の前までで出演者が98名。99人目が僕の出番だそうです。
「トリ」なので、がっちりと歌う演奏してきまーす!

「トリの歌」弾くわけではありませんw

お時間ある方、長津田駅至近の「みどりアートパーク」へ。午前9:30から午後8時ちかくまでやっております。

:::::::::::::::::::
今後の予定
2/26 AcousticLadyland(石塚裕美&富川勝智)Live @大泉学園in "F"

3/7 中世セファルディーバンド「イベロリベロ」ライブ@新宿曙橋Back In Town

3/16 富川勝智ソロ@名曲喫茶カデンツァ

3/18 「ソル〜デュオ曲コンサート」岩崎慎一&富川勝智@大阪フレット楽器ヤマサキ

3/19-20 ミニ演奏会&ギター史講座@大阪門真 松本ギター工房

3/31 AcousticLadyland(石塚裕美&富川勝智) HAFURI&角圭司「星の弦 月の歌」@The Glee

4/8 富川ギター教室発表会:ゲスト肝付兼美(マンドリン)

4/9 ねこぢたライブ(道下和彦、石塚裕美、山田直子、富川勝智)@用賀キンのツボ

4/22 藤沢エリカ(歌)&富川勝智(いろいろなギター)での演奏会@原宿Hall60

5/5 富川勝智(Gt)&岸本麻子(p)@押上・天真庵

5/21 富川勝智ソロ(ゲストあり?)@大泉学園in “F”

6/23 富川勝智ギターリサイタル@代々木上原MUSICASA

10/21 富川勝智ギターソロ@仙台・戦災復興記念館

レッスン案内
東京渋谷:ホームページ
東京池袋(金曜):GG学院
※ワンレッスン→詳細
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講師はギター連盟正会員の富川勝智と坂場圭介です。
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