ギターレッスンと演奏の日記 from 富川ギター教室

クラシックギターの「伝道師」富川勝智のギター教室でのレッスン活動と演奏活動の記録です。

2017年04月

2019.8 新サイトOPEN!
https://tomikawaguitar.com

富川ギター教室(東京渋谷) https://tomikawaguitar.com
https://tomikawaguitar.sakura.ne.jp/wp/lesson/
※他に池袋現代ギター社でもレッスンしています

お仕事依頼&お問い合わせは下記メールへお気軽に!
tomikawaguitar@gmail.com

いろいろなブリッジ〜ギター大集合!(4/22 ギターと歌のスペイン 4世紀)

明日、4月22日(土)に行わる「ギターと歌のスペイン 4世紀」と題するコンサートの準備をしています。場所は原宿にあるHall60

楽器の調整…なぜなら4種類も楽器を使うからです。

おなじギターの仲間といっても使う弦の種類も大きさも違うのです。例えば、ブリッジ部分でも随分違います。
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なぜこんだけブリッジが違うのでしょうか?もちろん、それぞれ「改革」して行ったのだと思います。より良い響き、機能性をもとめて。ですが、実は一番大切なのは「変化」なのです。

時代ごとに「人々の好みが変わった」のです。それがこういうブリッジの変化をみてもわかります。ブリッジのシステムが変化すれば「音の立ち上がり方」も変わります。

明日お越しいただける方はそのあたりにも注意して、演奏を聞いていただけると嬉しく思います。

最後に明日のオーススターキャスト!(当日は藤沢エリカさんというもうひとりスターが入ります!)

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「ギターと歌のスペイン 4世紀」
2017.4.22(土)
15:00開演(開場14:30)
前売り3500 当日4000円

20170422



















では、みなさまのご来場お待ちしております。



 
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今後の演奏予定

5/5 富川勝智(Gt)&岸本麻子(p)@押上・天真庵

5/7 Acoustic Ladyland(石塚裕美vo.&富川勝智)ライブ@大泉学園in”F”

5/13 プライベート演奏

5/21 富川勝智ソロ(ゲストあり?)@大泉学園in “F”

5/27 アコレデ+尾野桂子@学芸大学チェロキーライブタバーン

6/11 リオリコギターアンサンブル定演

6/17 リオリコギターアンサンブルとしてギターアンサンブルフェスティバル出演

6/23 富川勝智ギターリサイタル@代々木上原MUSICASA

7/1 スペインギターフェスタ@銀座山野楽器

7/7 富川勝智(バロックギター)&安井希久子(パーカッション)@大泉学園in”F”

7/10-20 ChamberArt @マドリッド
8/25 イベロリベロLIVE@西荻窪音や金時

9/2 富川ギター教室発表会:ゲスト
9/4スペイン音楽コンサート(仮)@豊洲シビックセンターホール 

9/21 富川ソロ@スペイン風居酒屋グラナダ 

9/23 濱田圭&富川勝智ジョイントコンサート@松本ギター工房

10/21 富川勝智ギターソロ@仙台・戦災復興記念館

レッスン覚書2017年4月3日〜17日

1:どの曲も最初にテンポをしっかりと設定してから、スタートすること。なれてくると調弦する「ふり」をしながら、テンポ設定作業をすることができる。

2:何曲かまとめて弾く場合。組み合わせによってテンポ設定しやすい場合とそうでない場合がある。 メドレー的に弾く場合は、相互の調性をしっかりと考えることもそうであるが、リズムの整合性などを考えるべし。

3:スラー。しっかりと音を出そうとすると、「はやくなる」傾向がある。それを癖にしないこと。「任意のタイミング」でコントロールするべし。

4:カーノ、ワルツ・アンダンティーノ。メロディーはアポヤンドで弾きたいなあ、と思うのであれば、低音とのバランスを整えること。

5:各調におけるポジション重視による音階と、和音のフォーム。それを最初はしっかりとわけて学ぶ。その後に両者を歩みよらせていく。それがクラシックグリップのフォーム作りでは一番重要。

6:アルベニスは実にメロディーのセンスがない作曲といえる。独創的なフレーズはなく、基本の「軸」に尾ひれはひれがつくだけのことが多い。その「おひれはひれ」をどのように感じ取っていくか…それが良い演奏かいなかの分かれ目となる。

7:同じジャンルの音楽をたくさん聴くことと、それに執着して「同じジャンルの音楽しか聴けなくなること」はまるで別物。できれば前者でいたい。

8: いろいろな音楽に無理に触れる必要はないが、そういう心構えと行動をとることだ。自分の中の縛られた価値観で暮らすのは楽である。ただし、音楽は「刺激」である。脳みそをぴりぴりと動かす音楽=本当の音楽である。

9:初心者のうちから、左手の指先は指板上を向いているように厳しくやっておかないと、あとで修正が厳しい。「指がはねあがる」がデフォルトになってしまっている人が、指板上に指先を向けようとした瞬間に「押弦してしまう」ことが多々ある。「指を意識する=動かす」という間違ったスイッチがはいってしまうのだ。実はジストニアの原因もここにある。

10: ポジショニング。最初から1弦から6弦までで行うこと。その上で左指の「はこ」の形を意識して1弦上のポジション練習を行うこと。つまり、同時に6弦のポジション練習もおこなうべし。

11:ちゃんとした譜読みができていない「現代曲」演奏はとても危険。ひたすらに作曲家がつけた細かいニュアンスを読み取っていくこと。

12:メロディーをきちんと歌わせる。それから低音をつけてみる。そして和声を分析してみる。いつも、その裏にメトリークを感じること。拍節感はいつでも存在する。一瞬裏方にまわろうとも、絶対に存在する。

13:メロディーのモチーフを常に探しつづけること。モチーフを探したあとはそれがどのように作品全体に「ちりばめられているのか」を考える。そのままの形かもしれないし、すこし変形していたり、別の要素が付け加えられているかもしれない。シェーンベルクの「作曲の基礎技法」は必読である。 

できあがりフライヤー紹介 2017.4月〜7月

告知がおそーい!とか言われることが多いので、フライヤーがあがったものから、じわじわと紹介しておきます。

4月22日(土)「ギターと歌のスペイン 4世紀」@原宿Hall60
→藤沢エリカさんとのデュオ。
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5月5日(金・祝)富川勝智&岸本麻子@押上・天真庵
→ひさびさの押上・天真庵でのライブです。お食事付きです。限定16名おはやめに!
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5月7日は大泉学園in"F"にて「アニメソング特集」。アコレデでライブします。ゴールデンウィーク最終日ですが、午後からのんびりと。翌日からの活力を!
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5月27日尾野桂子誕生祭「春の夜の夢ばかり」@学芸大学チェロキーライブタバーン
→尾野桂子さんの誕生祭ライブにアコレデがコラボしまーす。
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6/23 富川勝智ギターリサイタル@代々木上原MUSICASA

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7/7 富川勝智(バロックギター)&安井希久子(パーカッション)@大泉学園in”F”
→一度やってみたかったバロックギターとパーカッションとのデュオ実現!
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4/22 4種類の楽器でのソロ演奏もあります!〜時代を感じてもらうために

4/22のコンサートのリハも順調に進んでいます。
400年分のスペイン歌曲をざっくりとたどっていきます。4種類の楽器を使います。

16世紀:ビウエラ
17〜18世紀:バロックギター
19世紀:19世紀ギター
20世紀:モダンギター

せっかくなので、それぞれの楽器で独奏曲を一曲ずつ聴いていただこうということになりました。

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ビウエラでは「牛をみはれ」
バロックギターではサンスの「カナリオス」
19世紀ギターではソル作曲の「魔笛の主題による変奏曲」
モダンギターでは歌とやる「スペイン歌曲集」の編曲者タラゴー氏の民謡アレンジをお届けしようと思っています。(これはレアだ!)


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「ギターと歌のスペイン 4世紀」
Hall60

2017.4.22(土)
15:00開演(開場14:30)
前売り3500 当日4000円

以下のアドレスへ必要枚数とお名前をお知らせ下さい。当日受付にて精算ください。前売り料金でご入場いただけます。
tomikawaguitar@gmail.com

✴︎チラシにのっているメールアドレスでも勿論オッケーです!

たくさんのご来場お待ちしております。



 
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今後の演奏予定

5/5 富川勝智(Gt)&岸本麻子(p)@押上・天真庵

5/7 Acoustic Ladyland(石塚裕美vo.&富川勝智)ライブ@大泉学園in”F”

5/13 プライベート演奏

5/21 富川勝智ソロ(ゲストあり?)@大泉学園in “F”

5/27 アコレデ+尾野桂子@学芸大学チェロキーライブタバーン

6/11 リオリコギターアンサンブル定演

6/17 リオリコギターアンサンブルとしてギターアンサンブルフェスティバル出演

6/23 富川勝智ギターリサイタル@代々木上原MUSICASA

7/1 スペインギターフェスタ@銀座山野楽器

7/7 富川勝智(バロックギター)&安井希久子(パーカッション)@大泉学園in”F”

7/10-20 ChamberArt @マドリッド
8/25 イベロリベロLIVE@西荻窪音や金時

9/2 富川ギター教室発表会:ゲスト
9/4スペイン音楽コンサート(仮)@豊洲シビックセンターホール 

9/21 富川ソロ@スペイン風居酒屋グラナダ 

9/23 濱田圭&富川勝智ジョイントコンサート@松本ギター工房

10/21 富川勝智ギターソロ@仙台・戦災復興記念館

ライブでの新兵器〜iRig Acoustic Stage&Campsギター

実は4/9のライブで、何人かのお客様から「富川さんのギターの音は生音じゃないですよね?でも生っぽかったのですけど…」と尋ねられました。そのくらい、いい感じでギターが響いていたようです。

実は今回は新兵器…「iRig Stage」というものを使ってみました。
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この箱の写真のピックみたいな形のマイクをサウンドホールのところにひっかけて、本体にコードを接続するだけ。本体の設定は極めてシンプル。おおまかな音作りとマイクセッティングがプリセットされています。やわらかめか明るめか、鉄弦かナイロン弦か…くらいをセレクトするだけでOK。

毎回、僕はライブで録画か録音をするのですが、想像以上に「生っぽい」音が出ていました!ちょっと感動。

いままで、マイクとプリアンプとミキサーで自分用のPAシステムを構築したこともありました。かなり生音に近いレベルまでは行きました。ですが、難点があって…つまり「持ち運びが面倒」とセッティングに時間がかかる。

iRig acoustic stageの利点は、小さい。軽い。簡単。
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こんな感じでコンパクトにまとまっています。

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上のがプリアンプシステム内臓の本体ですね。とにかくシンプル設計です。ですが、思っている以上に「生音」に近い感じにマイクが音を拾って、このプリアンプで「アコースティックな音作り」をしてくれます。

いままで、エレアコを借りたり、いろいろと試したことはあったのですが、PAやアンプなしの生音が「しょぼすぎる」ということがありました。20名程度のキャパで響きがよい場所であれば、生音を聴かせたいというのがクラシックギター弾きです。もちろん少しPAを通したとしてもミックスしたサウンドがでれば理想ですよね。

そして、完全生音でいけるか、すこしPAを通すか、完全にPAを通すか…は実は現場にいってリハーサル時に決定していくしかありません。

つまり、いざとなれば「完全生音」でもいけて、少しマイクで拾って増幅したいときには「ある程度の良い音質で増幅してくれる」というシステムが欲しかったのです。それでいて「面倒臭くない&持ち運びが楽」なシステムがあるといいなあ…といろいろなところに話をしていたのです。そして、このiRig Acoustic Stageを紹介されました。

詳細はこちらのページで確認してください→iRig Acoustic stage(hook upさんのページ)


そして、実は4/9のライブではギターも普段と違うものを使いました。

Campsというブランドのものです。メインはエレアコや量産タイプのものを作っているブランドですが、その中でも上位機種です。まだ日本では未発売のものですが、「ためしに使ってみてほしい」ということで、お借りしました。
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クラシックギターの鳴りはしっかりとあります。生音でもしっかりと音量のでるタイプです。「はりっとした音」とでもいうのでしょうか?…いい意味でのスペインの楽器独特の明るさがあります。iRigとの相性がとてもよかったと感じています。

もうすこし何度か本番で使ってみたいと思っています。 もう少し慣らしていって、この楽器の癖がつかめれば、よりiRigとの相性もわかってくるかもしれません。

 


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