1月25日の「日曜ワークショップ」で最終講義となります。
2009年から月1回ペースでずーっと続けてきたこのワークショップ。クラシックギターに関する技術や表現面のワークショップをみなさんと続けてきました。
気づけば200回を超えていて、自分でも「よくやったな…」って思います。
で、最後はやっぱり「まとめ」として、僕が一番伝えたかったことをもう一度ちゃんと言葉にして終わりたいなと思っています。
今回のテーマはすごくシンプルです。技術も表現も、“思い込み”を捨ててゼロから組み直す。
実は僕の場合、最初から「理論で音楽を組み立てよう」と思ってたわけじゃないんです。
むしろスタートはもっと単純で、巨匠の演奏や録音を聴いて「え、ここってどういうロジックでこういう表現になってるんだろう?」「なんでこの人は、こういう技術でこんなふうに弾けるんだろう?」っていう疑問が出てきたところから始まってます。
巨匠の演奏って本当にすごいけど、魔法じゃない。
絶対にそこには“理由”があるはずで、もし理由があるなら、自分でも少しずつでも近づけるはずだなって。そこから僕は、表現理論や技術のことを調べたり、身体の使い方まで含めて研究していくようになりました。
左手・右手のフォームやタッチ、爪、音の立ち上がり。そしてリズム・拍節感・フレーズの重心といった「表現」の部分まで。こういうところって、感覚だけで進めるとどうしても曖昧になったり、再現性がなくなったりするんですよね。
でも逆に言うと、きちんと理解して整理していけば、ちゃんと音楽は変わる。
だから僕は、技術も表現も「感情だけ」じゃなくて、ロジックとコントロールとして捉えることが大事だと思っています。
表現は「気持ち」だけで作るものではなく、理解と設計の上に、音楽は立ち上がってくる。
(もちろん気持ちも大事なんだけど、その“土台”の部分の話です)
今回の講義では、その“土台”の部分をまとめ直して、このワークショップの区切りにしたいと思います。
具体的な楽器を用いたワークショップは行いませんが、クラシックギターを学ぶ方には今後のためのヒントがたくさんある回になると思います。
今まで参加してくれた方も、初めての方も、よかったらぜひ。




