日本人以外へのレッスン・・・
今まで、10人ほどの日本に住んでいる外国人の方にレッスンをしてきました。
南米、ヨーロッパ、フィリピン・・・etc.
いろいろな国から来た人にレッスンしてきました。
 
日本在住の外国人の方でも、日本語が達者な方が多いので、その点は支障がありません。
もちろん、私がスペイン語でレッスンできるので、やってくる南米の方もいるのですが。
 
で、最近入った生徒でコロンビア人の女性がいます。
 
日本在住5年なので、言葉は問題ありません。
もちろん「和音」とか「スラー」とか、日本人でも難しい単語は、スペイン語で説明するのですが、実はこういう場合、一番難しいのが、「教材の選定」だったりします。
 
日本人によって書かれたギター教本には、想像以上に日本人しかしらない旋律が多いものなのです。
 
具体的にいえば、外国人の人にとって「かごめかごめ」は“耳慣れない旋律”なのです。
 
おそらくギター教本の最初のほうにでてくる「チューリップ」も日本人であれば誰でも知っている楽曲ですが、外国人にはなじみのないものなのです。
 
ということで、外国人の生徒を教えるには、既存の教本ではちょっと難しいのですね。
 
ということで、オリジナルのテキストを作成してレッスンに臨むことにしています。
 
 
中級者以上になれば、テクニックも読譜力もありますので、普通のクラシックギターレパートリーをやらせれば、言葉の問題を除いてはレッスンに支障はありません。
 
・・・いろいろと考えると、自分が思っている以上に日本人の文化に染まっていると思ってしまいます。
 
外国人のレッスンで、ついつい「たこたこあがれ」を歌いたくなる自分がいたりして・・・