過去日記アーカイブです。
クラシックギターのLPというのは、結構奥が深いものです。
一般のクラシック音楽のLPはプレミアがついていることが多いですが、幸いなことにクラシックギターのジャンルはあまりにも「マニアック」なため、「お!」という奏者のLPが「え?」というくらい安い値段がつけられているものが多いのです。
最近もホセ・ルイス・ゴンサレスのLPが1000円で売られていて、しょうがないので購入しました。
以下のLPを2001年8月9日に購入と書いてある。
1. Sonja Prunnbauer「Virtuose Gutarrenkonzerte」(LP)
2. Jorge Oraison「Leo Bruower Guitar Music」(LP)
3. Alice Artzt「20th Century Guitar Music」(LP)
4. 「La Nuova Musica Italiana」(CD)
1.には、タンスマンのギターコンチェルトが収録されている。2.のレオ・ブローウェル曲集でギターを演奏しているギタリスト、オライソン氏は1971年度の「パリ国際ギター・コンクール」の銀メダリスト(つまり2位?)とプロフィールにある。「図説 ギターの歴史」(ペーター・ペフゲン著、田代城治訳。現代ギター社)で調べると、このコンクールについての記述がある。権威あるコンクールである。この本には優勝者の名のみあって、この人の名はなかった。ちょっと可哀相に思う。ちなみにこの年は第1位が空席の年であった(つまり、このオライソンさんは実質上の最上位)。3.の、アリス・アーツさんは1943年生まれの女流ギタリスト。デュアルテ作曲の「カタルーニャ民謡による変奏」の運指をつけているのが、この人である。このレコードにも、この曲を録音。その他、ヘンツェ作曲「3つのティテント」なども弾いている。4.は、テデスコのクインテットOp.143とフランコ・マルゴラのギターコンチェルトも収録されている。ギター演奏はクラウディオ・ピアストラという人。表現のつぼを押さえながらも、くどくならない繊細な演奏。他の弦楽器奏者の演奏も、うまい。
アリス・アーツ・・・かつて女流といえば・・・という存在の人である。
このLPで「うわ〜弾ける人だったんだな〜」と思った。それまで、楽譜の校訂者のところでしか印象がなかったので。
ヘンツェ「3つのティエント」(名曲!)は現代曲嫌いな人にもお勧め。
