久々のブログです。またサボりそうになっていました。
私の生徒には、同じエチュードをある一定期間をおいてから、復習させることが多いですが、本人がそのエチュードを練習したことを忘れていることが多いのです。
例えば、一年前にやっていたカルカッシをソルを終了したあとに復習・・・というときに、「え?この曲本当に練習しましたっけ?」という生徒が多いということ。
不思議なことに『指は覚えていて』以前よりはスムーズに弾けることが多いのですが。
何故か、私のほうは、その生徒さんと一緒に勉強したエチュードのことが覚えていて、そういえばこの音は切らないように・・・って言ってよな〜、とか左手の運指を決めるように言ったよな〜、とか覚えているわけです。
おそらく、あるエチュードをやるたびに、そのエチュードをやった生徒のことを思い出しているわけで、あ!このエチュードはあの生徒さんに先週レッスンしたな〜とか思い出しながらレッスンしているわけですね。
そういう意味で、この生徒さんはこのエチュードをやった・・・というよりは、このエチュードはあの生徒さんが弾いていたな〜という発想なのです。
あるエチュードに対してのケーススタディの例がたくさんある・・・という状態。それを生徒さんとのレッスンで記憶の奥から引き出すという過程があるので、生徒さんよりも覚えているというわけですね。
自分でこれに気づいたとき、結構な発見でした。